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映画「ハーブ&ドロシー」続篇封切り

2013-03-19 | 映画
映画「ハーブ&ドロシー」がありがたくも望外のヒットになった
のが2年前。配給プロデューサをやって、とっても大変だったけど
楽しかった。

その続篇「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」が3/30から
始まる。こちらにはかかわっていないのね。外からの応援団の一人。
再ヒットを祈ってる。



国立ナショナルギャラリーへの寄付までが前作とすると、続篇は
ハーブとドロシーの寄贈が増え続け、なんとナショナルギャラリー
でも収蔵しきれなくなったそうで、あらためてすごい収集家だと
思う。全米50州の各美術館に50作品ずつ寄贈されることになった
ドキュメンタリー。



いろんな角度からの物語が詰め込まれている。ずっとまとまって
アパートメントにあったコレクションが1ヶ所に移る時と違って
50に分散されることに対して、彼らはどう思ったのか。

アーティストの中にはこの企てに反対したリチャード・タトルが
いた。作品が売れて手を離れれば、どこでどうなろうとあまりか
かわれないのに。対立と和解の物語があって、これだけでも深い
話だと思う。



そしてどの作品をどうやって50に分けるのか。受け取る美術館は
どう対応したのか?学芸員は、説明員は、そして見る人達はどう
うけとめたのか?子ども達ののびのび自由なこと。

ひとつひとつにハーブとドロシーがかかわっていく。行けるところ
は美術館の現場に足を運び、約束の展示会が進展していないとこ
ろには催促をし、閉鎖されることになった美術館の心配をする。

アートの展示方法もアドバイスする姿は、アーティストやアート
と一緒に人生を過ごしてきた生き様が透けてみえる。誰もまねで
きない強烈な人生だって思う。

映画館も変わり、東京では新宿ピカデリー写真美術館で封切ら
れ、全国で公開されていく。ぜひ映画館に足を運んで下さい。



ちなみにこの50州にひろがる活動はよくできた公式サイトがある。
英語だけど興味のある方は。

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