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北野武監督『龍三と七人の子分たち』

2015-06-06 | 映画
北野武監督の17本目になる最新映画を週末の土曜に観に行く。
公開が4/25だから、1ヶ月以上たってるんだけど、立川のシネ
コン・シネシティの77席は楽勝でほぼ満席にしてた。

北野監督の映画としては、例外的に万人受けするお笑い映画
だし、加えてテレビネタになりやすいのだろう、相当とりあ
げられてるのでは。

プロデユーサーでオフィス北野の社長・森昌行さんが、テレ
ビで稼ぎがあるから、赤字の映画ができる、とどこかで読ん
だことがある。

テレビで話題にすることが集客に役立っているわけで、テレ
ビと映画という映像メディアを知り尽くしているんだろうな
と想像する。



引退した爺さん元ヤクザ達と、ヤクザとの抗争を描くんだけ
ど、笑いの連続。設定に?があろうが、笑いをとるためとい
う北野武ワールドで押し進めていく。

たとえば、ヤクザがベンツで逃げるのを、乗っ取ったバスで
追っかけるシーンがある。追いつくわけない、って瞬間思う
んだけどそれも笑いに変わるw

笑いながら北野武ワールドに浸っていられる快感。役者とし
ても毎回登場するから、いつでてくるかと楽しみにしていた
ら、わりと早いタイミングで、人のいい刑事役で登場。



アウトレイジ(2010)、アウトレイジ ビヨンド(2012)が
ヤクザの抗争を描いたものだから、本作はそのなかで生まれ
た映画だと思ってたら、10年前にあらかた脚本はできていた
とか。

それが延びて延びてよ、ちょうど時節に合っちゃった
んだよ。「老人問題」とか「オレオレ詐欺」とかよ。



何が幸いするかわかんないけど、北野武監督でさえ実現まで
10年かかるとは、映画はなかなか難しい。

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