持続可能な国づくりを考える会

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脱原発へ向う「空気」?

2011年05月11日 | 原発の持続不可能性
 「持続可能な国づくりの会・理念とビジョン」
  ダイジェスト版
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 運営委員長の岡野です。

 今日の朝日新聞を読んでいて、もしかすると日本の政界は「空気」1)2)で「脱原発」に向うかもしれないという若干の希望を感じました。

 それは、例えば福島原発事故の現場や映像を見たり、ようやく公表されるようになった放射性物質汚染状況(21面)などを見たら、リーダーたちの感性がまともならそういう「空気」になって当然です。

 まず、菅首相が昨日記者会見を行ない、「今回の事故で〔原発増設を含む〕エネルギー基本政策は白紙に戻して議論する」と表明しました。

 それから、原発の再稼動について新潟県の会田洋柏崎市長、泉田裕知事、福井県の西川一誠知事、青森県の三村伸吾知事、佐賀県の古川康知事、石川県の谷本正憲知事らは、ニュアンスは違っても、現状でただちに再稼動を認めるわけにはいかないという点は同じようです。

 さらに、神奈川県の黒岩祐治知事と静岡県の川勝平太知事が電話で、浜岡原発の停止について正しい判断で良かったと確認しあい、黒岩知事が近く川勝知事に直接会って太陽光発電の普及を一緒に進めることを提案する、とのことでした。

 こうした「空気」がさらに「持続可能な国づくり」の空気へと膨れあがってくれることを祈ります。

 といっても、もちろん、それが誤った方向に暴走したり、逆に空気抜きされて鎮静化してしまわないためには、ただの「空気」にとどまらず、しっかりとした方向性・理念とビジョンに結晶・結集していくことが必須だ、と私は考えます。

 すぐに届く届かないは考えず、この空気が脱原発―持続可能な国への追い風になるべく、ともかく引き続き提言を続けていくつもりです。ぜひ、ご参加、ご支援ください。

(賛同していただけるようでしたら、例えば、この記事、これまでの記事をどんどん拡散してください。それからどんどんコメントしてください)。