goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

林の哲学者

2007年05月29日 | 07 花たち



【アカンサス】キツネノマゴ科

この花が咲き出してくると、季節が確実に動いてきたなって、そう思ってしまいます。

かなり巨大な植物で、2メートル越えるくらいのものにもお目にかかることがあります。
初めて出会ったときはその大きさゆえ、熱帯植物かと思ってしまいましたが、地中海沿岸が原産で、日本には大正時代にやってきたんだそうです。

コリント様式の柱頭の文様は、アカンサスの葉がデザインされているんだそうですよ。
古代ギリシャの時代から、馴染みのある植物だったんですね。

別名のハアザミ・葉薊は、葉っぱが大きなアザミのように見えるからということです。

林の下で咲いてるアカンサスに出会うと、哲学者の風情を感じてしまいます。
ここまで大きいと、擬人化しやすいです。

明るく開けたところにあるものには、そんなことは微塵も感じないのですけどね。

それにしても、あの小さなキツネノマゴのお仲間だと思うと、つい笑っちゃいます。



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2 コメント

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背高のっぽさん (ポージィ)
2007-05-29 10:40:57
私の背なら、この大型の花の間に入り込んでかくれんぼができちゃいます。
アカンサスというのですね。これまたスッキリ~
他の方のぶろぐに名前が分からないとアップされていたのですよ。
ちょっと調べてみたのですがたどり着けなくてモヤモヤしていました。
それが悟郎さんのおかげでスッキリ~です(^^)

検索もかけてみましたが、別名は「ハナ(花)アザミ」ではなくて
「ハ(葉)アザミ」ですね。
揚げ足取りみたいですけれど、下記事の「ヒョウタンボク」も
「ニョウタンボク」になってましたよ~

この背高のっぽのお花に、悟郎さんは哲学者の風情をお感じに
なるのですね。なるほど~と思って眺めていたら、ギリシャの時代の
長い衣を身にまとった学者さんたちの姿と重なって見えました。
思い込み、その他 (悟郎)
2007-05-30 02:47:39
★ポージィさん

アップしたものは、精々1メートルちょっとという高さでしたが、私が初めて見たアカンサスは、それこそ巨大で、2メートルは超えておりましたね。
日比谷公園での出会いでした。
なんじゃこれって、マジに思いました。

初めてだと、どこから探していいか、手掛かりの少ない花ですよね。
「背の高い花」くらいしか、思いつきません(汗)。
プレートがあったので、わかったんだと思います。

間違いのご指摘、ありがとうございます。
スルッと訂正させていただきました(笑)。
昨日、朦朧としながら書いてしまいましたのでね、ちゃんと検索しながら書いたつもりでしたが、得意の思い込みが派生したようです。
過去記事にはハアザミと、ちゃんと書いてあるのですがね(汗)。
ヒョウタンは打ち込みミスです。
ちゃんと確認しないといけませんね(大汗)。
お気付きの点がありましたら、是非ご指摘くださいね。

アジサイ同様、アカンサスの花には雨が似合うと、私は思っているのです。
孤高の風情が感じられて、思索する花のイメージが重なりましてね、哲学者へと繋がった訳です(笑)。
擬人化しやすいほどの大きさってことなんですがね。