11月18日(金)
きょうも小春日和で良い天気。
昨日は、私が会長を務めている津生活と健康を
守る会と津市社会福祉事務所長との恒例の懇談会
がありました。
今年は8月17日付で市予算要求(生活保護行政)
を行い、10月3日付で前葉津市長からの回答書を
いただいた事から、主としてこの予算要望書に関
して意見交換を行いました。
(※中野ゆうこ議員にも参加していただきました。)
予算要望は大きく5点。
①厚労省から、コロナ禍で生活困窮者に対するき
め細かな配慮を旨とする通知があるが周知徹底を。
②特例貸付の償還(減免世帯は来年1月から始まる)
の際、生活困窮者には、スムーズに生活保護を案内
してほしい。
③生活保護は権利であることを周知してほしい。
この観点で、「生活保護のしおり」の改善を要望し
ていたが今年作成されたしおりを提示してほしい。
④物価高騰やウクライナ戦争による燃料高騰対策を。
また、津市独自の手当等を。
⑤令和4年度の生活保護行政の決算資料の提供を。
回答については、①と②は通知にもとづき適正に
業務を遂行していると説明。
③については、ご要望の生活保護は権利であること
の明記やポスターをはったりはしないが、今年改定し
た「しおり」には、生活保護法第一条を明記し、この
中ではじめて憲法25条に規定する理念に基づき……。
の記述を載せた。
④は、生活保護の給付基準は厚労大臣が定める。電気
料金などの光熱水費は生活保護費に含まれ、冬季加算
が行われているが、ご要望の趣旨をふまえ夏季加算の
早急なる新設を来年度県政に対する要望の中に盛り込
んだ。なお、津市独自の手当は行わない方針。
その後、より詳しく説明を求め、要望を行いました。
その中で「生保を掲げると嫌がる人がいるので提示し
ない」とポスター掲示をしないと回答した事について、
私は啓発について「三重県や津市の保護率は全国から
みても低い現状。生活保護を受けようと思えば、あれ
もダメ、これもダメなどと否定的な事をいうのでなく、
むしろ、生活保護を受けて良かったなどの事例を積極
的に紹介しては」と提起しました。