2月25日(土)
以前ブログで紹介した西郊地区TPP問題を考える学習会が午後2時~4時
まで、津西部市民センターで開かれましたので、私も参加しました。予想を上
回る55人が参加、急きょ椅子や机を出していました。
はじめに、この学習会を企画した「TPP問題を考える準備会」代表の吉川
さんがあいさつ、基調講演は農業・農協問題研究所三重支部の早川喬さん
が行いました。その後、話題提供として、専業農家の前川さん、医療の立場
から三重民医連の藤井さん、消費者団体として三重県生活協同組合の岡本
さんが行い、最後に吉川さんが、ジャイカの農業技術スタッフとしてチリとエ
クアドルに行ってこられた経験から「TPP路線を行く国、TPP路線を拒否する
国」と題して報告されました。最後にフロアーから発言がありました。
また、この会を正式に発足することを確認しました。
早川さんはレジメにもとづいて、多くの角度からTPPの問題点を話してくれ
ました。根本問題は「日本の市場をアメリカに差し出すだけ」ということであり、
米は一割しか残れないこと。、農村が維持できなくなること。政府が事前協議
と言っている間に終わりにしてしまおうと話されました。
フロアーからの発言では「TPPで食糧を輸入していると、どこの国でも自国
を守るから、非常のときアメリカなどの外国が食糧を売ってくれるかだ。ソロバ
ン勘定ではいかん」「食の安全を考えてほしい」「私は、おいしい米づくりを外国
に教えてきたが、日本人のすばらしいところは米を大事にするところだ。またこ
ういう集会がすばらしい」という意見や感想も出ていました。
私もフロアーから「TPPをはねかえすと同時に農業で食べていけるようにしな
ければならない。昨年の11月に超党派の議員が『TPP参加表明に反対する
決議』をしたが、三重県では賛同者は自民党の2人だけだった。日本共産党
の国会議員が、三重県にいなくて残念だ」と発言しました。