午前6時の気温はマイナス2度。どんより曇り空でござる。
きのう日中は、ポカポカ陽気でたいそう気持ちのよい一日でござった。町のあちこちでは、家の周りの氷を砕いたりする光景が見られました。
こうした風景は、春にしか見られない雪国特有のものでござる。ポカポカの日差しの中で、ツルハシかなんかでコツコツ路上の氷を砕き、水たまりができないように、下水道への水路をつくったりするわけなんだな。
ぬるい風が吹き、キラキラ陽が射し、作業している方も、それを見ておる方も、なんとはなし、春の訪れを感じる風物詩なのでござる。
今年はとりわけ雪の多い、厳しい冬でしたから、なんだかとっても春が待ちどおしい気がいたします。
ぱふぱふ大好き、パウダージャンキーも歳かしらん、、、
そんな昨日は確定申告をしてまいりました。先週一度、税務署を訪ねたのですが、対応したお役人さまがたいそう偉そうで、腹を立てて帰ってきたのです。
ありゃ、公に奉仕する「公僕」が、納税者にとる態度ではござりません。ようは小生意気な木端役人。税金で食べさせていただいておるってことをすっかり忘れておる。
で、すっかりへそを曲げたおぢ、帰ってきてしまったのです。ま、今回はごくフツーの方が対応したので、何ごともなく穏やかにつつがなく帰ってきましたけどね。
そういえばきのう、8億円もの脱税をしたとして、ニッポンの不動産王が逮捕されたそうな。税務署のお役人さまは、こうした脱税野郎を探し出す方に精力を傾けていただかんと、どもこもならんです。
貧乏人を苛めてどうする!! と思いますけどね。
さて、
先月、PS遠隔操作事件で、マスコミで「ネコ男」と呼ばれる男が捕まった。逮捕されたのは片山祐輔さんという、30歳の気弱な感じの「おたく」でござる。
この事件に関して警察は、まったく無実の人々を次々逮捕。4人も誤認逮捕して、その人たちの人生を大きく狂わせた。
でもって、真犯人だとして片山祐輔さんが逮捕され、大々的に報道されましたです。
ではありますが、本人は完全否認。日刊ゲンダイによると、「インターネットの掲示板で「真犯人」と名乗る、新たな書き込みが見つかり、ちょっとした騒ぎになっている。」そうな。
いやはや、もしこれが本当なら、警察は大失態に大失態を重ねる大事件でござる。
そもそも、今回の事件は、単なる「威力業務妨害事件」でござる。大マスコミが何度も一面トップで報じるような事件とは思えませぬ。
もっとも、他人になりすまし、殺害予告なんかしておるわけですから、事件といえば大事件、怖いといえばたいした怖い。
3月9日号の週刊現代では、ジャーナリストの魚住昭さんと青木理さんがこの事件について対談し、「冤罪だったら刑事も記者も全員クビです」としておる。
横の見出しも「お前ら、犬か? 警察のリークを垂れ流す記者たちへ」とまことに辛辣なのじゃ。
確かに新聞テレビは大騒ぎ。逮捕直前に、この片山祐輔さんの一挙手一投足を取材し、逮捕後に放映したりしておる。情報源はもちろん警察じゃ。
この事態に青木さんは「今のメディアがやっていることは『事件報道』ではなく『捜査当局の動向報道』に過ぎないのです」としておる。
魚住さんは「その結果、間違った報道をしてもだれも責任を取る者がいないという事態が生じる」と話す。
まことにごもっともでござる。
そして青木さんは最後に「仮に今回の逮捕が誤認逮捕だとしたら、刑事司法の『神話』が崩壊する決定的な契機になるでしょう」と締めくくっておる。
週刊現代では、片山祐輔さんの弁護士の話として「今もって、警察は何を決め手に逮捕したのか明らかにしていません」「彼が犯人でないという確信を持ったのは、真犯人が使用したとされる『遠隔操作ウイルス』です。彼にそれがつくれるか確認したら『つくれません』と断言しました」そうな。
さて、この事件の真実、どこにある?
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