おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

iPS細胞が、ガンを撲滅する!?

2016年01月12日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス10度。

連日厳しい寒さが続いております。

1月もそろそろ中旬ですから、いまがこの冬の「寒さのピーク」でしょうか?

雪はちらほら降っておりましたが、つい先ほどから吹雪模様のお天気になりましたです。

さて、

歌手のデビット・ボウイさんがガンで亡くなった。

69歳でござった。

この方の歌に親しんだ記憶はほとんどないのですが、端正な顔立ちと中性的な独特の雰囲気があって、その存在感はなんだか凄いものがありましたです。

映画も大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」しか記憶にありませんけど、こちらも強い印象がある。

また、ジャーナリストの竹田圭吾さんもガンで亡くなった。

ニューズ・ウイークの日本版編集長だったということですが、テレビのコメンテーターとしての方が馴染んでおりました。

過日どこぞの番組出演しておるのをみて「ずいぶん痩せたけど…」と気になっていたのですが、やはりガンでしたか。

まだ51歳の若さでござる。

いまやニッポン人の2人に1人がガンで亡くなる時代だそうですから、明日は我が身だね。

そこで大注目は件のiPS細胞を使った白血病治療の研究でござる。

京大再生医科学研究所の河本宏教授らのチームが今年春から着手すると、各マスコミが先日伝えておりました。

実現すれば、iPS細胞を使ったガン治療として初のことだそうな。

治療法は、まず白血病の患者の血液から、ガンを攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」を採取する。

そして、この免疫細胞を使ってiPS細胞を作製し、再び免疫細胞に変化させて、ガンへの治療効果を探るのだそうな。

つまりはガンをやっつける「キラーT細胞」を、iPS細胞で大量に増やして、それでガンを治療する、ってことらしいのです。

ド素人でも、なんだか解り易い気がして「いいんでないの!!」と思っちゃう。

平成31年にも治験を開始するというから、ずいぶんとスピーディーだ。

で、河本教授は、「特に65歳以上の患者では白血病の治療法がなく、高齢者を想定した治療法の実用化を目指す。他のがんにも応用できる可能性もある」と話しているそうな。

ようはこれがうまくいくと、ガン治療が大きく前進するんではないか、ってこと。

だから凄いし、期待も高まる。

京大の山中伸弥教授が作ったiPS細胞、いよいよ実用化でござる。

すでにノーベル賞を受賞しておる山中教授ですが、この治療法が確立すると、河本教授とともに「人類の救世主」となりえます。

ニッポンには凄い人たちがいるもんですなぁ、、、

がんばれ山中、がんばれ河本!!とおぢはエールを送るのです。

厳冬の朝、訃報が相次ぎましたが、なんとはなし、明るい元気な気分にもなったりするおぢでした。