牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

131 原田3.6牛乳 200mlパック (新潟県・原田乳業)

2009-11-27 | パック牛乳(甲信越)
洋食器の製造で有名な、新潟県のほぼ中央に市する燕市。
最近では、燕三条系ラーメンとしても名前を聞きます。
そんな燕市の原田乳業さんの、
原田3.6牛乳200mlパックです!





なんと、親子の鳥さんのキャラクターが!
牛乳で鳥さんだなんて、珍しいのではないでしょうか!?
燕市ってことでツバメなんでしょうが…
…失礼ながらツバメには見えません(笑)
つなぎを着ていて、なんとも脱力系。
同じ方向に開いた足が、なんとも可愛いですね!


公式HPによると、なんと創業は明治20年。
たいへん歴史のあるメーカーです。
燕市や三条市などの周辺地域では、商品をよく見かけました。
少量パックは、コーヒーも作っています。
また、プラスチックボトルの飲むヨーグルトほか、幅広く製造。
「雪国飲むヨーグルト」は、通信販売もしております。
なお、牛乳の1Lパックはほぼ同じデザインです。

1Lパックのコーヒーに限り、何故か県外でもタマに見かけます。
神奈川県でも、常時扱っている店があるほど。
でも、コーヒーのその他のサイズ&牛乳に関しては、
県外で見かけたことはありません。


(…と書きましたが、コメント欄でいただいた情報によると、
群馬県の上信越自動車道の横川SAで、この牛乳が売っているそうです)


製造者:原田乳業株式会社

製造所:新潟県燕市道金3040番地

購入場所:北陸自動車道・栄PA(三条市)

購入時期:09年5月

130 酒酪牛乳 200mlビン (山形県・酒田酪農)

2009-11-25 | 瓶牛乳(東北)
またまた山形県酒田市よりご紹介。
酒田酪農さんが販売する酒酪牛乳200mlビンです!

製造は、以前紹介した、同じく酒田市の田村牛乳に委託しております。
酒田酪農と田村牛乳は、酒田市亀ヶ崎5丁目まで同じ住所。
ご近所さん同士です。











ロゴが非常に凝っています。
「S」の字は、牛乳瓶を表しているのでしょうか?
ぐるっと「SAKATASHI RAKUNO」って描かれ、ちょっとお洒落なロゴです。
帯の「サカラク」って片仮名も、なんだか味があります。

あと、昔の農協マークならぬ酪農マークが入っております。
農協マークは、最近さっぱり見ません。
平成4年に、JAマークへ変更されました。





製造は、田村牛乳です。
実は以前まで、これまた酒田市の後藤乳業に製造を委託していました。
でも、後藤乳業は09年1月に廃業してしまったため、
田村牛乳が製造を引き継いだのです。

もし引き継ぎ先が見つからなかったら、
酒田酪農の銘柄は存続のピンチだったかもしれません。
いやー、よかったよかった…。


この牛乳は宅配のみの販売で、店頭では売っていないそうです。
田村牛乳に立ち寄った際、偶然にも酒田酪農の社長さんも来ておられ、
お願いしたところ快くその場で売っていただきました。

製造している田村牛乳の冷蔵庫には、酒田酪農の牛乳が保管されているのです。
でも、田村牛乳が勝手に売るわけにはいきません。
酒田酪農の許可が無いと、買えないんです。
つまり、購入したい際は酒田酪農さんに問い合わせるのが確実です。


ローカル乳業は次々と廃業してしまい、本当に厳しいです。
意識的に地元メーカーを購入するなどして、
地元の製品を地域で支えることが出来ればいいのですが…。


【過去に紹介した関連製品】
108 田村3.5牛乳 200mlビン
116 田村牛乳 200mlパック


販売者:有限会社酒田酪農

販売者所在地:山形県酒田市亀ヶ崎5-10-4

製造者:田村牛乳 田村正一

製造所:山形県酒田市亀ヶ崎5-6-57

購入場所:田村牛乳(酒田酪農さんの許可が必要です)

購入時期:09年9月

129 中野牛乳 500mlパック (三重県・中野乳業)

2009-11-21 | パック牛乳(東海)
先日ビン牛乳を紹介した伊勢市(旧小俣町)の中野乳業さんの、パック製品。
中野牛乳500mlパックです!








紺、緑、白の3色。
のどかな牧場風景が広がってます。
ゆるい牛さんがこちらを向いていて、可愛いですね!
パック2面に渡って牛さんは6頭も描かれており、なかなかの密度です。





センスがよろしい扇子のロゴも、パック上部にしっかり鎮座。
ナイス扇子!

なお、ほぼ同デザインで1Lパックも存在します。





中野乳業で伺った話によると、
瓶だけでなく、パック製品もスーパー等で売っていない模様。
詳しく聞いていないからわからないけれど、パックも宅配専用のようです。
購入したい場合は、中野乳業で直接購入する方法が確実です。


ところで、伊勢といえば、山村乳業が有名。
伊勢神宮周辺の売店や、近場のスーパーでも扱ってます。
また、通信販売も行っているので、比較的簡単に入手できます。
伊勢という観光地を生かし、商品も積極的に展開しているようです。

でも、中野乳業のように地域に根付いたメーカーも、なんとも魅力的。
他地域で製品を見かけることはほとんど無いし、
三重から出ると名前を聞くことも少ないけれど、
特定の地域で長年飲まれている歴史は、替えがききません。
味わうためには現地まで行く必要があるのですが、
わざわざ行く甲斐も、あるってものです(笑)

扇子が描かれた深緑の牛乳箱は周辺の民家の玄関先で多々見かけ、
しっかり根付いている様子が見受けられました。

三重県は、こういった地域密着型の牛乳屋さんが多く頑張っています。
地域とともに、いつまでも頑張ってほしいものです。





【過去に紹介した同社製品】
115 中野牛乳 180mlビン


製造者:中野乳業処理工場 中野実

製造所:三重県伊勢市小俣町宮前68-1

購入場所:中野乳業
(空パックを頂きました。本当にありがとうございます!)

購入時期:08年11月

128 玄米 180mlビン (沖縄県・みき屋)

2009-11-18 | 瓶牛乳(沖縄)
え?牛乳じゃないって??
紙キャップ&印刷瓶だから、ついでに紹介しちゃいます!

ってことで、沖縄県那覇市の牧志第一公設市場。
みき屋さんの玄米180mlです!








「みき屋」と「MIKIYA」。
非常にシンプル!
「180ml」の下の行は端が途切れていますが、
「売店 牧志第一公設市場内」って書いてあります。





真ん中のライン&フチは、沖縄に多いデザイン。
成分の「米・麦」ってのも潔いですね。
味のあるデザインです。
ちなみに、何故か瓶と電話番号が違います。


ちなみにミキと玄米は、沖縄や奄美地方を中心に販売されている飲み物。
簡単に説明すると、ミキは米を発酵させたドリンクでしょうか。
神事の酒「神酒(みき)」が元になっております。
玄米は、そのまんま玄米の飲み物で、健康食品として人気があります。
どちらもドロっとした食感が魅力ですが、旅行者には賛否両論のようです。


みき屋は、観光地としても有名な牧志第一公設市場の1階で、
5坪ほど(公式サイトより)の小さな店舗を構えています。
「ミキ」、「玄米」の2種の瓶製品(瓶とキャップは共通)のほか、
沖縄の食品も多々扱ってます。
通信販売も展開しており、冷凍のミキをプラスチック容器で販売していましたが、
サイトを見たところ09年11月現在は扱っていないようです(詳細不明)。


みき屋は沖縄で初めてミキを商品化した店。
戦後の沖縄で、金城カメさんが自家製の神酒を入れた桶を頭に乗せ、
お椀一杯を5セントで売り歩き始めたのが起源だそうです。
戦後の沖縄はコーラやジュースが清涼飲料水の中心でしたが、
この「神酒(ミキ)」も行列ができるほどの人気だったそう。
公式サイトより。歴史など充実していて楽しいです


……んで、今回私が紹介しているのは玄米。
ミキ屋なのに、ミキじゃなくて玄米。

実は、玄米じゃなくてミキを飲むつもりでした。
「ミキ」と「玄米」の2種を扱っているのに、
「玄米」の存在をすっかり忘れたまま、
店に並ぶ玄米を見て「(ミキを)1本お願いします」と言った私。
ミキは、並んでいなかった(気がする)んです。

そりゃ、当然玄米が出てきます。
出てきた茶色い飲み物をミキと思い込み、
写真を撮って、飲み干して、みき屋のミキを飲んだと大満足。

んで、のちのち冷静に考えたら、ミキって白色のはず。
あれ!?これ、ミキじゃない!?
茶色い飲み物は、もちろん玄米でした。
そういえば、味も玄米そのものだった…。
気づいた時は、最終日で時すでに遅し。
痛恨の間違いだ…orz

どっちにしろ、美味しいからいいんだけどね。
でも、「みき屋」って名前の店だし、やはり伝統のミキを飲みたかった…。
見た限り白い飲み物は見えなかったので、ミキは売り切れだったのかもしれません。
売り切れだったのだ、と思うことにしましょう(笑)


ってことで、ミキを飲みにいかなくてはなりませんね!
沖縄に宿題を残してしまいました(笑)


製造者:みき屋

製造所:沖縄県那覇市牧志3-2-43(牧志第一公設市場内

購入場所:みき屋(牧志第一公設市場)

購入時期:09年2月

127 北川牛乳 200mlビン (三重県・北川牛乳店)

2009-11-14 | 瓶牛乳(東海)
忍者の里として有名な、三重県は伊賀上野。
三重県伊賀市(旧・上野市)の北川牛乳店さん製造、
北川牛乳200mlビンです!











「北川」の文字をデザインしたロゴが目を引きます。
また、左側の「北川牛乳」と右側の「KITAGAWA」を囲むオビの部分が、
漢字の「北」を表しています。
芸が細かい!!





キャップにもロゴが描かれています。
65℃30分の低温殺菌牛乳で、大変美味しいです。


北川牛乳店は明治40年創業とのこと。
宅配がメインですが、近隣では小売もしているらしいです(詳細不明)。
ただ、目と鼻の先にあるジャスコでは扱っておりませんでした。

実は、北川牛乳には200mlのビンが2種類存在します。
今回紹介したものは、旧タイプの青瓶。
新タイプは茶色の瓶で、08年11月時点では2つの瓶を併用しておりました。
なお、中身はもちろん一緒です。
このほかにも、900mlの大瓶も販売しています。
また、毎日牛乳の製品も取り扱っております。


製造者:北川牛乳店 北川直司

製造地:三重県伊賀市上野桑町1542

購入地:北川牛乳店にて直接購入(伊賀鉄道・茅町駅から徒歩5分ほど)

購入時期:08年11月

126 新湊牛乳 200mlパック (富山県・新湊乳業)

2009-11-12 | パック牛乳(北陸)
富山県の新湊は、名前の通り港町。
現在は、合併して射水市になりました。
新湊乳業さんの新湊牛乳200mlパックです!








新湊乳業のスタンダード製品。
パックは青、白、赤の雪印カラーです。
でっかい木の中に文字が書かれていて、
木陰にはシルエットの牛さんが控えめに2匹。
ほぼ同デザインで、500mlと1Lパックが存在します。

また、たっち様主催のブログ「小さいミルクパックブログ」で気づいたのですが、
賞味期限の表示が「21.5.9」と元号表記で書かれています。
普通は西暦で表示するので、珍しい!
何か理由はあるのでしょうか??





パック上部には、キャラクター化された可愛い牛さんが。


前も言いましたが、
「新湊」のようなローカルな地名が商品名に含まれると、
外から来た人間にとっては魅力的です。

新湊乳業のパック製品は、
旧・新湊市を中心とした射水市のスーパーに多く流通しているようです。
ただ、当地のスーパーはほとんどチェックしておらず、
実際にお店では見かけていません。
また、富山市は多くのスーパーに行きましたが、一度も見かけませんでした。


【過去に紹介した関連商品】
118 新湊均質牛乳 180mlビン


製造者:新湊乳業協業組合

製造所:富山県射水市松ノ木1780番地

購入場所:新湊乳業にて直接購入

購入時期:09年5月

125 西牛乳 180mlパック (滋賀県・西牛乳処理場)

2009-11-07 | パック牛乳(関西)
またまた滋賀県の近江八幡市より。
西牛乳処理場さんの西牛乳180mlパックです!








牧場に牛さんと、ストレートなデザインです。
下部の波線がポイントでしょうか。
牛さんが、ちょっと短足で可愛いですね(笑)


瓶製品で有名(?)な近江八幡ということで瓶の印象が強いメーカーですが、
180mlのパック製品も牛乳、コーヒー、りんご、オレンジを製造しています。

瓶、パック共々スーパーなどに出していないので、一般の販売場所は不明です。
メーカーで直接購入する方法が確実です。


製造者:西牛乳処理場(西牧場) 西哲男

製造所:滋賀県近江八幡市出町135

購入場所:西牧場にて直接購入

購入時期:09年8月


【関連製品】
033 本間牛乳 200mlビン (本間牧場)
109 西牛乳 180mlビン (西牛乳処理場)
122 荒川牛乳 180mlビン (荒川牛乳)

124 赤城牛乳 180mlビン (群馬県・赤城酪農組合)

2009-11-05 | 瓶牛乳(関東)
群馬県渋川市(旧・赤城村)にある赤城酪農組合さん製造、
赤城牛乳200mlビンです!
ちなみに、アイスのガリガリ君で有名なのは埼玉県深谷市の赤城乳業。
「乳業」の名前ですが牛乳は作っておらず、全くの別会社です。








赤城山の周りに渦が巻いており、下には2頭の牛さんが。
ちょっとオシャレな感じです。
裏っかわにはバーコードが印刷されています。





キャップは王道デザインですが、
味のあるフォントです。


関越自動車道の赤城高原サービスエリアで、偶然見つけた牛乳。
900mlの瓶製品も売っていました。
パック製品も製造しているようですが、詳細は不明です。

今回紹介した牛乳ですが、
瓶にバーコードが印刷されているので、
それなりに小売もされていると思われます。


製造者:農事組合法人 赤城酪農組合

製造所:群馬県渋川市赤城町宮田1431

購入場所:関越自動車道 赤城高原サービスエリア

購入時期:09年5月

123 明治赤箱 180mlパック (沖縄県・沖縄明治乳業)

2009-11-03 | パック牛乳(沖縄)
久々に、沖縄県の牛乳をご紹介。
沖縄明治乳業さんの加工乳、
明治赤箱180mlパックです!








赤箱ってw
赤箱って名前から、飲み物なんて微塵も想像できないです!
もう、カルチャーショックです。
一度見たら絶対に忘れない、最高のネーミングセンスですねw
ちなみに、沖縄の牛乳って赤いパッケージが多いように感じました。


この赤箱、1Lパックは沖縄県内各地のスーパーで度々見かけましたが、
180mlパックはなかなか売っていません。
県内各地に店舗を持つスーパーのサンエーで2~3回見ましたが、
他の系列スーパーでは扱っていなかったように記憶しております。


ところで明治乳業のロゴが新しくなりましたが、
沖縄明治乳業も同じくロゴが変わりました。
明治乳業の製品は早々とロゴが切り替わりましたが、
沖縄明治乳業の製品もロゴは変更済みなのでしょうか。
気になるところです。


【過去に紹介した同社製品】
051 明治酪農牛乳 180mlパック


製造者:沖縄明治乳業株式会社

製造地:沖縄県浦添市牧港1丁目65番1号

購入場所:スーパーサンエー(店舗名忘れた。南部のほう)

購入時期:09年2月

122 荒川牛乳 180mlビン (滋賀県・荒川牛乳)

2009-11-01 | 瓶牛乳(関西)
水郷の町。そして瓶牛乳の聖地。近江八幡再び!
荒川牛乳処理場さんの荒川牛乳180mlです!








バット&ボール!!!
もう、文句無しにホームランですね。
「完全ホモジ」の直球ド真ん中の昭和感にも、空振り三振で完敗です。


この個性的なデザインは、
創業者さんが、野球をやってる息子をイメージしてデザインしたもの。
息子さんは、なんとプロ野球に進んだらしいです。
滋賀県出身で荒川選手に該当する選手を調べると、
かつて松竹ロビンスに在籍した荒川昇治選手であろうか。
荒川選手は八幡商業出身ということで、可能性は高そうです。





キャップにも野球のボール。
独創的で最高ですね!


荒川牛乳処理場は180mlの瓶製品のみの製造。
販売は、おそらく近隣の宅配に限定されているかと思います。
ラインナップは牛乳、コーヒー、フルーツの3種で、瓶は共通です。
漂流乳業様のサイトに昭和時代後期の瓶が掲載されているのですが、
現行のものと全く同じデザインです。


工場の入口には配達に使う年季の入った自転車が置いてあり、
古き良き光景が残っています。





製造者:荒川牛乳処理場 荒川賢二

製造所:滋賀県近江八幡市西元町15

購入場所:荒川牛乳処理場にて直接購入

購入時期:09年8月


【過去に紹介した近江八幡の牛乳たち】
033 本間牛乳 200mlビン (本間牧場)
109 西牛乳 180mlビン (西牛乳処理場)