牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

032 古川均質牛乳 180mlビン (島根県・古川牛乳)

2008-12-30 | 瓶牛乳(中国地方)
古川牛乳さんの瓶製品、古川牛乳の180ml(ビン)です!
実はこの古川牛乳さん、宅配の専門とのことで、一般には売ってません。
ってことで、旅行ついでに工場へ行ってきました(笑)








印刷瓶、紙キャップ、ビニールフードと、
3種の神器(笑)をしっかり備えております。
瓶には、デカデカとコミカルな表情の牛がデザインされています。
「空瓶は必らず返しましょう」の文字も味がありますね。送り仮名が気になりますがw
そして、「古川牧場」の文字。格好良すぎです。完璧です!
こういう商品に出会えると、遠路はるばる来た甲斐があったってもんです。





夕方に突然訪問したにも関わらず、社長さんはとても歓迎してくれました。
色々タメになるお話もして頂けましたし、本当に行って良かったです。


合理化等でローカルメーカーが減ってしまった鳥取県に比べ、(←大山乳業へ集約)
島根県ではまだまだたくさんの牛乳メーカーが頑張っています。

ただでさえ不況でローカルメーカーの廃業が相次いでいる世の中、
さらに合理化でメーカーが集約されてしまうとは、小メーカーにとっては絶望的な状況です。
このままの状況だと、ローカル乳業は減っていく一方です。
仕方ないことなのかもしれませんが、この現状、なんとかならないものでしょうか。


製造者:古川牛乳

製造地:島根県出雲市島村町55

購入場所:製造地にて直接購入

購入時期:08年10月

031 諫早牛乳 200mlパック (長崎県・諫早乳業)

2008-12-26 | パック牛乳(九州)
長崎県諌早市のメーカー、
諫早乳業さんの諫早牛乳200mlパックです!





青と白に、赤い文字。
雪印牛乳を連想させるこの色合いは、牛乳パックの王道と言ったところでしょうか。

この牛乳、シンプルなデザインですが、飾っておくと結構目立つんです。
4文字で大きく「諫早牛乳」と書かれているのが、ローカルメーカーファンとしては嬉しい限り。
なお、500mlや1リットルパックは可愛いイラスト入りです。
こちらは、荷物の都合で買えませんでしたが…。
公式サイトに写真があるので興味があったら見てみてください。

ところで、公式サイトに諫早牛乳風呂という商品が載っているのだが…。
1Lの牛乳パックと同じ形をしていて、見た目は牛乳そのもの。
「お中元お歳暮の贈答品」って書いてある。物凄く気になりますねwww
こんなユニークな商品、全国的に見ても珍しいのではないでしょうかw


この諫早牛乳のように、ちょっとした地方都市が商品名や会社名に入っていると、
いかにも地域に根付いたローカル商品と言った印象を受け、応援したくなりますね。
とてもシンプルなデザインですが、気に入っている一品です。


製造者:諫早乳業株式会社

製造所:長崎県諫早市正久寺町118

購入場所:諫早市内のセブンイレブン

購入時期:08年8月

030 養益舎牛乳 200mlパック (島根県・養益舎牛乳処理場)

2008-12-24 | パック牛乳(中国地方)
今回紹介するのは、養益舎牛乳の200mlパックです!
またまた養益舎さんです。繰り返しますが(笑)、島根県松江市の老舗メーカーさんですね。





格好良いパックですね!!
のどかな牧場風景が描かれていますが、文字のほうが目立ちますw
白&黄緑は、この前紹介したいなさ牛乳と同じです。


養益舎さんは、明治11年創業という超老舗メーカーです。
「養益舎」って名前、いかにも明治時代と言った趣がしますね。「養う」に「益」ですからね。
ゴリゴリの硬派な印象と言いますか…いわゆる帝国主義時代のイメージすらしますがw
時代に流されず、創業から一貫して社名を変えないスタンスは素敵です。
歴史の町である松江市に、ピッタリなメーカーさんだと思います。


【過去に紹介した同社商品】
023 養益舎牛乳 180mlビン
024 養益舎牛乳 200mlビン


製造者:(有)養益舎牛乳処理場

製造所:島根県松江市南田町115

購入場所:製造所にて直接購入

購入時期:08年10月

029 軽井沢物産館牛乳 200mlビン (長野県・軽井沢物産館)

2008-12-22 | 瓶牛乳(甲信越)
今回紹介するのは、
軽井沢物産館牛乳の200ml(ビン)です!
販売者が軽井沢物産館さん、製造者は群馬県の東毛酪農業協同組合さんです。








画像が無いので、自宅で牛乳を入れて撮り直しました。
物産館の名前が入ったビン牛乳っていうのは珍しい気がします。
なお、キャップは無地のプラ栓でした。
おそろいのデザインでコーヒーもありますが、未購入です。

軽井沢物産館で偶然見つけたのですが、他でも売ってるのでしょうか?
気になるところです。


軽井沢は長野新幹線が止まりますが、
新幹線開通に伴って横川と軽井沢間の普通電車が廃止されてしまい、
気軽に行きにくくなってしまったのが残念です。


販売者:軽井沢物産館(旧軽銀座にあります)

販売者所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢571-2

製造者:東毛酪農業協同組合

製造地:群馬県太田市新田市野井町741-1

購入場所:軽井沢物産館

購入時期:07年6月

028 乳しぼり3.6牛乳 200mlパック (静岡県・函南東部農業協同組合)

2008-12-19 | パック牛乳(東海)
静岡県の函南東部農業協同組合さん製造の、
乳しぼり3.6牛乳の200mlパックです!





富士山が描かれており、地域性が出ていて良いと思います。
パック下部の「たいへんおいしくできました」というユーモアも良いですね。
「交通安全 ゆずりあいありがとう」というのも面白いです。

こちらは、道の駅「ふじおやま」で購入!
この牛乳の1Lパックの他、朝霧乳業さんの「あさぎり牛乳」各種も売っていました。

ところでこの牛乳、
1Lパックには販売者が「御殿場農業協同組合」って書いてあるんです。
でも、200mlには製造者「函南東部農業協同組合」としか書いていないんですね。
販売者の表記は、一切書いてありません。
200mlのパック正面に「御殿場農協牛乳」って文字が書いてあるから、
200mlも「御殿場農業協同組合」の販売だとは思うのですが…スペースの都合でしょうか。


販売者:御殿場農業協同組合?

製造者:函南東部農業協同組合 丹那牛乳処理工場

製造所:静岡県田方郡函南町丹那366-1

購入場所:道の駅「ふじおやま」

購入時期:08年11月

027 八ヶ岳山麓牛乳 200mlビン (長野県・八ヶ岳乳業)

2008-12-18 | 瓶牛乳(甲信越)
長野県に本社がある八ヶ岳乳業さんの、
八ヶ岳山麓牛乳の200ml(ビン)です!
元々は山梨県小淵沢町に本社がありましたが、昭和61年に長野県茅野市へ移動したそうです。








八ヶ岳山麓という文字が大きく入っています。
旅行者にとっては嬉しいデザインですね!





続いてキャップです。
オーソドックスなデザインです。


小淵沢駅で予約した駅弁を購入した際、売店で発見しました。
この牛乳は、長野県と山梨県に販路を限定しているそうです。


ちなみに購入した「高原野菜とカツの弁当」は、「日本で初めて生野菜を使った駅弁」だそうです。
昭和45年発売というロングセラー商品で、当時は「駅弁の常識を覆した」と言われたとか。
発売元は、丸政さんというメーカーです。








昔から変わっていないであろう、レトロなパッケージ。たまりませんね!
こちらも、とても美味しかったですよ!


製造者:八ヶ岳乳業(株)茅野工場

製造地:長野県茅野市ちの172番地

購入場所:小淵沢駅の売店(改札外)

購入時期:08年7月

026 雪印牛乳 200mlパック (北海道・日本ミルクコミュニティ)

2008-12-17 | パック牛乳(北海道)
かつて、日本の牛乳パックといえば、
このデザインを想像する人が一番多かったのではないだろうか…!!
日本ミルクコミュニティさん販売、ミルクの郷さん製造の、
雪印牛乳の200mlパックです!

…雪印乳業さん製造の、と言えないところが悲しい……。。。





デザインは、もはや説明不要ですね。
誰が見ても雪印牛乳だとわかるほど、生活に馴染んでいたデザイン。
シンプルですが、格式の高さを感じます。
やっぱり、雪印は格好良いです。

雪印のロゴには☆が入っていますが、これは北斗星をモチーフにしたとのこと。
北斗星は、北海道を象徴する星だそうです。
サッポロビールも☆ですしね。五稜郭だって、☆の形です。
開拓使の徽章が赤い五稜の北辰星(北極星)であったように、北海道は☆に深い縁があるのです。


不祥事を機に、瞬く間に消えてしまった雪印ブランド。
関東では、チーズやバター、コーヒー牛乳は見かけました。
しかし、雪印の象徴とも言えるであろう青白デザインの牛乳は、
パッタリと店頭から姿を消してしまったのです。

もうすっかり製造中止だと思っていたんです。
牛乳はメグミルクに全て代わっちゃったんだ、って。
ああ、パックを買っておけば良かったな…って。


が、しかし…


北海道へ旅行へ行ったら、コイツが売られているじゃないですか!!!
あ~会いたかったよ可愛い可愛いwww





メグミルクと雪印、両方が売られているのは興味深いところです。
去年の旅行の際に500mlを、(200mlは見つからなかった)
今年の旅行の際に200mlを購入。

そして、コイツに関しては思い入れがあるだけに、
帰る直前にわざわざ1リットルも購入しましたwww

…あ、飛行機じゃないですよ。フェリーで帰りましたw
腐らないかちょっと心配でしたが、大丈夫でしたw


この牛乳、販売者は東京都、製造者は北海道。
こういう場合、カテゴリの地名はどちらにしたら良いのだろう。
北海道で見つけたわけであり、東京では売っていないので、北海道でいいか…。

調べたところ、どうやら北海道以外でも細々と生き残っている雪印牛乳があるそうな。
千葉で縦長の200mlパックが、名古屋ではなんとビン牛乳が売られているとの情報が。
雪印の印刷ビンが存在しているなんて、信じられません。
これは買いに行かなきゃいけませんねwww


製造者:株式会社ミルクの郷 本社工場

製造地:札幌市東区丘珠町573番地27

販売者:日本ミルクコミュニティ株式会社

販売者所在地:東京都新宿区富久町10-5

購入場所:苫小牧か函館か札幌。忘れましたw
コンビニやスーパー等、比較的多くの場所で売ってました。

購入時期:08年6月

025 ジャージー特鮮牛乳 200mlビン (佐賀県・ヨコオ牧場 ミルクハウスミルン)

2008-12-16 | 瓶牛乳(九州)
佐賀県のヨコオ牧場さんのジャージー特鮮牛乳、200ml(ビン)です!
特選じゃなくて、特鮮です。








↑画像が無かったため、自宅で牛乳を入れて撮影。
本来は、紫のフードがついています。

ポップなタッチの牛さんが可愛いです!
「YOKOO FARM」の文字の他にも、
「MILK HOUSE MILNE」の文字も見えます。

佐賀在住の友人いわく、「ミルンは結構有名だよ」と言っていました。
どうやら、地元ではミルンの名で親しまれているそうです。





続いて、キャップです。
「新鮮ですよ!」というのが面白いですね。


この牛乳は、武雄温泉の売店で購入しました。
風呂上りの一杯は格別ですね。とても濃厚で美味しかったです!


なお、武雄温泉は辰野金吾氏が設計した楼門や新館が有名です。








嗚呼、格好良い…!
辰野金吾は、東京駅や日本銀行本館を設計した佐賀県唐津出身の建築家。
洋風建築が多いので、この武雄温泉のような和風の木造建築は珍しいですね。

鍋島氏専用の浴場も残っている武雄温泉。
歴史を感じることが出来るこの温泉、とてもオススメですよ!


製造者:有限会社ヨコオ牧場

製造地:佐賀県佐賀市鍋島町大字蛎久883番地

購入場所:武雄温泉の売店(JR佐世保線・武雄温泉駅から徒歩10分程)

購入時期:07年9月

024 養益舎牛乳 200mlビン (島根県・養益舎牛乳処理場)

2008-12-15 | 瓶牛乳(中国地方)
今回紹介するのは、養益舎さんの200ml牛乳(ビン)です!
前回に続いて、養益舎さんです。島根県松江市の老舗メーカーさんですね。





180mlは緑でしたが、200mlは赤になります!
やはり、マークが格好良いですね!








片仮名で「ヨウエキシャ」。なんだかレトロな感じがします。面白いです。





ちなみに、キャップは180mlも200mlも同一の物を使用しております。
画像は、前回の使いまわしですw


大手メーカー全盛の現代、このようなローカルメーカーの立場は苦しいです。
無意識に大手メーカーを買うのではなく、出来る限り地元のメーカーを買いましょう!


【過去に紹介した同社商品】
023 養益舎牛乳 180mlビン


製造者:(有)養益舎牛乳処理場

製造所:島根県松江市南田町115

購入場所:製造所にて直接購入

購入時期:08年10月

023 養益舎牛乳 180mlビン (島根県・養益舎牛乳処理場)

2008-12-14 | 瓶牛乳(中国地方)
島根県松江市が誇る老舗の牛乳屋さん、
養益舎さんの180ml牛乳(ビン)です。





渋いっす!こういう昔ながらのデザイン、大好きです!!
「Y」と「M」を崩したマークが格好良いですね!!
おそらく、「養益舎」と「ミルク」の頭文字ってことでしょう。
六角形のビンも、雰囲気がありますね。

続いて、キャップです。





王道デザインですね!
やはり、マークが目立ちます。

この養益舎さんは、全国規模で見ても老舗の牛乳屋さんになります。
明治11年(1878年)の創業は、なんと今年で130周年。
工場の建物は江戸時代の長屋を使っております。
大正レトロさんのHPで見つけた記述によると、
大正天皇が皇太子時代に山陰地方を行啓された際、
宿泊先に献上されたのも養益舎さんの牛乳だったそうな。

養益社さんの商品は、基本的には宅配専用となっております。
スーパー等の店頭では扱っていないとのことです。
(養益舎さんの近所にある個人商店では扱っているらしいですが、詳細不明)
ですので、購入するためには直接工場へ訪れるしかありません。

ってことで夕方に電話し、翌日に伺っても良いか確認をしました。
すると「いつでも良い、今からでもOK」と言うではないか。
それならば、と、すぐに直行しましたwww

愛想の良いオバちゃんがとても親切に応対してくれて、
色々とお話を聞かせていただきました。
そして、出てきたのがこの牛乳です。
嗚呼、なんて格好の良いデザインなんだ…
本当に、行ってよかった。ありがとうございます。
他にも色々買っちゃいました。


松江市の人たち、養益舎さんの牛乳をとってみませんか?
宅配牛乳の現状は、顧客が減る一方で厳しいらしいです。
歴史あるメーカーの存亡は、地域の人に懸かっています…!


製造者:(有)養益舎牛乳処理場

製造所:島根県松江市南田町115

購入場所:製造所にて直接購入

購入時期:08年10月