牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

264 牛乳(地元美深産) 180mlビン (北海道・松山農場)

2012-07-19 | 瓶牛乳(北海道)

2連休を使い、旭川空港IN→新千歳空港OUTで、
レンタカーにて稚内へ突撃してきました!
今回紹介するのは北海道中川郡美深町の松山農場さん製造、
牛乳(地元美深産)180mlビンです!








軽量タイプの無地瓶に、シールをくるっと巻きつけたタイプ。
旅人にとっては「地元美深産」ってのが具体的で嬉しい限り。
だって「北海道産」って言われても、広すぎてぼんやりしてるじゃん?

青色で描かれた大きな瓶&特大の「牛乳」の文字。
シンプルイズベストです。





キャップは、オロナミンCのような上にクイッと持ち上げるやつ。
牛乳では、類を見ないと思います。白一色で無地でした。


今回は牛乳を紹介しましたが、松山農場といえば羊牧場。
日本唯一の羊乳生産農場らしく、シープミルクは知る人ぞ知る存在となっています。
羊は牛のように搾乳機が使えないため、数百頭の羊の乳搾りは全て手作業だそうな…

ここの羊乳(シープミルク)は東京・有楽町の交通会館内の北海道物産館でも買えます。
松山農場のHPには「牛乳の方が味は良いと思いますが、とにかく羊のミルクは濃いです。
羊くさい独特の臭いはありません。長い人生の中で、一度は羊乳を飲んで経験することも大事です(笑)」
って書いてありますので、是非チャレンジしてくださいw

私も飲みましたが、確かに牛乳のほうが飲みやすい…w
でも、羊乳も思ったより臭みは無いし、なにより貴重なので、飲めて良かったです。


【ラインナップ】
牛乳(瓶…180mlビン)
シープミルク(瓶…160ml瓶)
ほか、羊乳を使ったソフトクリームやアイス、ヨーグルト、チーズなど。
白樺樹液を使った清涼飲料水「森の雫」や、
羊肉も販売しているようです。


【買える場所】
美深町にある、道の駅「びふか」で購入。
牛乳はここでしか見たことがなく、他の販売スポットは不明です。
シープミルクは、有楽町の交通会館内にある物産館「北海道どさんこプラザ」でも販売(通年販売かどうか不明)。
シープミルクは400円と高価です。牛乳は160円なり。


製造者:有限会社松山農場

製造所:北海道中川郡美深町北町25番地

購入地:道の駅「びふか」

購入日:2012年6月


263 菅牛乳 180mlビン (秋田県・菅牛乳店)

2012-07-06 | 瓶牛乳(東北)

秋田県湯沢市(旧雄勝町)の菅牛乳さん製造、
菅牛乳180mlビンです!
「かん」じゃなくて、「すが」ですよwww
くれぐれも、お間違いの無いように。








狙っていない、本気の昭和デザイン!

……ってこの赤ちゃん、山形・遊佐の畠中牛乳と同じ図柄だぞw
経緯はわかりませんが、ともに老舗で日本海側の東北だし、
時代や地区で流行していたデザインなのかもしれませんね。

ちなみに菅さんは180mlの八角瓶ですが、畠中さんは200mlの丸瓶です。
こんな可愛いデザインの牛乳が現代に残っていて嬉しい限り。





キャップ。
「菅牛乳」、「牛乳」と、派手に主張。
日付欄、公正マーク、消費期限の部分が白い前方後円墳に見えますねw


【ラインナップ】
菅牛乳(ビン…180ml)
瓶牛乳1種のみで勝負する潔さ!!


【買える場所】
基本的には宅配がメイン。
菅牛乳店から宮城県方面へ少し戻ったところにある、
国道108号線沿いの「川崎商店」で小売を確認しました。

菅牛乳の周辺は秋ノ宮温泉郷。
上がりの1本として、各温泉に置いてある可能性はあります。
宅配は秋ノ宮温泉周辺のほか、奥羽本線の横堀駅あたりまでエリアらしいです。




川崎商店。冷蔵庫に2本だけ売っていた


菅牛乳は、湯沢市と言っても旧雄勝町の山間部。
湯沢市中心街からは車で1時間ぐらいかかると思います。
最寄の横堀駅からも20kmぐらい離れており、
バスも廃止された(?)ようなので、車が無いと訪問は厳しいです。

訪問にあたりネットで菅牛乳店を調べたのですが、
コレクター諸氏のサイトでも情報が少なく、現況不明の状態。
…ってことで電話をしてみたら、とても親切に対応していただけました。
マニアによる急襲なのに、ありがたい限りですw




菅牛乳店。看板は一切無し。購入の際は、事前に交渉&予約を


75℃15分の中温殺菌。
製造元にて、瓶代込で100円ちょいだったかな?
飲むだけなら、80円前後と格安です。
ローカル牛乳ならではのコクがある、濃厚でとても美味しい牛乳でした。

宮城の鳴子温泉からは、山を挟んで40~50km程度。
秋田側にあたる最寄の奥羽本線・横堀駅からは20km以上の距離。
アクセスが悪いため入手は難しいですが、チャレンジャーは是非!


【関連商品】
238 畠中牛乳 200mlビン (山形県・畠中牛乳) ←片面が同じ図柄
252 雄勝牛乳 200mlビン (雄勝酪農農業協同組合) ←湯沢市(旧雄勝町)の牛乳
253 こまち牛乳 200mlパック (雄勝酪農農業協同組合) ←湯沢市(旧雄勝町)の牛乳


製造者:菅牛乳店 菅勝悦

製造所:秋田県湯沢市秋ノ宮字湯ノ岱60

購入地:菅牛乳店にて直接購入

購入日:2012年4月


262 ささき牛乳 900mlビン (福島県・佐々木牧場)

2012-07-01 | 瓶牛乳(東北)

福島市の佐々木牧場さんが製造する、
ささき牛乳900mlビンです!





シンプルな牧場風景に、丸文字で「ささき牛乳」&「手づくり牧場」。
優しい印象を与えてくれるデザインですね。





キャップはオーソドックスなスタイル。
「ささき」って平仮名で書くと目の錯覚が起きそう…w


【ラインナップ】
ささき牛乳(ビン…900ml)
ささき牛乳 菜ノ夢(ビン…900ml) ←ノンホモ

菜ノ夢はインターネット上で存在を確認。
限定製造でHP未掲載のため、現況不明です。
菜ノ夢のビンは専用シールを貼ったもの。キャップは詳細不明です。


【買える場所】
福島市のコープマート方木田にて購入。
他の販売スポットは不明です。

宅配は、福島市内と伊達市(旧伊達町)を対称に週1回。
900mlで280円(配達料・税込)と、
製造に手がかかる低温殺菌牛乳の大瓶としては超良心的な価格設定!


ホームページによると、
ささき牛乳は昭和35年に先代が牛を飼い始め、徐々に規模を拡大。
しかし「自分の搾った牛乳と、出荷後にメーカーで製品化された牛乳の風味が違う。
自分で直接、牛乳本来の風味・美味しさを届けたい」と思い、工場を持とうと決意しました。
多額の投資が必要なため時間はかかりましたが昭和62年夏、ささき牛乳が誕生。
現在の製造量は1日最大400本で、
創業時から「美味しい、安全、手頃な価格」を掲げ、地域に密着して運営しています。

ささき牛乳のこだわりは「酪農家が自分で搾った牛乳を直接お客さんに届けること」。
牧場のホルスタインから搾った牛乳のみを使用し、併設の処理工場で生産しているため、
牛の状態や製造工程の全てを詳細に把握できる…とのことです。


福島市の牛乳ということで、残念ながら放射能の問題は避けて通れないでしょう。
ささき牛乳では放射性物質の自主検査をしており、HPで検査結果を公表しています。
いずれの回も検出限界値未満で「検出せず」の結果。
(検出限界値はセシウム134が0.5ベクレル/kg、セシウム137とヨウ素131はともに0.4ベクレル/kg)

事故後は、エサの牧草と敷きわらを北海道産に変更。
チェルノブイリの原発事故について本で勉強するなど、放射能対策をしているそうです。


ほんのり甘くて濃厚な、とても美味しい牛乳でした。


製造者:(有)ささき牛乳

製造所:福島県福島市佐原字入佐原50-1

購入地:コープマート方木田店 (東北自動車道・福島西インターから西へ約3キロ)

購入日:2011年6月