牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

箱036 堀田功乳舎 (熊本県天草市)

2014-01-22 | 牛乳箱(四国・九州)

熊本の離島(とは言え本土とは橋で繋がってる)・天草諸島。
天草唯一のローカルメーカー堀田功乳舎牛乳箱です。





ビンやパック製品でお馴染みの十字マーク!
シンプルだけどムチャクチャ格好いい!
薬箱に見えなくもないけれどw

かつての屋号は堀田牛乳店だったらしい。





「堀田ハイ牛乳」は加工乳。
今は「ハイミルク」の表記に変わっている。





こっちもハイ牛乳。


この箱、旧本渡市などの天草の市街地では見つけられなかった。
目星を付けた地区で音沙汰無しだったから諦めたんだけど、その後、市街地から5kmは離れた本渡楠浦郵便局の近くで偶然発見!
もっと残っていると思っていたけれど、天草を通じてコレ1個のみの遭遇だった。
まあ、市街地でも探せば残っているとは思う。





今回、天草でゲットした堀田功乳舎の製品たち。
左から堀田ハイミルク、堀田牛乳、堀田ラクトコーヒー、堀田牛乳、堀田ハイミルク。
瓶のコーヒーは製造していない。
上の宅配箱に出てきた加工乳「ハイ牛乳」は、「ハイミルク」として存続している。
左端のハイミルクのパックは、宅配や給食専門で小売されていないレアものらしい。


【過去に紹介した堀田功乳舎の製品】
270 堀田牛乳 200mlビン ←ラインナップや販売場所など詳しくはこちらを
282 堀田牛乳 200mlパック


【関連商品(魅惑の離島牛乳たち)】

・佐渡島(新潟県。日本最大の離島といえばココでしょう)
147 佐渡牛乳 200mlパック (新潟県・佐渡乳業)
箱015 小木酪農 (新潟県佐渡市)

・伊豆大島(住所は東京都。近くて遠い…)
007 大島牛乳 200mlパック (東京都・大島牛乳)

・八丈島(同じく東京都。飛行機だとひとっ飛び、船だと10時間以上)
266 八丈牛乳 200mlパック (東京都・楽農アイランド)

・淡路島(兵庫県。でっかい橋が架かってるし、もはや離島じゃないな)
015 淡路島3.7牛乳 200mlパック (兵庫県・淡路島酪農農業協同組合)
019 淡路島コーヒー 200mlパック (兵庫県・淡路島酪農農業協同組合)

・小豆島(香川県。肥田乳業は残念ながら製造中止です…)
メーカー訪問記001 さよなら肥田乳業 ~小豆島へ行ってきました~
036 肥田特濃ミルク 180mlビン (香川県小豆島・肥田乳業)
037 肥田牛乳 1Lパック (香川県小豆島・肥田乳業)
044 しょうどしま牛乳 200mlパック (香川県小豆島・肥田乳業)
047 肥田牛乳 200mlパック (香川県小豆島・肥田乳業)
186 肥田牛乳 200mlビン (香川県・肥田乳業)

・因島(広島県。しまなみ海道で本州~四国と繋がってるけどね。既に廃業)
箱007 中郷牧場 (広島県尾道市因島)

・天草諸島(熊本県。ココも橋で繋がっているけれど、遠い)
270 堀田牛乳 200mlビン (熊本県・堀田功乳舎)
282 堀田牛乳 200mlパック (熊本県・堀田功乳舎)


メーカー:(資)堀田功乳舎

製造所:熊本県天草市本渡町広瀬581-2

撮影場所:天草市・本渡楠浦郵便局の近く(うろ覚え)

撮影日:2013年1月


箱035 はまゆう牛乳舎 (宮崎県東臼杵郡門川町)

2014-01-14 | 牛乳箱(四国・九州)

2014年の初更新!
更新するする詐欺の状態が続いているのでw、
今年は「何日に1回は投稿する」などの戯言は慎みます。
適度にぼちぼちやっていきますよ、ってことで。

ってことで、
旭化成の企業城下町とも言われる宮崎県延岡市で発見した、
はまゆう牛乳舎牛乳箱です。
新年1発目にふさわしい、おめでたい図柄なんじゃないかと…





日本の国旗を思わせる、格好良い紅白のデザインです!
下部には、はまゆうの花が小さく描かれています。





サイドには「日の丸牛乳」の文字。

昭和時代の牛乳瓶を掲載している漂流乳業さんのサイトによると、
はまゆう牛乳舎は1971年(昭和46年)、日の丸牛乳と延岡酪農業共同組合(ともに延岡市)が共同出資して発足。
よって、正面のイラストは名前通り、日の丸を意識したものでしょう。





反対側も「日の丸牛乳」。

はまゆう牛乳舎の発足後も、日の丸牛乳および延酪の独自ブランドは存続しましたが、
1973年(昭和48年)に統一ブランド「はまゆう牛乳」に一本化。
統一後、日の丸牛乳は「はまゆう牛乳舎日の丸販売店」になったそうなので、
「日の丸牛乳」の旧名が入ったこの箱は、1971~73年の間に作られた可能性もあります(このあたりの扱いは適当で、旧名のまま表記された箱が存在するメーカーもいくつかあるので、怪しいですが)。
この箱は日の丸牛乳バージョン。延酪の名が入った箱も存在するかもしれません。


はまゆう牛乳舎はその後、1985年(昭和60年)に延酪が脱退。
しかし、1990年(平成2年)に旭牧場(延岡市)、丸山乳業社(日向市)が加わり宮崎県乳業協同組合を設立すると、延酪も一部製品を委託するなど関係が回復しました。
しかし何らかの理由で揉めたようで、旭牧場が脱退。延酪との関係も再び潰え、丸山乳業社はもともと資本参加のみで製造販売は自社で賄っていたため、はまゆう牛乳舎のみ残ってしまいました。
結局、平成10年代に乳業事業から撤退。
現在は「(株)企照」と名を変え、介護関係に鞍替えしています。

※漂流乳業さんのサイトを大いに参考させていただきました。ありがとうございました。


メーカー:はまゆう牛乳舎

製造所:宮崎県東臼杵郡門川町上町2の9 (はまゆう牛乳舎)

撮影地:アーケード商店街の「山下新天街」だった気が (延岡駅から徒歩数分)

撮影日:2011年1月


箱033 岡上ミルクプラント (高知県宿毛市)

2013-03-03 | 牛乳箱(四国・九州)

四国の端っこ、高知県宿毛市で見つけた、
岡上ミルクプラント牛乳箱です。





右手で牛乳瓶を持ってポーズ!
可愛いんだけど、子どもの髪型がまるでカツラw
もの凄い強風が、左から吹きつけています。




特撰均整牛乳




特濃ビタ牛乳。加工乳でしょう、おそらく。
電話番号が時代を感じますね。


箱は「岡上牛乳」ですが、「岡上ミルクプラント」が正式名称。
現在は、らくれん(四国乳業)の販売所として営業しているみたい。
インターネットではあまり情報が得られず、
往時のラインナップや瓶、キャップなどの仔細は不明です。


ところで高知県西部では、
四万十市(旧中村市)の栄養舎ミルクプラントが営業している…はず。
しかし電話したものの留守で、中村を散策しても牛乳箱は発見できませんでした。


メーカー:岡上ミルクプラント

所在地:高知県宿毛市

撮影地:宿毛歴史館の南、道路を挟んで角にある「文館跡」の碑がある建物

撮影日:2013年2月


箱029 西本牧場 (愛媛県八幡浜市)

2012-02-24 | 牛乳箱(四国・九州)

大分県の臼杵港から、フェリーに揺られて四国へ移動。
到着した愛媛県の八幡浜で見つけた西本牧場の牛乳箱です。





ロゴは「西本」を崩したものと思われます。
周りにメーカー名が配置された、オーソドックスなタイプ。
電話番号が漢字で時代を感じさせますね!





西本ヨーグルト。明朝体が渋い。





西本果汁各種乳飲料

各種ってことは、何種類もあったのでしょうか?
それだけキャップもあったのかな??


西本牧場は、私が色々とお世話になっているなおさんのブログにて、
曜日ごとに違う色を使用した7色の牛乳キャップが紹介されています。
7色揃った姿は圧巻!
キャップには「西本牛乳処理場」と書いてあるので、
こちらが正式名称でしょうかね。

現在はドライアイスや自動販売機の会社として存続しているようです。


メーカー:西本牧場(西本牛乳処理場)

所在地:八幡浜市大平

撮影場所:八幡浜市内
(フェリー乗り場から駅へ続く道の右手。大通り沿い)

撮影日:2010年12月


箱019 島原地方酪農協 (長崎県島原市)

2011-02-22 | 牛乳箱(四国・九州)
雲仙がそびえ立つ、長崎県の島原半島にて発見。
島原地方酪農の牛乳箱です。





島原牛乳。
ロゴも無く、とてもシンプルなデザインです。
ちょっと色褪せた青&赤の文字が、ノスタルジックな感じ。
下の青い文字のところは手書き感むき出しで、丸もいびつに歪んでいますw








ミネビタ牛乳。ミネラル&ビタミンで、加工乳ってとこでしょうか。





文字がハッキリした、やや新しい時代?の箱もありました。
まあ、これもそれなりに古いんでしょうけど。





一方、こちらは大瓶対応。
瓶と同じ絵柄が描かれてます。
上の2種よりは、新しい時代のものかと。





サイドはロゴ。





上の2種は、
島原城方面からアーケードの商店街を抜け、
島原フェリーターミナルへ向かう途中で見つけました。
島原郵便局周辺、と言えばわかりやすいでしょうか。

一番下の大瓶対応の木箱は、
島原駅や島原城周辺でチラホラと発見できます。


【過去に紹介した同社製品】
091 島原牛乳 200mlパック
113 島原牛乳 200mlビン


メーカー:島原地方酪農協同組合

所在地:長崎県島原市前浜町乙88-1

撮影場所:島原郵便局周辺(上2つ)、島原城周辺(下)

撮影時期:2011年1月

箱013 ひまわり南海乳業 (高知県高知市)

2010-08-01 | 牛乳箱(四国・九州)
豪雨に襲われる高知県で、水浸しになりながら発見。
こんな遠くにまで来て、何やってるんだ俺。
ひまわり南海乳業の木箱です。
現在の、ひまわり乳業さんですね!





憂鬱な大雨も一気に吹き飛ぶ、素晴らしいデザインキタコレ。
ゆる~いタッチの男の子と女の子が、牛乳瓶を仲良くストローで飲んでいます。
微笑ましいイラストです!





側面に書かれた「ひまわり南海乳業」は、現在の「ひまわり乳業」。
同社は社名の改称を繰り返していますが、
昭和48年に高知市の「ひまわり乳業」と土佐市の「南海乳業」が合併した際、
この「ひまわり南海乳業」が生まれました。
昭和50年代半ばには再び「ひまわり乳業」へ社名を戻しているので、
この箱は昭和48年~昭和50年代半ばの時期と考えられます。
(今回も、漂流乳業様のサイトを参考にさせていただきました)





牛乳箱を発見した佐川町は、吉本乳業のお膝元。
吉本乳業の木箱だと思って近づいたところ、まさかのコイツ。
方向感覚が無くなって道に迷った、というのは秘密だ。
(佐川駅周辺は線路がぐるっと周っているので、東西南北が狂う)


【関連商品】
056 ひまわり牛乳 200mlパック
055 吉本牛乳 500mlパック(佐川町のメーカー)


メーカー:ひまわり南海乳業株式会社
(現・ひまわり乳業株式会社

所在地:高知県高知市本与力町7
(現在は高知県南国市物部272-1に移転)

撮影場所:高知県高岡郡佐川町
(JR土讃線・佐川駅から徒歩数分。
国道494号線から佐川中学校近くの路地を入ったところ)

撮影時期:2010年7月

箱の時代:昭和48年~昭和50年代