牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

箱028 クボタ牛乳 (島根県浜田市)

2011-12-24 | 牛乳箱(関西・中国)

島根県浜田市のメーカー、
島根西部では有名なクボタ牛乳の木箱です。





白に青字で「クボタ牛乳」。真ん中には牛さんのロゴ。
このロゴ、現在は使われていません。
牛さんの目がないのは、元々の仕様か経年のためか…





サイドは、クボタ牛乳&住所&電話。
市街局番が1ケタ。年代モノです。





反対側のサイドには「特濃牛乳」。
数年前まで瓶の特濃牛乳があったようですが、現在は製造していません。

クボタ牛乳の製品は浜田市を中心とした島根西部では広く流通しており、
スーパーやコンビニでも頻繁にパック製品を見かけます。

紙栓&印刷瓶の「クボタ牛乳」、「クボタコーヒー」(ともに180ml)の2種も現役。
瓶は2種共通で、宅配のほか、自動販売機も島根の西部でタマに見かけます。
瓶の販売スポットとしては、道の駅「ゆうひパーク浜田」に自販機がありました。




現在の箱はプラ製に


この木箱は、西浜田駅を出て海側に直進し、
突き当たりを左折したところの小さな商店街で発見。
駅から徒歩1~2分の場所なのですぐ見つかると思いますが、
いかんせん浜田が遠い…





【かつて紹介したクボタ牛乳の製品】
112 クボタ牛乳 200mlパック (島根県・クボタ牛乳)


メーカー:(有)クボタ牛乳

所在地:島根県浜田市原井町907

撮影場所:西浜田駅(山陰本線)から徒歩1~2分の商店街

撮影日:2011年11月


箱025 石部牛乳 (滋賀県湖南市)

2011-05-26 | 牛乳箱(関西・中国)

滋賀県石部町(現・湖南市)で見つけた、
石部牛乳の木箱です。
ネット上でも情報が少ない牛乳屋さんですが、
どうやら1999年の終わり頃に製造を中止されたようです。





「搾乳直配」。牛舎も併設していた、ということでしょうか。
石部牛乳は、三浦さんという方が製造していました。
したがって、真ん中のロゴは「三浦」の文字を崩したものと思われます。
電話番号に市外局番が無いので、流通は局地的だったのでしょう。




シンプルに「石部牛乳」




毎度有難う御座います


この箱は、
石部駅から徒歩で10分ほどの場所にある、
国の重要文化財にも指定された「吉御子神社」の社務所で、
ひっそりと余生を過ごしております。

石部駅から吉御子神社の間をざっと歩いた程度ですが、
見つけたのはこれ1点のみ。
10年ちょっと前まで残っていたメーカーなので、
旧・石部町を探せばまだまだ箱はあると思います。


メーカー:石部牛乳

所在地:滋賀県甲賀郡石部町大字石部2538

撮影場所:吉御子神社の社務所(JR草津線・石部駅から徒歩約10分)

撮影日:2011年3月


箱018 犬飼牧場 (岡山県岡山市)

2010-12-23 | 牛乳箱(関西・中国)

2010年3月で自社製品の販売を終えた、
犬飼牧場の木箱です。
残念ながらブランドは無くなってしまいましたが、
牧場部門は継続しているようです。





縦書きで、犬飼牧場&電話番号。
イラスト入りだった瓶と比べて、とてもシンプルです。





サイドは「犬飼均質牛乳」と「犬飼ラクトコーヒー」。





反対側も同じでした。
なお、サイドが無地の箱も別に発見しましたが、
元々何も書いていなかったのか、後から消えてしまったのか、不明。





プラ箱も載せておきます。
こちらの真ん中には、瓶にも登場した牛さんが。
表記は「犬飼牧場」ではなく、「犬飼牛乳」です。
影で見えにくいけれど、
サイドは同じく「犬飼均質牛乳」と「犬飼ラクトコーヒー」。





反対側には、住所や電話番号などが記載されています。





大瓶対応のプラ箱もありました。
サイドは、小さいプラ箱と同じです。





この箱たちに、もう犬飼牧場の牛乳は宅配されません。残念です。





2010年3月時で、
瓶牛乳…900ml、500ml、200ml
瓶コーヒー…180ml
のラインナップでした。
また、倉敷市下津井地区にある浜田牧場の、浜田牛乳も製造していたようです。

販路のほとんどは宅配でしたが、
岡山駅近くのスーパー「ふじうら本店」では小売されていたとのことです。


【関連商品】
143 犬飼牧場 無調整牛乳 200mlビン


メーカー:犬飼牧場

所在地:岡山県岡山市北区田中139-112

撮影場所:犬飼牧場の周辺

撮影時期:2010年3月

箱の時代:不明


箱017 野島牧場 (和歌山県和歌山市)

2010-12-16 | 牛乳箱(関西・中国)

和歌山市の加太港へ行く途中で見つけた、
野島牧場の木箱です!





「自家搾乳」&「野島牛乳」。
手書きっぽい感じで、味のあるデザインです。





サイドは
「特別濃厚牛乳」&「毎度有難う御座います」。





左右が逆の箱もありました。
奥行きも、ちょっと薄め。




この、キツツキのつつかれたような穴は何なのだろうw


野島牧場さんは、数年前に残念ながら廃業してしまいました。
南海電鉄の支線・加太線の二里ヶ浜駅近くの工場は、今も建物が健在です。
ただ、残念ながら往時の瓶やキャップなどは全て処分してしまったそうです。

牛乳キャップはコレクターの皆さんのサイトで確認できますが、
牛乳瓶のデザインは不明です。
箱から察するに、瓶のデザインも格好良さげで気になります。


この牛乳箱は、野島牧場周辺の古い住宅街の一角で発見。
3個しか見つけられなかった上、うち1つは正面の図柄が判読不能の状態でした。




野島牧場跡地。見えにくいけど、看板には「野島乳業」の文字。


メーカー:野島牧場

所在地:和歌山県和歌山市本脇47

撮影場所:野島牧場近く

撮影時期:2010年10月


箱008 長久乳業 (島根県大田市)

2010-04-21 | 牛乳箱(関西・中国)

世界遺産「石見銀山」近くの温泉街・温泉津(ゆのつ)。
島根県は温泉津町(現・大田市)で見つけました。

島根県大田市のメーカー、
長久乳業さんの木箱です。





双葉のロゴが、可愛いでしょ!?
フタがちょっと大きめで、頭でっかちです。

「長久牛乳」と書いてありますが、社名は「長久乳業」らしい。
でも、漂流乳業様のサイトで拝見できる昭和37年当時の「全国牛乳処理工場名簿」によると、
当時の表記は「長久酪農農業協同組合」とのこと。
ほかの情報は、検索してもほとんど拾えません。

箱の右側の文字は不明。
製品の名前や社名が書いてあるかもしれないのに、
どうやら撮影し忘れてしまったみたい…。不覚なり。


温泉津は、昔の建物が多く残る静かな温泉街。
今回紹介した木箱も、町を歩けば多々発見できます。

長久牛乳さんは、06年9月頃(?)に残念ながら廃業してしまったらしい。
ネット情報によると、牛乳のほか、コーヒー牛乳、りんご牛乳もあった模様。

瓶にも、双葉のロゴが書かれていたのかな?
パック製品もあったのでしょうか?
さぞかし、可愛いデザインだったでしょう。

製品やキャップなどの画像は、見たことがありません。
一度、見てみたいものです。




温泉津の街並。


メーカー:長久乳業

所在地:大田市長久町長久イ601-1

撮影場所:温泉津の温泉街(それなりに箱は残ってます)

撮影時期:08年9月

箱の時代:不明


箱007 中郷牧場 (広島県尾道市因島)

2010-04-11 | 牛乳箱(関西・中国)

はるばるやってきた、広島県は因島。

尾道からバスに揺られ、しまなみ街道で数十分。
かつては瀬戸内海に浮かぶ普通の島でしたが、
今は尾道から愛媛県今治市まで橋で繋がっていて、車の往来も可能です。

島というのは、流通の問題もあってか島独自のブランドが多く存在します。
外から持ってくるよりも、自分達で作っちゃえ!ってことなんでしょう。
そう、因島にも牛乳のブランドがありました。

…過去形なのが悲しい。


因島で見つけた、中郷牧場さんの牛乳箱です。





牛さんの目が、ちょっとエッチな気が…(失礼)





側面は、特に何も書いていません。





「TEL357」という、簡略化された表記も時代を感じますね。
島の中で流通が完結している証拠と言えます。



中郷牧場は、平成7年頃に自家製造を辞め、銘柄も消滅した模様。
牛さんのイラストは、牧場創設者の奥様が手書きで描いたそうです。
(漂流乳業様のサイトより)

なお、漂流乳業様のサイトには、往時の瓶が掲載されております。


因島の中心、土生(はぶ)の商店街で発見。
目印は、昭和の空間がそのまま残る銭湯「紅梅湯」。
銭湯から歩いて10秒ぐらいのところにあるので、探してみてください。

ざっと土生を散歩した限りでは、
この箱は2個しか見つけられませんでした。
他に、もう少し新しい木箱(薄いピンク?色バージョン)が1個。
というわけで、同牧場のものは合計3個を確認しております。

じっくり探せば、まだまだ残っていると思います。


メーカー:中郷牧場

所在地:広島県因島市土生町1270-2

撮影場所:因島の銭湯「紅梅湯」から徒歩すぐ

撮影時期:2010年3月

箱の時代:不明


箱003 コクブ牛乳 (岡山県玉野市)

2010-01-28 | 牛乳箱(関西・中国)

急な思いつきで、高松から連絡線にて宇野へ行った。

瀬戸大橋の開通によって廃れた港町、岡山県の宇野。
四国との連絡口として賑わった宇野に、
連絡線と同じルートで一度行ってみたかったのだ。

船に揺られながら瀬戸内海の島々を拝み、宇野に到着。
宇野駅で次の列車が来るまで1時間。
その間、町をぶらぶら散歩する。
そんな時に偶然見つけた、この牛乳箱。

予想もしなかった嬉しい出会い。
岡山県にかつて存在していたコクブ牛乳の牛乳箱です。





って、見にくいw


実はこれ、正面に郵便ポストがそびえ立っているのです。
だから、この角度からの撮影が精一杯なんですね。
正面からの撮影は不可能です。

箱のサイズは大きめ。
ハイハイしている赤ちゃんが、時代を感じさせます。
作られたレトロではなく、本気のレトロ。最高です。





漂流乳業様のサイトによると、
現在は食品・輸入会社の大手として有名な国分株式会社が、
かつてコクブ牛乳として中国地方を中心に商品を展開していたとのこと。
当時は、結構有名だったようです。


そのコクブ牛乳も、昭和41年に銘柄が廃止に。
つまり、この箱もそれ以前のものということになります。
40年以上も前とは思えない状態の良さですね。



宇野駅から数分歩いたところにある店舗兼住宅にて発見。
ポストの陰に隠れ、長い長い余生を過ごしております。

コクブ牛乳の工場は宇野の近くにあったようなので、
宇野の町を探せば他にも残存しているかもしれません。



…なお、連絡船は結構大きかったのに、客は5人!
ダメだこりゃ。

ちなみに、瀬戸大橋経由のマリンライナーだと高松-岡山間は約1時間。
宇野で次の列車を待つ時間だけで、着いちゃいますね(笑)
ダメだこりゃ。

そして、3倍ほどの時間、約3時間かけて岡山駅に到着。
宇野ルート、ダメだこりゃ。

それでも、旅情満点の宇野経由が気に入ってしまった。
時間が許せば、また連絡線を使おうと思う。


メーカー:コクブ牛乳

所在地:岡山県玉野市宇野354(昭和34年時)
   :岡山県玉野市山田445(昭和36年時)
   (詳細不明)

撮影日:09年7月

撮影場所:岡山県玉野市(宇野駅徒歩数分。玉野警察署近く)

箱の時代:~昭和41年