牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

115 中野牛乳 180mlビン (三重県・中野乳業)

2009-09-29 | 瓶牛乳(東海)
三重県伊勢市の地メーカーと言えば、
伊勢神宮周辺でも頻繁に見かける山村乳業が有名です。
でも、実はもう1社ある!!!

中野乳業さんの中野牛乳180mlビンです!
伊勢市と言っても、市町村合併前は旧小俣町。
でも、距離的にはそんなに遠くないです。








ロゴが扇子!!ナイスセンス!!!
シンプルなデザインですが、大変格好が宜しいです。





キャップの文字のアナログさが可愛いですね。


中野乳業は近隣の住宅や学校・幼稚園などの宅配を専門としており、
スーパーなどでは売っていないそうです。
かつてはお店にも卸していたそうですが、宅配一本に切り替えたとのこと。

ラインナップはビン牛乳が180ml、90ml。
パック牛乳は1Lと500ml。
ビンのコーヒーは180mlです。
そして、珍しいのがビンのヨーグルト。
山村乳業もビンのヨーグルトを出しているので、
伊勢市にはビンのヨーグルトを出す店が2件もあることに。

中野乳業は山村乳業と比べて露出も少ないですが、
ヨーグルトや90mlビンがあるなど、なかなか個性的。
伊勢に行った際は、足を伸ばして中野乳業にも是非!!


製造者:中野乳業 中野実

製造所:三重県伊勢市小俣町宮前68-1

購入場所:中野乳業にて直接購入

購入時期:08年11月

114 高瀬牛乳 200mlビン (香川県・高瀬牛乳)

2009-09-26 | 瓶牛乳(四国)
香川県三豊市(旧高瀬町)のメーカの高瀬牛乳さん製造、
高瀬牛乳200mlビンです!
香川県では唯一残ったローカルブランドとな。








「三豊」の文字に、平仮名の「たかせ」が入ったロゴ。
裏面には、英字でシンプルに「TAKASE」。
ローカルっぽさが滲み出ている、何とも嬉しいデザインです。





キャップは超がつくほど王道デザインです。
住所が合併前の表記でした。


kazagasiraさんの御説明によりますと、
高瀬牛乳は香川県で唯一残ったローカルブランド。
観音寺市の土井牛乳、柞田牛乳販売組合、小豆島の肥田乳業と、
香川の牛乳屋さんは次々と廃業してしまいました。
ローカルメーカーを取り巻く現実は、非常に厳しいですね…。

ラインナップは瓶のみで、牛乳(200ml)、加工乳(200ml)、コーヒー(180ml)の3種。
基本的に宅配が中心でスーパーなどには出していないそうですが、
ネット情報によると豊中町のうどん屋、上杉商店で扱いがあるようです。
確認していませんが、メーカー近隣の個人商店なら、売っているかもしれません。

また、小豆島の「二十四の瞳映画村」で賞味できる給食セットの瓶牛乳は、
同施設のオリジナル瓶に小豆島の肥田乳業の製品が充填されていたのですが、
08年12月の肥田乳業廃業後は高瀬牛乳が後を受けて採用されたとのこと。
あくまでも香川の牛乳にこだわるスタンス、素敵ですね。

肥田乳業の分まで、高瀬牛乳にはいつまでも頑張ってほしいものです。


製造者:高瀬牛乳 小野仁

製造所:香川県三豊市高瀬町上高瀬1666-1

購入場所:高瀬牛乳で直接購入

購入時期:08年12月

113 島原牛乳 200mlビン (長崎県・島原乳業)

2009-09-24 | 瓶牛乳(九州)
長崎県島原半島の島原地方酪農業協同組合さん(通称しまらく)製造、
島原牛乳200mlビンです!








表面には、牛の世話をする子どもが描かれたイラストに、
「島原牛乳」&「おいしさいっぱい」の文字。
とても可愛いイラストで、コレクター以外にもウケがいいと思います。

裏面は、一転して硬派なデザイン。
ロゴは島原の「S」とミルクの「M」を表していると思いますが、
真ん中の円の左側が欠けているのは何故だろう。





キャップは緑色。
ロゴがビンとやや違います。


島原酪農のラインナップは非常に豊富です。
島原地方なら多くの店でパック牛乳が出回っていますが、
瓶製品は基本的に宅配とのことで、お店では見かけませんでした。

この牛乳は、島原酪農に併設された直売所で購入。
直売所があると気軽にメーカー訪問ができるので、助かります。


【過去に紹介した同社製品】
091 島原牛乳 200mlパック


製造者:島原地方酪農業協同組合

製造所:長崎県島原市前浜町乙88-1

購入場所:工場併設の直売所

購入時期:08年12月

112 クボタ牛乳 200mlパック (島根県・クボタ牛乳)

2009-09-22 | パック牛乳(中国地方)
島根県西部ではお馴染みの牛乳です。
浜田市のメーカー、クボタ牛乳さんの、
クボタ牛乳200mlパックです!





ゴックン、しまね。
八百万の神が集う出雲を擁す県ということか、神様のイラストが。
明快なキャッチコピーで島根をアピールしています。
打ち出の小槌からは農産物が出ていて、芸が細かく可愛いです。

白、緑、赤のイタリア色。
「クボタ牛乳」のフォントは、懐かしい感じがGOOD。

この「ゴックン、しまね。」のイラストですが、
島根県が県内ブランドの推進のために制定したものだそう。
県内の他メーカーの牛乳にも、同一のものが使用されていました。


クボタ牛乳は多くの製品を製造していますが、
メーカー訪問をしておらず、詳細なラインナップは不明です。

スーパーなどで私が確認したものだけを挙げると、
パック製品は、通常のクボタ牛乳が200ml、500ml、1L。
コーヒーの200ml、500mlと、低脂肪の200ml、500mlも確認しています。
低脂肪もコーヒーも、1L製品も存在すると思いますが、店頭では未発見。
このほか、「石見の朝」という1L牛乳&ヨーグルトと、
「こくがあって美味しい牛乳」という1L牛乳もありました。

瓶製品も、紙栓で堂々の現役。
牛乳、コーヒー、石見の朝があるようですが、まだ未入手です。
浜田駅で売っているという噂を小耳に挟んだのですが、
なんと駅が改装中で、売店が無かった…。ガックン、しまね。

浜田や益田などの島根の西部では、多くの店で頻繁に見かけるメーカー。
大手製品に負けない勢いで、大量に製品が並んでいました。


製造者:(有)クボタ牛乳

製造所:島根県浜田市原井町907

購入地:ココストア浜田駅前店(浜田駅より徒歩1分)

購入時期:08年10月

111 各務原牛乳 200mlビン (岐阜県・各務原牛乳)

2009-09-20 | 瓶牛乳(東海)
岐阜と愛知を隔てる長良川沿いにある、岐阜県の各務原市。
各務原牛乳さんが販売する各務原牛乳200mlビンです!
製造は郡上八幡のメーカー、郡上乳社さんです。








瓶のデザインは、最近モデルチェンジした模様。
シンプルで、すっきりとしたデザインです。
下のほうには、牛さんが小さく控えめに描かれています。

裏にはポップな文字の説明書きが。
全体的に明るい印象を持つビンで、
観光地や牧場などで売っていそうな感じ。





一方で、キャップは素晴らしき昭和の匂い。
デカデカと、K!!!
ビンとのギャップがナイスです(笑)

これ、かなりのお気に入りです。
色合いといい、デザインといい、絶妙です。
キャップデザインは、自社製造時代から基本的には変わっていません。


各務原牛乳はかつて自社で製造していましたが、
現在は郡上乳社や関市の関牛乳に製造を委託しており、販売に専念しています。

ラインナップはビン(牛乳…200ml、コーヒー…180ml)と、
パック(牛乳…1L・500ml・200ml、コーヒー…200ml)。
大ビンの有無は聞き忘れてしまい、不明です。

昔はスーパーなどでも販売していたようですが、
現在はパック製品も含めて宅配専門とのこと。
入手したいなら、直接訪問するしかない模様です。


販売者:各務原牛乳(株)

販売所:岐阜県各務原市鵜沼各務原町2-225

製造者:(有)郡上乳社

製造所:岐阜県郡上市八幡町島谷1204

購入場所:各務原牛乳にて直接購入

購入時期:09年2月

110 農協3.5牛乳 200mlパック (山形県・庄内農協乳業)

2009-09-18 | パック牛乳(東北)
山形県庄内地方ではスタンダードな牛乳。
庄内農協乳業さんの、農協3.5牛乳200mlパックです!





ミドリのパックは目立ちますね。
幾何学の模様が、割と凝っています。


庄内地方では多く流通している商品で、
鶴岡市や酒田市のスーパーには多くの1Lパックが並んでいました。

ところでこの農協3.5牛乳、色違いで3色あるんです。
農協コーヒーも入れると、同デザインで4色。

牛乳は緑(200ml)、青(200ml)、赤(180ml)の3色。
200ml牛乳は、同サイズで緑パックと青パックがあるのです。
成分などは一緒。2色ある理由は不明です。

農協3.5牛乳の1Lパックは緑なので、主流は緑パックの模様。
青パックと赤パックは余目駅近くの「Aコープぼんてん」で売っていましたが、
他では1度も見かけませんでした。

ビン製品も存在するようですが、まだ未入手です。


製造者:庄内農協乳業株式会社

製造所:山形県鶴岡市藤浪3-11-1

購入場所:余目駅の売店(?)

購入時期:09年1月

109 西牛乳 180mlビン (滋賀県・西牛乳処理場)

2009-09-15 | 瓶牛乳(関西)
マニアの間ではローカル牛乳の聖地とも謳われる(?)、
滋賀県の近江八幡市へ行ってきました。

この近江八幡、徒歩圏内に瓶牛乳を扱う牛乳屋さんが4軒もあります。
また、5km程度離れたところに、もう1軒。
つまり、近江八幡だけで5軒の牛乳メーカーがひしめきあっているんです。
21世紀の世の中で、この密集度は奇跡としか言えません。
レンタサイクルで一網打尽に出来ちゃいます。


といったわけで、ちょうど1年ぶりの近江八幡市。
西牛乳処理場さんの西牛乳180mlビンです!
通称・西牧場です。








「厚生大臣賞に輝く」が誇らしげ。
クローバーが最高に可愛い!!
見えにくいですが、瓶は八角形。
屋号の「西養生舎」が、格好良し。





ド派手な、黄色&赤。
なんだかオムライスみたいです(笑)
ところで、左のロゴは何であろうか。

ちなみに、キャップの細部のデザインが去年8月時と変わっていました。
次の画像は、去年のもの。





去年までは、赤字の部分に「HOMOGENIZED」と入っていました。
消えた理由は不明。


西牧場は1898年に京都市で創業。
その後、少々のブランクがあったようですが、
1926年に2代目が現在地に「西養生舎」として牧場を開いたそうです。
なんにせよ、長い歴史です。
西牧場のHPを参考)


西牧場のラインナップは、
瓶製品(180ml)は牛乳、ジャージ牛乳、コーヒー、フルーツの4種類。
パック製品(180ml)は牛乳、コーヒー、リンゴ、オレンジの4種類。
他、大瓶(多分900ml)の牛乳もある模様(未確認)。

リンゴやオレンジは最近まで夏季を中心に瓶で販売していましたが、
現在はパックでの製造となっています。
このように、種類はなかなか豊富です。

瓶もパックも基本的に宅配限定の様子。
仕事が忙しそうで、詳細は聞けませんでした。
なお、スーパーなどのお店では売っているのを見たことがありません。
ホームページには通販の案内もありますが、準備中のままです。

ということで、現地で直接購入する方法が確実です。
年中無休で、朝7時から夜19時まで営業しているようです。

75度で15分という低温殺菌。
大変美味しい牛乳でした。


製造者:西牛乳処理場(西牧場)

製造所:滋賀県近江八幡市出町135

購入場所:西牧場にて直接購入

購入時期:09年8月

108 田村3.5牛乳 200mlビン (山形県・田村牛乳)

2009-09-13 | 瓶牛乳(東北)
米どころの庄内地方。山形県酒田市のメーカー、
田村牛乳さんの田村3.5牛乳200mlビンです!








ウィンドウからのぞくような枠に、
牛乳瓶を持った子ども&水玉模様のライン。
可愛いデザインです。

漂流乳業様のHPにも掲載されておりますが、
少なくとも昭和時代後期~平成初期からデザインは変わっていない模様。
これ、20年ほど前のデザインとは思えません。
素晴らしい!!





キャップは意外にも青色。
青地の横が三角になっているところが、ポイントかな。


田村牛乳の製品は、基本的に宅配がメイン。
ラインナップは牛乳のみで、
1Lパック、500mlパック、200mlパック、
そして今回紹介した200mlビンの4種類です。
1Lパックの牛乳は近郊のお店にも卸しているそうですが、
他の種類は宅配、学校給食、病院食などでしか流通していないそうな。

また、パックのデザインが最高に可愛いんです。
こちらも、数回以内に紹介しますね。


かつては愛光舎田村牛乳という名前で、長い歴史を持つ牛乳屋さん。
現在は、森永乳業の製品も扱っています。
ローカル乳業が生き残るための手段として、
大手の製品を扱って売上をカバーするのは必然なのかもしれません。


製造者:田村牛乳 田村正一

製造所:山形県酒田市亀ヶ崎5-6-57

購入場所:田村牛乳にて直接購入

購入時期:09年9月

107 八尾牛乳 200mlビン (富山県・八尾乳業)

2009-09-09 | 瓶牛乳(北陸)

富山県を代表する祭り「おわら風の盆」で有名な八尾町のメーカー、
八尾乳業さんの八尾牛乳200mlビンです!











おわらのシルエットが印刷されたビンがキュート!!
編笠をかぶった、おわらの踊り手の女性が、抜群の存在感を放ちます。
ありそうで、無いデザイン。

フードがピンクなのは珍しいですね。
普通の牛乳は、紫が一般的です。





リサイクルしなくてゴメンナサイ!
地球にやさしくなくてゴメンナサイ!
大事にコレクションするので、許してください。





日付以外に英字の記号が入っており、珍しいです。
印字がはみ出していて、ちょっと不恰好かな。

キャップ自体のデザインは、とても可愛いです。


八尾乳業の製品は、
1Lパックや500mlパックなら富山県内のスーパーで比較的流通しており、
それなりに目に触れる機会がありました。

ただ、ビンの製品は探した限りでは八尾町でしか出会えませんでした。
八尾町ならビン製品も小売で結構流通していて、
駅の売店や、駅近くの商店でも売っていました。
もちろん、各種パック製品も勢揃い。

なお、他のラインナップとして、
少量パックとして牛乳2種、コーヒー1種を確認しています。
このうちの牛乳1種およびコーヒー1種は、
富山駅改札外の売店でも売っていました。


こういうコテコテのデザイン、結構好きです。
地域を感じる図柄は、観光客への訴求も高いはずです。


【2015年10月追記】
2010年1月末、魚津駅前のビジネスホテル「魚津マンテンホテル」の浴場前にある自販機で、瓶製品を販売していたそうです。
蛸田観光バス
さん、ありがとうございました!

2015年夏頃、富山市上袋の長八温泉で、瓶製品を販売していたそうです。
また、キャップの住所が「福島589」に変更されたようです。
みるくばろんさん、ありがとうございました!


製造者:八尾乳業協同組合 ←音楽が流れるので注意!

製造所:富山県富山市八尾町福島590

購入場所:越中八尾駅から徒歩2~3分のスーパー

購入時期:2009年8月


106 とやまの牛乳 200mlパック (富山県・とやまアルペン乳業)

2009-09-06 | パック牛乳(北陸)
今まで、当ブログでもすっぽり抜け落ちていた北陸地方。
ようやくですが、今年に入ってから数度訪問する機会に恵まれました。
といっても、ほぼ富山県ですが…。

ってことで、当ブログ初の北陸地方・富山県の牛乳をご紹介。


とやまアルペン乳業さんの、
とやまの牛乳200mlパックです!





パックに収まりきらないほどの巨大な牛さんが、
横から「おじゃましま~す」って感じで覗いています。
いやー、これは可愛いですね!!
この牛さん、「モーモーちゃん」という名前らしいです。

続いて、裏面です。





なんと、たくさんの仔牛たちが!!
可愛すぎるぜ、このパック!!

表面と絵が繋がっているので、
2つパックを用意すれば絵が完成します。
(残念ながら1つしか買ってない)











細かいところまで仕事が行き届いております。
こういうデザインだと、
牛乳パックの楽しさに気づく人も多いと思うんだけど…



とやまアルペン乳業は、富山牛乳株式会社という名前で昭和26年に創業。
平成10年に、現社名に変更となりました。
富山県なら広く商品は流通しており、
今回紹介した少量パックも、高岡市や富山市のスーパーなどで何度か見かけました。


製造者:とやまアルペン乳業株式会社 ←音楽が流れるので注意!

製造所:富山市林崎1223番1

購入場所:大阪屋 (富山に広く展開するスーパー。店舗名失念)

購入時期:09年5月