牛乳トラベラー ~牛乳パックはゴミじゃない!~

日本各地の牛乳瓶・パック等を集めています。ローカル色満載なご当地牛乳も多々あるので、牛乳の面白さが伝われば良いなー…

044 しょうどしま牛乳 200mlパック (香川県・肥田乳業)

2009-01-30 | パック牛乳(四国)
またまた、先月惜しくも廃業された肥田乳業さんの製品をご紹介。
今回は、肥田乳業さんの200mlパック牛乳を紹介します。
肥田牛乳の200mlパック牛乳と言えば、
この前紹介した1Lパックと同系列のデザインの製品をネットで確認しておりました。
今回メーカーさんには200ml牛乳も注文したのですが、出てきた牛乳を見てビックリ!
なんと、事前に確認していたものとは全く違う牛乳が出てきたのです。

「パックが無くなっちゃったから、余っていた試作品のパックを代わりに使った」

と言って出てきた商品は、なんともレアな逸品だったのです。

といったわけで、肥田乳業さんの
しょうどしま牛乳の200mlパックです!








二十四の瞳に、小豆島の地図。
まさに、小豆島づくしですね!
パック2面を使った地図というのは、とても斬新です。
観光客にはウケそうなデザインです!
「何年か前に作ってみたけど、結局そのまま使っていないはず」
と仰っておりました。

なんでも、通常の200mlパックを全て使い切ってしまったそうで、
「最後のほうはこのパックで作った」とのこと。
この牛乳は、12月29日が賞味期限。
12月27日が賞味期限の牛乳は通常のパックで売られているのを確認したので、
「しょうどしま牛乳」は多くても2~3日しか作っていないと思われます。

「お店にも卸したから、どこかで売っているはず」とのことでしたが、
島内の色々な商店を周ったものの、結局この製品には出会えませんでした。

貴重な商品を購入できて、本当に行ってよかったと感じました。
地域に密着したメーカーの廃業、本当に残念でなりません。


【過去に紹介した同社商品】
牛乳旅行記001 さよなら肥田乳業 ~小豆島へ行ってきました~
036 肥田特濃ミルク 180mlビン
037 肥田牛乳 1Lパック


製造者:肥田乳業有限会社

製造地:香川県小豆郡小豆島町草壁本町572-4

購入場所:製造地(工場)にて直接購入

購入時期:08年12月

043 サツラク牛乳 180mlパック (北海道・サツラク農業協同組合)

2009-01-26 | パック牛乳(北海道)
北海道のサツラク農業協同組合さん発売の、
サツラク牛乳180mlパックです!
製造の株式会社ミルクの郷は、サツラクの併設工場らしいです。





大きい文字に対して、小さい写真が控えめですねw
シンプルですが、赤と白のパックは目立ちます。

関東のスーパーでもタマに見かけることもあるので、
比較的入手はしやすい商品だと思います。


販売者:サツラク農業協同組合

製造者:株式会社ミルクの郷 本社工場

製造所所在地:札幌市東区丘珠町573番地27

購入場所:苫小牧市のスーパー?(忘れた)

購入時期:08年6月

042 新泉3.5牛乳 200mlパック (大阪府・泉南乳業)

2009-01-23 | パック牛乳(関西)
大阪府のメーカーである泉南乳業さんの、
新泉3.5牛乳200mlパックです!





黄緑のパックは強烈な印象です。
はじめに見た時、豆乳かと思いましたwww
版画っぽいタッチの牛さんが、ポイントでしょうか。
「3.5牛乳」の文字も独特で、ユニークなデザインと言えるでしょう。


製造者:泉南乳業(株)堺工場

製造地:大阪府堺市中区土塔町1991

購入場所:栗乃屋(JR阪和線・和泉砂川駅の東口すぐ前)

購入時期:08年6月

041 小岩井まきば 200mlビン (岩手県・小岩井乳業)

2009-01-21 | 瓶牛乳(東北)
岩手県に工場、東京に本社を持つ小岩井乳業さん。
今回紹介するのは、加工乳の小岩井まきば200ml(ビン)です!





画像では一部しか写っていませんが、牧場風景がぐるっと一周印刷されています。
キャップは無地のプラ栓で、ビンも軽量瓶が採用されています。
シュリンク部分に色々と書かれています。
プラ栓&軽量瓶ということで、
ここ何年かの間にデザインがリニューアルされたと思われます。

同社サイトによると、「小岩井まきば」は1968年(S43)に発売されたとのこと。
40年以上続く、ロングセラー商品だそうです。


製造者:小岩井乳業(株)小岩井工場

製造地:岩手県雫石町丸谷地36-1

購入場所:いわて銀河プラザ(銀座にある岩手県の物産館です。)

購入時期:08年3月

040 毎日牛乳 200mlパック (大阪府・日本酪農協同)

2009-01-20 | パック牛乳(関西)
西日本では毎日牛乳でお馴染み、
大阪に本社を置く日本酪農協同さんの毎日牛乳200mlパックです!





「毎日牛乳」と大きく書かれ、いかにもスタンダードといったデザインです。
でも、どことなくレトロな印象がいいですね。
模様も可愛いですし。

関西をはじめ西日本では良く見る毎日ブランドですが、
関東ではあまり目にすることがありません。
私も、以前は全く知りませんでした。


製造者:日本酪農協同(株)

製造地:大阪市浪速区塩草2-9-5

購入場所:南海電鉄・浜寺公園駅近くの商店

購入時期:08年6月

039 丹沢山麓3.6牛乳 1Lパック (神奈川県・柳川乳業)

2009-01-19 | パック牛乳(関東)
神奈川の地メーカーである柳川乳業さんの、
丹沢山麓3.6牛乳の1Lパックです!





丹沢というややローカルな地名が入っていますが、地メーカーとしては良いと思います。
エメラルドグリーンと青が印象的ですね。
丹沢と思われる山々をバックに、牧場が描かれております。
なお、瓶に描かれていた格好良い(?)ロゴは見当たりませんでした。

柳川乳業の製品の中で最も流通している牛乳です。
…というよりも、この牛乳以外の同社製品をほとんど店頭で見たことがありませんw

比較的地元のメーカーでもあるので、昔から馴染みのある製品です。
少なくとも、20年近く前からおおまかなデザインは変わっていないと思います。


【過去に紹介した同社商品】
013 柳川牛乳 200mlビン
014 柳川特濃 180mlビン
017 柳川牛乳 200mlパック
018 YANAGAWAコーヒー 200mlパック


製造者:柳川乳業株式会社

製造所:神奈川県中郡二宮町緑が丘1-8-4

購入場所:忘れてしまいました。。

購入時期:08年7月

038 北海道牛乳 200mlパック (北海道・セイコーマート)

2009-01-16 | パック牛乳(北海道)
北海道ではお馴染みのコンビニエンスストア、
セイコーマートさん販売の北海道牛乳200mlパックです!
製造は、日本の最北にある豊富牛乳公社さんです。





ほぼ緑系なのですが、
セイコーマートのマークのみオレンジ色が使われております。
右下には「北海道・サロベツ」と書かれており、
最北の地で作られた牛乳ということをしっかりアピールしております。
広々とした牧場風景が描かれており、美味しそうです。


セイコーマートは北海道ではいたる所に店があります。
セイコーマートを見ると、北海道に来たという感じがしますw
大手コンビニが進出していない田舎にも進出しているので、緊急時にとても助かりました。
また、牛乳以外にも多くのセイコーマートのオリジナル商品があり、
店内を見るのがとても面白いんです。

このセイコーマート、北海道のみかと思いきや、
なんと埼玉県と茨城県にも数店あるとのこと。
うーん、知らなかった…。
この牛乳、埼玉や茨城でも売っているのでしょうか?
輸送コストを考えると扱ってなさそうですが、気になるところです。


(09年1月、リニューアルで新デザインになっているのを確認しました。)


販売者:(株)セイコーマート

販売者住所:北海道札幌市中央区南9条西5丁目パーク9・5ビル

製造者:(株)豊富牛乳公社

製造所:北海道天塩郡豊富町字上サロベツ1184番地

購入場所:長万部駅近くのセイコーマート

購入時期:08年6月

037 肥田牛乳 1Lパック (香川県・肥田乳業)

2009-01-14 | パック牛乳(四国)
肥田乳業さん(廃業)のスタンダード製品、
肥田牛乳の1Lパックです!





子供のイラストが可愛いですね!
「小豆島の牛乳」という文字が、誇らしげです。
島の名産のオリーブも、目立つ位置に描かれております。

12月20日を最後に廃業されたのですが、この牛乳は賞味期限が29日。
おそらく、最終日に作った牛乳と思われます。
貴重なので、飲むのが惜しかったです(笑)

肥田乳業のいわゆるスタンダード製品で、
冷蔵庫に常備していた小豆島の方も多いと思います。
地域に密着していたメーカーの廃業は、残念でなりません。


【過去に紹介した同社商品】
牛乳旅行記001 さよなら肥田乳業 ~小豆島へ行ってきました~
036 肥田特濃ミルク 180mlビン


製造者:肥田乳業有限会社

製造地:香川県小豆郡小豆島町草壁本町572-4

購入場所:製造地(工場)にて直接購入

購入時期:08年12月

036 肥田特濃ミルク 180mlビン (香川県・肥田乳業)

2009-01-13 | 瓶牛乳(四国)
先日紹介した、廃業してしまった小豆島の肥田乳業さんの製品。
肥田特濃ミルクの180ml(ビン)です!








いやー、本当に格好良いデザインです。
スタイリッシュな鷹のマークに「H」。
そこに、「ワカタカ」の文字と来たものです。
しかし、何故ワカタカなんでしょうか?
気になったので、肥田乳業の社員さんに聞きました。

お答えによると、マークは南海ホークスを表しているそうです。
だから、鷹のマーク。南海ホークスのファンだったのでしょう。
確かに、南海ホークスのマークに似ていますw
ホークスの応援歌にも、「若鷹軍団~♪」ってありますもんね。
だから、「ワカタカ」。納得!
真っ先に若貴兄弟を思い出した私は失格ですねwww





オレンジと白が格好良いですね!
ホークスを模した自慢のマークも、さりげなく入っております。


こんな格好良いビンがもう使われないなんて、残念です。
長年お疲れ様でした、肥田乳業さん。


製造者:肥田乳業有限会社

製造地:香川県小豆郡小豆島町草壁本町572-4

購入場所:製造地(工場)にて直接購入

購入時期:08年12月

メーカー訪問記001 さよなら肥田乳業 ~小豆島へ行ってきました~ (香川県)

2009-01-12 | メーカー訪問記
「12月20日を最後に、小豆島の肥田乳業が廃業する…」
という書き込みを、牛乳愛好家の方が運営されている掲示板で見つけた。

肥田乳業は、瀬戸内海の小豆島で100年近く続いてきた地メーカーさん。
小豆島へ行ったことが無いために、今まで全く飲んだことは無かった。
しかし、ネットでは「小豆島の牛乳」としてたまに話題が出ており、存在自体は知っていた。

そんな肥田乳業さんが廃業してしまうという。
そのうち旅行へ行こうか、と思いながら数年が経っていた小豆島。
今回行かないと、小豆島にいつ行くかわからない。
もしかしたら、このまま一生行かない可能性だってある。
廃業という悲しいきっかけではあるが、これはこの機に小豆島へ行くしかないだろう。

実は、元々12月下旬から四国&九州へ旅行する予定があった。
強引に予定を変更し、小豆島訪問の計画をねじ込んだ。

といったわけで、小豆島まで行ってしまいましたwww
マニアの症状が、確実に悪化しているw

時は12月23日。すでに、廃業から3日…。
しかし、事前にメーカーさんに予約を取っていたので(笑)、売り切れという心配は無かった。
最後に作った分を、売ってくれると言うのだ。
得体の知れないヨソ者相手なのに、本当にありがたい限りです。

高松港からフェリーに乗り、草壁港へ到着。
草壁港から徒歩圏内に、肥田乳業はある。





事務所に入ると、先客が数名。
最後の代金を払いに来た人や、運送会社の人などで賑わっていた。
色々お話しさせてもらったが、みんな廃業を惜しんでいた。
島で育ったと言う運送会社の男性も、「ここのコーヒーが一番美味い」と言っていた。
廃業は仕方が無いことなんだけど、なんだか悲しい気分になった。



ビン製品やパック製品を、買えるだけ買い込む。
ネットでもお馴染みなデザイン(?)の製品たちとご対面。
いやー、ここまで来た甲斐がありました…。

今日の夕方に島を発つことを伝えると、
「夕方まで開いているから、観光してから来たら?荷物になるでしょ」とのありがたいお言葉。
「それでは夕方にまた来ます」と丁重にお礼をいい、これから飲む分だけをまずは購入した。


その後、レンタサイクルで島内を散策する。
草壁港から島の中心である土庄港まで、ゆっくり走って自転車で2時間弱。
坂道が多かったが、適度な運動になった。
ところどころで、購入した牛乳やコーヒーを飲む。
とにかく美味しい。濃厚な味で、どんどん飲める。
運動後ということもあるかもしれないが、格別に美味しく感じた。

道中、所々で肥田乳業のビンやパックが捨てられていた。
粉々に砕け散ったビンや、ボロボロに朽ち果てたパック。
私から見たらお宝なのに、捨ててしまうとは。なんとももったいない。





島内のスーパーやコンビニでも、ほとんどの店で肥田乳業の製品が並んでいる。
パックの牛乳やコーヒー、ヨーグルト。コンビニにまで、ビン製品が置いてある。
島内の家でも、肥田乳業の牛乳箱が多く見られた。
何十年も使われているような年季の入った木箱もあれば、
最近設置されたと思われるプラスチック製の箱もある。

多くの人は乳製品なんて意識して生活していないかもしれない。
だが、肥田乳業は、小豆島の光景には無くてはならない存在なのだ。
しかし、この光景も、あと一週間もしないうちに無くなってしまう。








島で1、2を争う大きなスーパーの牛乳コーナー。
肥田牛乳のパネルには「在庫のみで終了となります」の文字が。





廃業を知ってか知らずか、肥田牛乳を買わずに安売りの他メーカー製品を買う人も多い。
もう、最後なのに。
長年小豆島で頑張ってきた地元メーカーの、最後の牛乳。
それを飲まずに、十円安い他の牛乳のほうが売れていく…
そりゃ、十円安いってのは大きいかもしれない。
でも、なんだか、悲しい。
みんな、牛乳のメーカーなんてあまり気にしていないのかな。
それとも、廃業を知らないだけなのだろうか。


小豆島をいろいろ観光し、再び2時間ほどかけて草壁港へ自転車で戻る。
残りの商品を受け取りに肥田乳業さんへ伺うと、
朝には立っていた通り沿いの「肥田乳業」の看板が、撤去されていた。
本当に無くなってしまうのだと実感した。
商品を受け取り、再び丁重にお礼を言い、草壁港へ向かった。
色々と忙しい時期だろうに、こんな客相手にも親切に対応してくれて、本当に感謝です…。


今回入手できたビンやキャップ、紙パックは一番の宝物になった。
長年お疲れ様でした。肥田乳業さん。





今回の目的:肥田乳業有限会社

住所:香川県小豆郡小豆島町草壁本町572-4

日程:08年12月


◆今後、肥田乳業さんの製品を順次紹介します。