読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

ソ連スパイ少史

2010-12-21 09:45:00 | 歴史
冷戦時代、かつてのソ連の『KGB』はアメリカの『CIA』と拮抗する
スパイ組織だった。
世界を二分する強力な組織は、一朝一夕では出来ない。
ヒューミントの本領発揮
これまでの人類の歴史で、もっとも強力なスパイ組織を持った国は、ソ連
だったと言える。
とくに、スターリンは独裁体制の基礎として、強力なスパイ組織を作り上
げた。
それを武器として、ソ連国内では粛清により数百万の人々を抹殺し、国外
にはスパイの種を蒔いてきた。
ヒューミント(ヒューマン・インテリジェント)とは
いわゆる、人間が主体になったスパイである。
ソ連は、そのヒューミントにおいて、西側諸国を圧倒していた。
思想、信念のスパイを育てることができたからだ。
共産主義、世界革命論で洗脳されたスパイは、それを原動力として行動で
きた。
『宗教はアヘンである』と共産主義者は主張していますが、彼らがやって
いることは、宗教者と変らない。
その思想が伝播されていく限り、日本の戦国時代から江戸時代にかけて存
在した日本のスパイである『草』と同じく、幾世代にわたって、その国で活動した。



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