読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

北海道の名

2010-06-25 09:00:37 | 歴史
「地名、地図で見る日本史」と言うメルマガがある。北海道の名の由来として
「奈良、平安時代の律令制で決められた地域名に『東海道』『西海道』『南
海道』がありました。これにならい、方角でひとつだけ残っていた『北』をつけて『北海道』が誕生したのです。」と有った。北海道は確か誰かの雅号が元になっていた筈と言う記憶が有ったので調べてみた。
北海道の名付け親として知られる松阪市出身の探検家、松浦武四郎(1818~88)が、命名の10年前から雅号の一部として「北海道」の表記を用いていたことが、このほど発見された直筆絵画に添えられた年号と雅号で確認された事が判った。
彼は蝦夷地探検の旅を何度もしており、しかも探検家としてだけではなく箱館奉行所(現在の函館市)の役人として蝦夷地にわたっていたのだった。その役人としての4年の間に3回の旅を行っていたのである。江戸幕府が終わり、明治維新が起こった頃、松浦武四郎は、「北海道通(つう)」 としての名声を得ていた。ここで、武四郎が北海道にもっとも大きな影響を与えた、北海道の地名提案が行われた。当時、武四郎は開拓使の開拓判官の役職についていたのである。