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日本の選択

2007-03-09 17:28:29 | 書籍紹介
日本を中心に考えると今対北朝鮮問題から六カ国協議も中々すっきり行かない状態です。中東に手こずっているアメリカがあり、日米の絆が弛んだすきに中国、ロシアが進出してきています。安倍政府も中々スムーズの発進が見えてきません。そんな中に日本をよく知る二人の英国の経済人が「日本の選択」と題してこんな本を出してくれた。
著者の1人はビル・エモット「エコノミー誌」の日本東京支社長、1990年の『日はまた沈む』、2006年の『日はまた昇る』の刊行でベストセラーでご存知、ずっと日本在住で長い。もう1人はピーター・タスカ、外国証券会社の所属で世界的に活躍、勉強家で長かった日本駐在の間に独特の歴史観をもち著書も多い。二人は1956,1955年生まれ、いずれもオックスフォード大学卒で当時の「サッチャーチルドレン」で共に大の親日家というより知日家で日本の将来に対してかくあって欲しいと両者別々に一石を投じ共著の形になっている。政治の過渡期にあたり「美しい国」か「活動的な国か」その選択を日本人に問う。
1600円 講談社インターナショナル ISBN978-4-7700-4071-8