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日高義樹ワシントンリポート

2005-12-11 20:35:05 | レポート
午後4時から大阪テレビで「在日米空軍はどこへ行く」と題して放送があった。ハワイのヒッカム米空軍基地において米太平洋空軍司令官ポール・ヘスター大将(右写真)との対談形式で行われた。
イントロはイラク戦争で活躍したKC135給油機(日高便乗)がF15E攻撃機2機に空中給油する映像から始まった。
第1部 朝鮮半島の緊急事態にどう備えているか
・グアムにはB1爆撃機とB52が既に展開しているが、まもなくステルスB2が加わる。
・アラスカにはF16の飛行中隊がおり日本と韓国にも一部が展開している。
・ヒッカム基地には新しい輸送機C17の飛行中隊が配属になる。北朝鮮の大部隊と戦うに十分な兵力ではないが、いつでもアメリカ各地から支援兵力を集めることが出来る。
 
第2部 トランスフォーメーション(移駐)で米太平洋空軍はどう変わるか
・太平洋空軍は小さくなるが新しいFA22などによって戦力は増強される。
・アメリカ空軍は10の遠征軍として編成され太平洋の緊急事態に備えている。
・全太平洋の作戦の指揮命令はヒッカムのキーニー総司令部が行う。

第3部 C17輸送機部隊が米空軍の新しい機動力になる
  (現地第15輸送大隊長のウィルアム・チンノーゼ大佐との対話)
  (最新鋭グローブマスターC17輸送機の紹介と訓練)
第4部 中国の空軍力は脅威か
・中国のF10などの新しい航空機やロシアから購入した航空機は世界一流だ。
・中国空軍が何を考え、どのような計画を持っているのか、中国側と話し合い研究しなければならない。
・中国空軍の航空機の数が多い事が気掛かりだが、北朝鮮の航空機も古いが数は多い。

第5部 在日米空軍基地はいらなくなるのか
・アメリカ空軍と航空自衛隊の任務の分担について話し合いが今、行われている、それが終るまで大きな変化はない。
・アメリカ空軍の航空機と兵員はこれから交代で短期間日本に展開する。
・訓練は総てアメリカ本国で行い兵隊が日本に滞在するのは2~3ヶ月になる。

次回は1月8日(日)「中国は分裂するのか」キッシンジャー2006年予測