今日は、デイジーパパと、明治大学 駿河台キャンパス アカデミーホールにて開催の
公開講座”90分間でわかるピアノ音楽の歴史”レクチャー&コンサートを楽しみました~
会場は、リバティ―タワー横に隣接の、アカデミーコモン3階、アカデミーホール~
↑1階には、素敵なカフェがあります。
↑インフォメーション。
エスカレーターを3つ乗って、3階へ。
素敵なホールでした~
レクチャーは、国立音大楽理学科卒、同大学院修士課程終了後、ドイツの大学で学びを深め、バッハを中心に西洋音楽の歴史と理論を広く研究なさっているご活躍中の方。現在某大学大学院教授。
ピアノ演奏は、東京藝大器楽科ピアノ専攻卒、同大学院終了後、ドイツの大学大学院で学びを深め、フランクフルトでソロ・リサイタルを行う他、ドイツ各地で、演奏会に出演。東京文化会館にて、幾度も、ソロ・リサイタルを行いご活躍の方。
ピアノの誕生と並行して、18世紀前半から20世紀にかけての、各時代で、活躍した作曲家や代表的な曲調のジャンル、様式の紹介を、ユーモア含めたレクチャーにより紹介がありました。
そして、各時代の紹介と並行して、素敵なピアノの生演奏を鑑賞。
①モーツァルト→ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
②べ-トーヴェン→幻想曲風ソナタ 嬰ハ短調 月光
③シューマン→ 子供の情景 トロイメライ
④ショパン→12の練習曲 第12番 ハ短調 革命
⑤リスト→パガニーニ大練習曲 ラ・カンパネラ
⑥ドビュッシー→前奏曲集第1巻 沈める寺
⑦スクリャービン→2つの詩曲
⑧ウェーㇽベン→子供のための小品
⑨バルトーク→アレグロ・バルバロ
そして最後は・・・、謎の音楽・・・
⑩ケージ→4分33秒
(演奏者の方は、ピアノの前に座っているだけの4分33秒・・・、この間、一期一会のそれぞれが感じる、聞こえる音を楽しんでみる。)
*アメリカの作曲家ケージ(1912-1992)が、1952年に発表した、一音も発しないピアノ音楽「4分33秒」→この4分33秒の間に、意図した音ではなく、その時に偶然耳にした、例えば、この会場内で言えば、パンフをめくる音や、椅子の音、演奏者が楽譜を触る音、息遣い等・・・、その時に聞こえた音との一期一会を楽しむと言う意味のようです。これを曲と言う言い表し方をしています。私は、それらの実音ではなく、演奏者による曲の中で、最も耳に残った「ラ・カンパネラ」と、次に耳に残った「革命」を頭の中でもう一度4分33秒の中で、再生していました~。
90分、非常に素晴らしいピアノ演奏を、わかりやすくユーモアもあるレクチャーと共に楽しんだ、贅沢な時間でした~
出足の話に、ちょこっと戻りますが、レクチャー担当の方「90分でわかる・・・かな?←首をかしげながら、小声で「かな?」とつけて「あ~今のは、私の心の声ですけれども~。」とおっしゃったのが、とてもウケました~
これが出足だったのですが、簡単にわかりやすく要点だけを拾ってのレクチャーだったので、聞き心地良かったです。
アカデミーホールから、エスカレーターで降りる時に、このような景色が楽しめます~
たまに、生演奏を鑑賞するのって、心の栄養剤になって、良いですね~
貴重なピアノ演奏を、しかも生で聴けたひととき・・・、年の瀬に、癒しの素敵な音が、心地良く、今も響いています~
素敵なカフェが1階にあります~なんて言っていたのに、
リバティ―タワーの17階の「スカイラウンジ 暁」と言う食堂へ
前から気になっていたので~
デイジーパパは担々麺
私は醤油ラーメン
・・・にしたのですが、なんか醤油風味のお汁の味が、とっても薄かったわ~
明大の公開講座は、2度とも、とても有意義な時間でした~
前回のも、参加者から高評だったとの事~
レクチャーする方や、講座の構成が、とても良かったです~
神保町は、本屋さんやカフェ、カレー屋さんが多いので、楽しめそうですね~
リバティ―タワーの食堂は、今回行ったので、満足しました。次回は、違うところへ行こうと思います~
明治大学駿河台キャンパスなら、カレーとラーメンが美味しい神保町が目と鼻の先ですね。
ラーメンはお店によってかなり味付けが違うので、ラーメン専門のお店に行くと驚くほど美味しかったりします。
機会があれば神保町で本格的な欧風カレーやラーメンを楽しんでみてください
コメントありがとうございます~
頂いた資料によると、ケージは、一音も発しないピアノ音楽「4分33秒」について、次のように述べたそうです。
「この曲は、実際には、無音ではありません。この曲も音で満ち溢れています。ただし、私が予め意図した音ではありません。私も聴衆も、初めて耳にする、一期一会です。」と。
彼は、禅等の東洋思想の研究もなさっていたらしいのですが、音楽の世界と精神世界の融合したものを、形にしたみたいな表現だなと思いました。
時代と共に、音の基本を大切にした、わかりやすい曲調の音楽以外に、19世紀には、印象主義的な音楽が登場したり、神秘主義の音楽が登場したり、そして20世紀には、さらに音楽の世界も多様化し、ケージのように「偶然性の音楽」と言うものも登場したと言う事らしいですね~。
講座の最後に、この4分33秒は、とてもインパクトがありました~
ホールで沢山の人達がいるなかでの「無音」はいろんな意味で別世界の空間。
興味あります。