一般に「挙党一致体制の構築」を政権党主流派が言うのは「つべこべ言わずに協力し従え。(見返りの条件は何だ!?言うだけ言ってみろ)」という意味であるが、これを反主流派が言うときは「冷や飯はもう御免だ。俺たちにも応分の地位と権限を渡せ。さもなくば造反する」という意味である。要するに双方が「俺が俺が」と自己主張しているだけのことである。現在の「小沢(派)排除の徹底」はなまくらで日和見な管の方針ではなく小賢しい仙石の打ち立てた方針であるが、「この仙石と(同じく反小沢の急先鋒)枝野幹事長に参院選敗北の責任を取らせろ(つまり党内宥和のために二人を切れ)」というのが党内最大勢力の小沢派の主張である。《「枝野」を排除して最低限「反小沢ではない人物」を幹事長に据えない限り、小沢派は対立候補を立てる。そうなれば自らが政治生命を懸けて誕生させ育てて来た民主党の存続そのものに赤信号が灯る》との判断から、敢て管・小沢両者の仲裁に入った鳩山であるが、管に現体制改造の意思が皆無であることを知らされて仲介を断念し、ならばと自身が三顧の礼で自由党から丸ごと迎え入れた小沢の擁立に踏み切ったものである。管は一年生議員を集めた会合で「三年後の衆参ダブル選挙」を揉み手・媚笑いして異例の「解散予告」までしたが、そんな手前勝手な机上の計算を通してくれる程野党は甘くないのである。誰かが言っていたように衆院先議で予算は通っても関連法案はことごとく参院で否決される。野党が参院で関連法案を通す条件として「内閣総辞職」とそれに伴う「解散・総選挙」を持ち出して来ることは今から百パーセント見え見えである。つまりどういうことかと言うと、代表選で勝とうが負けようが、管の政治生命は早や尽きてしまったのである。なぜそうなったかと言えば、早い話、仙石・枝野・野田らおよそ政治力学の初歩も知らぬアホな連中の甘言にひょいひょい乗ってしまったからである。即ち民主党はここにその歴史的使命を終えほぼ終了してしまったのであり、政界再編は不可避であると私は現段階では思っている。・・というわけで、私の方は相変わらず館内喫煙奨励の飛田五百円映画サービスデーである。昨日は特に上映中の喫煙者が多かった。迷惑な話である。当局は早く取り締まれってか、私はふく流煙で肺癌になるかも知れない。あちゃ。 . . . 本文を読む