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梔子(クチナシ)の花 コメントと短歌

2021年06月13日 20時34分00秒 | Weblog

梔子(クチナシ)の花


  公園に咲くクチナシの花 6/8  )

散歩で立ち寄る公園で 

白い花が目についた


あぁ、クチナシの花だな


自転車置いて

マスクを外して近づくと

甘いほのかな香りがしてくる


強すぎず 弱すぎず

自己主張は控えめで

優しく甘い香りを

あたりに漂わせる梔子(クチナシ)


わりと大きめの花だが

グチャとしていて

八重のような少し厚めの花びら


梅雨の合間の青空の中

真白く柔らかい花を

ひっそりと開いて

互いを引き立たせる


クチナシは

梔子とか口無しとか書く


その謂れは

果実が熟しても割れないことから

「口無し」が転じて名付けられた

とも言われているそうだ


梔子は 

秋に黄紅色の果実をつけ その実は

染料や料理の色付けなどに使われ

生薬の「山梔子(さんさし)」として

薬用にも活用されているそうだ

(飲食店「庄屋」のカレンダーから)


公園の隅に花咲く梔子は

曇り空でも白く浮き出て

     白川の蛙 🐸


隅にいて俯きながらも

梔子と知る白と香りで


ps 2021.6.8  草案 6.13 草稿

控えめな自己主張

その香りは 仄かに甘く

真白き花も やや俯き加減に

くしゃしくゃと

可憐で清楚な花 クチナシ

さながら 大和撫子の仲間か


ここまで書いて

渡哲也(さん)の歌

「くちなしの花」を思い出した

作詞は 水木かおる

作曲は 遠藤実

先程ネットで聞いて

懐かしかった

昔の恋人を慕う哀切な歌だった

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初夏の文芸 俳句と短歌 筍、薄暑など

2021年06月13日 00時02分00秒 | Weblog

初夏の文芸 俳句、短歌

( 河川敷の草木や空の雲 5/13  )

細き茎スズメ止まりて昼薄暑  

          清風)

 ※5/8 河川敷にて 野草の茎にとまる雀

  昼薄暑は「ひるはくしょ」と読む

 初夏の風に吹かれて揺れて スズメは

 小さくて実に身軽だと思う


点灯を忘れて食べる夕薄暑

 ※五月になって 西側の窓から 

結構きつめの夕陽が差し込んで来る 

だから 灯も付けずに食べ出すが 

後になって 手元が少し暗くて 

部屋の明かり付けを忘れていたことに

老夫婦は気づくのだった(※ 5/8 )


上着脱ぐ歩数も増えて薄暑かな

 ※5/8  初めは涼しくても

歩き出すと 汗ばむ位になる薄暑だ


草叢を跳び出す先に夏の虫

 ※5/8 散歩中に 土手の草叢から

バッタ達が 草むらから次々に飛び出す

野道の先を見ると バッタの姿が在る

これから晩秋までの長い付き合いになる

ただの「虫」は 秋の季語だから

「(初夏)夏の虫」とした


曇り空雀隠れの中を行く

 ※5/8 雀が隠れるくらいの草丈の野原を

一人散歩で 黙々と進む

時折 スズメなどの鳥や、虫たちが

驚いたように飛び立って行く


筍の皮に梅の葉挟み端から吸えば

口は窄み(すぼみ)て  

            白川の蛙 

 ※ 今日のNHKらじ句会の兼題は

  「筍(たけのこ)」だった

  私は  今年も田舎の筍を思いだす      

       昨夜 クラウドのフォトの点検と

整理をしていて 実家や両親の画像が

出てきて 懐かしかった

上の句は 少年時代の思い出だ

正直 甘くも旨くもなかったが

期間限定の珍しいオヤツだった

竹の種類は 真竹だったと思う


川風に上着を羽織る麦の秋

            清風

 ※ 初夏とはいえ 木陰などで佇むと

ひんやりしてくるので上着を羽織る


連れ立ちて友と掘り取る筍よ

            清風

 ※ ゴールデンウィークの頃

かつての同僚のOさんが 

何回か私を誘って 近くの山で

タケノコ掘りをしたのも懐かしい         

親竹は 太い。孟宗竹?のようだ

毎年 袋二、三枚分採っていた

(その山林の所有者の許可を得て

 掘っていた)


nhkラジオ文芸「俳句」を聞いて

  2021.5.8 11:05

ps 2021.5.8  5.25 草稿 6.12 推敲

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