もどかしい民主主義と国難
(建国記念の日に)※期間限定版
やがて半年後には
2020年東京オリンピックが
始まる予定だ(現在のところ)
普段は祝日に国旗など揚げない人が
日本(所属)チームの選手には
精一杯の声援を送り
入賞したり 健闘したりしたら
惜しみなく拍手をおくり
それまでの努力を讃える
我知らず 多くの人が
選手や日の丸を誇りにして
JAPAN のOneteam に
なっている(ことが多い)
だが 昨年のラグビーやリレーなど
そのメンバー構成を見ると
いわゆるハーフ(日系人)の人や
日本国籍をもたない人が共に大活躍している
しかも
オリンピックの種目に限らず
各種目のアスリートたちは
対外試合やいろんな練習のために
世界中の会場やスポットを訪れ
短期長期の滞在までしていて
英語などを使って交流し
結構顔見知りな人も多いようだ
国や民族を背負っていると言いながら
スポーツ界も グローバル化が著しい
人の行き来や物流が特に盛んになった
江戸時代や明治時代は
各藩や各府県の権限が強く
自主自立の精神が高かったようだ
さながら「自治区」や「国」のようだ
だが それでも
いざ対外的な国難が生じた時は
国中が一ほぼ致団結して
外国の嫌がらせなどに対処した
いわゆる「Oneteam」だ
ところで
眼を現在の世界に転じると
正に今こそ 日本は再び国難の危機に在ると思う
①少子高齢化 ②経済力の衰退 ③科学技術や研究の遅れ ④主要産業の空洞化(工場の国外移転)⑤チャレンジ精神の衰退(ベンチャー企業、留学、論文)⑥農林漁業、中小企業の衰退(後継者不足、漁場や田畑の荒廃)⑦極端な地域格差と所得格差(雇用の分断、限界集落、都市集中)⑧グローバル化への対応の遅れ(通信、流通、言語、環境問題)そして⑨今回の新型コロナウイルスへの対応と 日本社会を見渡せば
「国難」がズラリと並んでいる
だがしかし 今 JAPAN は
Oneteam になっているか?
あの戦時中の挙国一致では
民族の進路をとんでもない方に
引きずったりするので困るが
でも内戦状態のバラバラでも
国力は衰退し 国民は目標を見失い
自棄(ヤケ)を起こしたり
路頭に迷ったりすることになる
都合のいいことだけを知らせようとし
意を唱えたり反対したりする者には
力づくで押さえ込もうとする政府は
その国や民族を
滅亡への道に進ませることになろう
時の政府やリーダーは
どんな社会体制であろうと
小さな声や 声なき声、
末端の庶民の声にまで
しっかり耳を傾ける必要がある
どんなに素晴らしいと思う考えも
必ずや何某かの不備や落度が
あるのではと想定することこそ
大きな間違いや失敗を防ぐことに
つながるだろうと思う
そのためにも
いわゆる専門家や情報メディアの役割は
大きいと言えよう
ps2020.2.11 草稿 2.14 追記
一方的な批判や 庇い過ぎの忖度は お互いのためにはならない
世界がグローバル化され 世界の情報が瞬時に流れ 玉石混交の意見やニュースが 世界中を駆け巡る現在こそ 冷静で理性的な判断、批判できるだけバイアスをかけないで
あるいは 自分の立場をきちんと表明した上で
意見や考えを述べることが 今ほど要求されることはないだろう
相手がどんな人や国であろうと 遠慮なく 理性的に客観的に 言うべき時は 理と誠意を持って 正しいと思うことを堂々と述べて欲しいと思う
ひいては そのことが お互いの国益のためになるし お互いの未来のためになるし 国難から逃れることにもなろう