テグス拾いで誕生100年の震生湖
の自然守る 日本鳥類保護連盟
神奈川県支部ら3者が協力し〈秦野市〉
12/2(土) タウンニュース
湖畔に埋まるテグスを
掘り出す参加者
公益財団法人日本鳥類保護連盟神奈川
県支部と、はだの野鳥の会、NPO法
人水辺基盤協会の三者が協力し、今年
で誕生100年を迎えた震生湖で11月11日
にテグス(釣り糸)拾いを行った。
当日は震生湖の湖畔に集合し、二手に
分かれて放置されたテグスや疑似餌な
どを回収して回った。また、昨年に続
き釣り人が立ち上げたことから始まっ
た水辺基盤協会がボートを投入し、湖
上の木にかかっているテグスの回収も
行った。
最終的にはテグス435g、ルアー397g、
疑似餌624g、釣り針117g、錘297g、浮
き21gが回収され、総量は1.8kgを超え
た。日本鳥類保護連盟神奈川県支部の
会員によるとテグスは1gで16mほど
あるため、換算すると長さ約7000m分
になるという。
秦野の資源守るため
釣り人が多く訪れる震生湖は、土に埋
まったものや湖上の木にかかったもの
など、大量のテグスが放置されている。
生態系への影響等を懸念し、日本鳥類
保護連盟神奈川県支部が2年前に初め
て実施し、昨年からはだの野鳥の会と
水辺基盤協会も協力。2年前はテグス95g、
ルアー40g、疑似餌35gが、昨年はテグ
ス412g、ルアー307g、疑似餌443gが回
収されている。
まだまだ多くのテグスなどが眠ってい
る震生湖。マイクロプラスチック同様
自然に戻ることのないテグスは野鳥に
被害を与えるため、今後も震生湖での
活動は続けていく方針という。
ボートで湖上の木にかかっ
たテグスを回収
回収されたテグス
や疑似餌など
大磯ゆかりの芸術家3人の作品展示
写真、陶芸、竹芸
12/2(土) カナロコ
大磯が育んだ写真、陶芸、竹芸の作家
3人の企画展=11月14日、大磯町
郷土資料館
大磯町で生まれ、あるいは育った芸術家
3人の企画展「大磯の風土が育んだ、三
人の憧憬(しょうけい)展」が町郷土資
料館(県立大磯城山公園内)で開かれて
いる。入場無料。10日まで。
出展したのは大磯生まれで写真家の増尾
峰明さん、陶芸家の川瀬忍さんと、小学
生の時に移住してきた竹芸家の藤塚松星
さんの3人。別の合同展で知り合い、
10年以上の交流があるという。
会場にはそれぞれの作品計約50点が並
ぶ。川瀬さんは大磯の波を思わせる柔ら
かい曲線が印象的な青磁鉢「滄浪(そう
ろう)」など、藤塚さんは竹を素材に見
る角度で色が変わる技法を用い、黒から
赤に変わる作品「富嶽」などを出展。増
尾さんは空、水、炎、花といった自然の
風景を切り取った写真作品を展示してい
る。
川瀬さん、藤塚さんの作品を、町内の旧
安田善次郎邸や鴫立庵などで増尾さんが
撮影した作品や、川瀬さんや藤塚さんが
小学生時代に手がけた“作品”も見られ
る。午前9時~午後5時(入館は同4時
半)。問い合わせは同資料館、
電話0463(61)4700。
小田原市長の立て看板、法定数超も
設置できる状態に 証票の二重交付
で、選管「望ましくない」
12/1(金) カナロコ
県選挙管理委員会と小田原市選管
から二重で政治活動用事務所証票
の交付を受けていた守屋市長の立
て看板=市内
選挙の立候補予定者の立て看板などに
貼り、法令で枚数が定められている政
治活動用事務所証票について、神奈川
県小田原市の守屋輝彦市長が県議退任
後も県選挙管理委員会に返却せず、市
選管にも交付申請し、二重交付状態だ
ったことが1日、分かった。すでに二
重交付状態は解消されているが、一時
的に法定数を超える看板が選挙区内に
設置できる状態だったことから県選管
と市選管は「二重交付は望ましいこと
ではない」と指摘している。
【写真】二重で交付された
政治活動用事務所証票
二重交付は11月に市民から市議会に
提出された陳情で発覚。公選法では街
中に設置された政治活動の看板につい
て、立候補する選挙の種類に応じて選
管が交付した証票がなければ掲示でき
ない。返還期限の規定はないが、議員
から首長へくら替え出馬する場合は一
度古い証票を返還してから新しい証票
の申請をする必要があるという。
大和、海老名、座間、綾瀬市 消防通信
指令業務の共同運用で合意
12/2(土) カナロコ
消防通信指令業務の共同運用で
合意した4市長=大和市役所
大和、海老名、座間、綾瀬の4市長が
2日、大和市役所で共同会見を開き、
消防通信指令業務の共同運用を2026
年10月に開始することで合意した、と
発表した。大和市の古谷田力市長が公約
した広域連携の推進に向けて7月にスタ
ートした懇談会による最初の成果になった。
【写真で見る】
大和市消防本部の指令システム
同業務は現在、海老名、座間、綾瀬の3市
消防本部が15年4月、海老名市柏ケ谷に
共同指令センターを新設して運用している。
合意により同センターを25年度に改修し
て大和市が機能移転して加わる。対象人口
は60万人規模になる。
会見によると、共同運用は大和市の現行
システムが26年3月に更新満期を迎え
る機会に統合することで、経費削減や減員
を図るのが目的。3市では既に指令業務の
共同運用に合わせて救急業務の共同運用も
実施している。
小田原ガスグループ
35年ぶりにユニフォーム一新
「来年1月から地域に伺います」
タウンニュース
1月から導入される
新ユニフォーム
小田原市扇町に本社を構え、県西地域
に都市ガスをはじめとしたエネルギー
の供給を行っている小田原ガス・西湘
ガス産業が来年1月からスタッフの
ユニフォームをリニューアルする。
今回のリニューアルは35年ぶり。同社
の若手社員らがプロジェクトチームを
組み、ユニフォーム製造などを行う(株)
コバヤシ(本社・小田原市)監修のもと、
新デザインの検討を進めてきた。
新たなユニフォームは30年以上親しまれ
てきたイエローから、グレーベースのデ
ザインに一新。小田原ガスの担当者は
「2024年1月から新ユニフォーム
着用で地域に伺います。この姿のスタッ
フを見たら小田原ガスグループだと認識
いただきますようよろしくお願いします」
と話している。
地元から出演JAHライブ
タウンニュース
よもぎーず
(店主提供)
国道1号線沿いのラーメン店「JAH」
(二宮200の3)で12月10日(日)、
「JAH LIVE 健康祈願 忘年会編」
が開催される。午後3時〜7時30分。
チャージ1千円+1ドリンク制。小・
中学生は無料。店主が所属するよもぎ
ーずと、Taro、あみつぶらなど6組
が出演。
読者3組6人を招待。住所、氏名、年齢、
メールアドレス、本紙の感想を記入し
〒254―0032 平塚市八千代町
1の23 タウンニュース湘南支社、または
【メール】oiso-ninomiya-
nakai@townnews.co.jp「JAH」係。
12月6日締切。
楽しくSOSの家巡る
二宮町でスタンプラリー
タウンニュース
スタンプラリーの様子
二宮町PTA連絡協議会が主催する
「こどもSOSスタンプラリー」が
11月11日に行われ、一色小、山西小、
二宮小の児童合わせて112人が参
加した。
いざというときに子どもが助けを求め
やすくなるように、こどもSOSを掲
げる店舗と顔見知りになることが目的。
児童らは5、6人のグループで町内の
参加店舗にスタンプをもらい、東京大
学果樹園跡地のゴールを目指した。
ゴールした後は参加店舗が作ったおに
ぎりや豚汁が提供された。
同協議会は「今後も、町内に通う各校
の保護者同士で連携できる関係を築け
たら」と話した。
ラスカ
ニューイヤーコンサート
2月4日 ひらしんホール
タウンニュース
湘南ステーションビルラスカの
「ニューイヤーコンサート」が
来年2月4日(日)、ひらしん
平塚文化芸術ホール大ホールで
開催される。午後2時開場、
3時開演。
今年6月に開業50周年を迎えた同社。
その記念コンサートに、日本を代表し
世界的に活躍する指揮者・広上淳一
さんと、バイオリニスト・竹澤恭子
さんを迎える。オーケストラは木野雅
之さん(現日本フィル・ソロコンサー
トマスター)率いるラスカ祝祭管弦楽団。
入場料2000円(全席指定)。チケ
ットは同ホール窓口で発売中。なお、
同コンサートの入場料の一部は、平塚
市文化振興基金に寄付される。
チケットプレゼント
本紙読者8組16人に同コンサートの
チケットを進呈。希望者はメールの
件名を「ラスカニューイヤーコンサ
ート」とし、氏名、〒、住所、年齢、
【電話】を明記の上、
【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。
12/14(木)締切り。
ハチ公生誕100年でパレード
時事通信 12/2(土)
秋田犬38頭が渋谷を大行進!!
街では「可愛い!!」の大歓声
忠犬ハチ公生誕100年記念で
12/2(土) スポニチアネ
渋谷の街を行進した38頭
の秋田犬
「忠犬ハチ公」として知られる秋田犬
「ハチ」の生誕100年を記念して2日、
ゆかりの地の東京・渋谷で秋田犬の大
行進が行われた。
【写真】可愛い~。大阪から
来た4歳の女の子とたくさんの秋田犬
全国から集まった38頭が参加し、渋谷区
役所近くの公共スペース「シビルガーデ
ン」から、公園通りなど、約2キロを練
り歩いた。渋谷の土曜のにぎわいの中、
愛きょうある表情の大型犬が行列を作っ
て歩く様子に、遭遇した人々は「可愛い!」
「大きい!」の大歓声。スマホを手に記
念撮影をする人が続出し、外国人観光客
も足を止めて「キュート!!」と笑顔を
見せた。
大人から子どもまで幅広い年代の参加者
が秋田犬とともに行進。大阪から参加し
た4歳の女の子は、自分と同じぐらいの
大きさの犬との行進を終え、「楽しかっ
た~頑張ったよ!」と可愛らしい笑顔で
感想を語った。
千葉県から家族3人で参加した13歳の女子
中学生は、2カ月の子犬を抱いて行進し
「家族との良い思い出になりました。
大型犬で散歩は大変だけど、秋田犬を
飼いたいと思ってくれる人が増えたら
良いな」と嬉しそうに話した。神奈川県
大和市の50歳の自営業男性は「多くの人
が足を止めてくれた。秋田犬のかわいら
しさを感じていたただけたのでは」と振
り返った。
全国の秋田犬が一堂に会してパレードす
るのは初めて。秋田犬保存会会長で、日
本維新の会衆院議員の遠藤敬氏は「ハチ
公は秋田犬の象徴的存在。そのゆかりの
地で、秋田犬の素晴らしさ、世界に認め
られる素晴らしさを多くの方に発信でき
たらと企画しました。たくさんの皆さん
に触れあっていただき、魅力が伝えられ
たかなと思います」と手応えを語った。
湯河原美術館でナイトミュージアム
庭園をライトアップしてカフェ営業も
12/2(土) みん経新聞ネットワーク
見頃を迎えた庭園をライトアップ
する町立湯河原美術館
庭園の紅葉が見頃を迎えた町立湯河原
美術館(湯河原町宮上、TEL 0465-63
-7788)で、12月1日~3日に庭園のライ
トアップと「ナイトミュージアム」を
開催している。(小田原箱根経済新聞)
【写真】老舗旅館時代の庭園
では紅葉を楽しめる
多くの画家や文学者たちが滞在し創作活
動も行った湯河原。町立湯河原美術館は
そうした湯河原にゆかりのある画家たち
の作品を収蔵。近代日本画の竹内栖鳳や
洋画家・安井曾太郎、三宅克己などの作品
を集めている。
1998(平成10)年に老舗旅館を改装して
開館したことから、自然の山々を背景に
桜、新緑、紅葉など四季折々の景色が楽
しめる庭園がある。特に池には平松礼二
画伯がモネ財団から譲られた貴重な「モネ
の睡蓮の株」が育成されている。
町立美術館の池谷若菜さんは「庭園には
数種類のもみじが植えられていて、現在
ちょうど見頃。昼間のもみじもきれいだ
が、12月3日まで特別に夜間開館してもみ
じのライトアップ&ナイトミュージアム
を開催。小さな庭園で昼間とは違った幻
想的な雰囲気を楽しんでいただければ」
と呼びかける。
開催時間は16時30分~21時(最終入館
は20時30分)。展示室の観覧料金は、
大人=600円、小・中学生=300円。庭園
は無料。併設するミュージアムカフェで
は特別メニューを用意する。