サンタが絵本を保育園に
秦野名水RCが寄贈
タウンニュース
サンタに扮した山谷会長らが
園児に絵本を手渡した
(写真はこひつじ保育園)
秦野名水ロータリークラブ(山谷洋子会長)
が12月7日、こひつじ保育園(渋沢)と虹
と風保育園(同)に各3万円相当の絵本の
寄贈を行った。
同クラブは「コロナ禍で大きなストレスを
抱える子どもたちの心に翼を与え、自由に
空想の世界に誘うことができるのは『絵本』
である」という考えのもと、2021年か
ら同事業に取り組んでいる。山谷会長は
「子どもたちがとても喜んでくれるので、
これからも続けていきたい」と話した。
【Web限定記事】
西幼稚園の園児が年賀はがきを購入
今年で2回目
タウンニュース
松本局長から年賀はがきが
手渡された
秦野市立西幼稚園(山口由美子園長)の
5歳児クラスの園児25人が12月4日、西秦
野郵便局(松本まゆみ局長)で年賀はが
きを購入した。
今年で2回目となるこの取り組みは、小学
校に上がる前に文字や数字に触れ、年中
行事も楽しんでもらうことを目的に行っ
たもので、世話になった人や大切な人宛
てに年賀状を送る。郵便局では一人一人
代金を渡し、松本局長にお礼を言っては
がきを受け取った。園児の1人ははがきを
受け取ると、「やったー!」と声を弾ま
せた。
購入した年賀状は園に持ち帰り、園児は
それぞれ伝えたいことを文字や絵にして
書くという。12月15日には、西秦野郵便
局をもう一度訪れ、年賀状を出す予定。
同行した同園の職員は「実際にお金を使
い、自分ではがきを買うため、園児たち
にとって良い経験になっています」と話
した。
松本局長は「小さな手に63円を握りしめ
ている姿が本当にかわいいです。年賀状
離れが進んでいるからこそ、小さい頃に
書いたという思い出になってくれれば。
今後も続けていきたいです」と語った。
遊んで学んで絆深める
一色小と山西小児童が交流
タウンニュース
交流を深める一色小
と山西小の児童ら
二宮町立一色小学校と山西小学校に通う
1年生の児童らが交流を深める「小小な
かよしプロジェクト」が11月28日、一色
小学校で行われた。主催は町教育委員会。
同プロジェクトは、今年4月から施設分
離型小中一貫教育が始まり、二宮町内の
小中学校5校が「にのみや学園」となっ
たことに合わせ、他校の児童同士が交流
できる機会を増やすために企画されたも
の。
当日は一色小1年児童約30人と、山西小
1年児童約40人が参加。一色小の4〜6
年生も案内やサポートに参加し、山西小
児童を出迎えたほか、ボランティアの
「一色スマイルネットサポーター」らも
支援にあたった。
外遊びから中遊びまで
最初に体育館で一色小の児童が同小の
学校を模造紙を用いて紹介。その後両校
の児童らは5、6人のグループに分かれ
て自己紹介し、校庭で鬼ごっこをして遊
んだり、敷地内の里山「友情の山」で遊
んだりして、交流を深めた。児童が自由
に遊ぶことのできる教室「スマイルルー
ム」では折り紙あそびなども行われた。
児童らは「緊張した」、「楽しかった」
など感想を話した。
「中一ギャップ」解消にも
小中一貫教育開始に向け、町教育委員会
は2022年度に町内全校の小学5、6
年生、中学1年生にアンケートを行った。
「中学進学に向けて不安なこと」につい
て小学5、6年生に問うと、勉強面を挙
げる声が多かったほか、「新しい人間関
係や環境になじめるか不安」という声も
上がったという。また、中学1年生に
「小学校のうちにやっておきたかったこ
と」として「他校の同学年との交流がし
たかった」との回答があった。
一色小は進学先が西中、二宮中に分かれ
てしまうため、人間関係の変化もある。
「今回の交流のように進学前に他校の児
童と顔見知りになることで、そのハード
ルを下げることができれば」と教育委員
会職員。
小学校を卒業して中学校へ進学した際、
新しい環境や生活スタイルなどになじめ
ず、授業についていけなくなったり、不
登校やいじめが起こったりする「中一ギ
ャップ」現象の解消に貢献するねらいも
あるという。「様子を見ながらどのよう
に交流を進めるのがよいか、考えていき
たい」と教育委員会職員は話した。
一色小学校の中西美保校長は「想像以上
に子どもたちがなじむのが早い」と感想
を話した。
【Web限定記事】
秦野市職員 冬のボーナス77万円
期末勤勉手当を支給
タウンニュース
秦野市は公務員の冬のボーナスにあたる
期末勤勉手当を12月11日に支給した。
支給総額は、一般職が8億5772万5644円、
特別職等が3018万9295円。
一般職の支給率は2.2カ月(昨年同期2.
15カ月)で、平均支給額は77万3422円
(同75万180円)。平均年齢は40歳4カ月、
平均勤続年数16年1カ月(再任用職員除く)。
一般職の支給人数は1109人(同1104人)
となった。
【Web限定記事】アトリエKAWADOが寄贈
秦野の子どもの絵をウクライナの
シェルターに
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シェルターに飾られたアトリエ
KAWADOの生徒たちの絵
鶴巻南在住の川戸美佐子さんが主宰する
「アトリエKAWADO」の生徒が描いた絵を、
ウクライナの子どもたちが避難するシェ
ルターに寄贈した。
川戸さんは、昨年12月に同アトリエの子
どもたちが例年たばこ祭用に制作してい
るランタンの絵を、ウクライナにいる友
人オーリャさんを通し、ルビウのアート
アカデミーに寄贈している。今回贈った
のはルビウの幼稚園児らが避難するシェ
ルターで、「父親が戦闘に参加し、殺風
景なシェルターで過ごす子どもたちのた
めに日本の子どもたちの元気(絵)を送
ってほしい」と現地の幼稚園教諭から
オーリャさんを通して依頼があったと
いう。
子どもたちの色とりどりの思い届け
これを受け、川戸さんは「ウクライナ
の子どもたちの励ましになるなら、
ぜひ」と快諾。窓もないシェルターで
過ごす現地の子どもたちのために、
「明るい色使いの絵を」と、アトリエ
に通う子どもたちにオーダーした。
これを元にテーマは子どもたちが自ら
決め、1枚につき4人ほどで10数枚を描
き上げた。
川戸さんによると10月上旬に発送をか
け、ウクライナには約1カ月後に到着。
11月18日にシェルターに届けられた。
荷物には絵と一緒に、子どもたちが遊
べるようにおもちゃも同封している。
「状況次第では届かないこともありえ
たので、無事に着いて安心しました」
と川戸さんは胸をなでおろす。届けら
れた色とりどりの絵は、さっそくシェル
ターの壁に飾られた。
川戸さんによると今後、オーリャさんが
現地で描かれた絵を持って来日し、展覧
会を開くことを検討しているという。
早めの年越しそば、今年も
秦野飲食店組合が松下園で
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調理する組合員ら
秦野市戸川の知的障害者支援施設
「松下園」(社会福祉法人寿徳会・
久保谷勤理事長)で12月4日、秦
飲食店組合(川口浩太組合長)が
施設利用者と職員に天ぷらそばと
うどんを振舞った。
同組合が「日頃お世話になっている地域
に恩返ししよう」と、施設が開園した
1981年から行っている取り組み。
コロナ禍で一時代替事業を行っていたが、
昨年からイベントを再開。40年以上続く
同園の冬の恒例行事として、楽しみにし
ている園生も多いという。
当日は同組合の役員が松下園を訪れ、厨房
で連携しながら海老の天ぷらそば・うどん
を用意。松下園利用者や職員がつゆの香り
に誘われるように食堂に集まり、そばか
うどんを選び注文。「美味しい」と夢中
になって食べる姿が見られた。
松下園施設長の小室慶武(きょうむ)さん
は「季節のイベントとして、地域の組合が
温かいそばとうどんを提供してくれること
は大変ありがたい。長年活動を継続してい
ただき、頭が下がります」と話した。川口
組合長は「美味しいと言ってもらえて嬉し
いです」と感想を語った。
天ぷらそば・うどんに舌鼓