花巻東対横浜隼人戦

今大会NO１といわれる菊池投手を見たくて

早々に仕事を切り上げてTV観戦していました。

花巻東の監督は昔、横浜隼人のコーチをしていたそうで

そういう意味では師匠と弟子の対決であり

練習試合で何度も手合わせしたことのあるチーム同士だったそうです。

仕掛けたのは横浜隼人のほうでした。

まず試合前からどんどん振ってゆくと公言し

序盤はどんどん振ってきていました。

菊池は少なからず影響を受けていたようで

球速は140キロ後半まで出ているのですが

球の切れがなくかつ高めに浮いているのでかなりいい当たりを

されています。

さらに意表をついて先発に2番手投手を起用し

花巻東の打撃陣を翻弄していきます。

継投もうまい具合で途中まで行っていたのですが

詰めを誤った感じでした・・・

高校野球ならではの駆け引きの多い面白い試合だったと思います。

ちなみに横浜隼人のユニフォームは阪神タイガースレプリカです。

帽子のマークまで同じです！！


さて菊池投手をじっくり見たのは今回が初めてでしたが

序盤は確かに早いのですが切れがなく「うーーん？？」

という感じでした。

逆に中盤以降球速が140キロ前後で低めに決まりだした

ところからが本領発揮だったように思います。

本格派投手にありがちな切れ味ともろさの両面が

ゲームの中で見え隠れしていた感じです。

潜在能力はすばらしいのですが

まだまだ未完成という印象を受けました。

今秋のドラフトで1位指名が競合するのは間違いなさそうですが

最近の高卒ルーキーのようにすぐに1軍で活躍できるか？？

というと微妙な感じですね

スライダーも投げ方が変わるので決め球としては

また不安定な印象があります。



今大会も最後まで勝ち抜くことは難しいのではと


思いました。


ただ高校生は大会途中にどんどん進化してゆくことが

あるのでまだこれからという部分も大きいのですが・・