50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

イタリア所感その②

2005-08-31 21:58:18 | 時事ネタ
イタリアで思ったこと。
イタリア人は働かない・・
何故だろうと考えていたのであるが
イタリアは気候が温暖で農作物も豊富であり、さらに言えば家なんかも
昔からの家がたくさんあるので、要はあくせく働かなくても
充分の高い質の生活が遅れるのであろう。(物質欲は満たせませんが・・)
日本でも沖縄の生活振りを見ていると金なんかなくても豊かな生活を
おくれているような気がする。・・・
野生の動物が腹いっぱいのときは目の前に獲物がきても狩をしないのと
同じように人間も充足した生活を送っていれば働かないのではないか?
逆説的にいうと東京なんての生活の質が低いから皆あくせく働くのではないか?
なんかこう考えるとむなしくなってしまう。
日本はこれから人口が減少し経済的に厳しい時期を迎えるのであるが
もしかしたら経済力のある今のうちにお金をつぎ込んで
100年くらいは使えるような生活インフラを作ってさらに循環型の生活スタイルを
確立してしまえば結構いい国になるような気が・・・
どっかの政党で公約で掲げてくんないかな??

イタリア所感~その①

2005-08-27 23:58:00 | 時事ネタ
先週遅い夏休みを利用してイタリアに行ってきた。
旅日記なんか書いてもしょうがないので気づいたことをもろもろ書いて見たい・・
イタリア行って思ったことその①
イタリアの男はみんな着こなしが良い!!
老いも若きも、スリムもデブもはげも関係なくかっこいい!!
日本人みたいに皆同じかっこというのもないし、特にオヤジ(40歳以上)世代が
非常にセンスがよいのである。
最近ブームになっている中年男性向けファッション誌はたいていイタリア人を
モデルにしているが納得である。
なんでかなと色々考えてみたが理由は次の二つかな?
①良いデザインに触れる機会が圧倒的に多い
今回ベネチア、ミラノ、フィレンツェ、ローマと廻ってきたが、街中、絵画と
彫刻と歴史的建築物であふれかえっているのである。今回自分は観光地ばかり見て
きたので当然美術品が多いところを中心に廻ってきたのであるが
もうこれでもかこれでもかというくらい美術品が街中あふれかえっているのである。
ようは良いものを常にみているから当然そのあたりでデザインセンスが磨かれている
のではないか?
②いろんな意味で自己中心的
まず自分の主張ありきという国民性なので、流行なんか全然気にしないのである。
みんなばらばらの服装をしているのであるがそれぞれ皆かっこいいのである。
自分らしさという部分に対するこだわりが服装のセンスのよさ(自分を良く見せる
部分にこだわりあり)になっているような気がする。
そのかわり男女を問わず体形は気にしないようである。日本人は人からどうみら
れるかが気になるので個性的なファッションに踏み込めないし、ダイエットを
過度に気にする(今はやせているのがかっこいいとされるので)のもやはり人目を
気にして流行に振り回されている要素が強いように思う。

日本の中年もイタリアオヤジ化が進むと新橋あたりは街の雰囲気がガラっと変わって
いいかんじになるのであるが・・・・

衆議院解散

2005-08-10 22:00:33 | 時事ネタ
久しぶりに選挙が面白い!!
同僚と蕎麦屋で昼飯食ってていつのまにか選挙の話で熱く語ってたり
ふときずくと隣の席のおじさんたちも色々話をしている。
ついでに言うと
今回の選挙の各政党の選挙戦略がマスコミで色々垣間見えて
各政党の党首のインタビューを聞くと
「情緒訴え方」「正義感振りかざし型」「論点すり替え型」色々あって実に
面白い。要は様々なプレゼン技術やディベートのテクニックを駆使して
いかに自分の所に票を取り込むかに苦心惨憺しているのであるが
どこかの大学のコミュニケーション論やっている先生に是非解説して欲しいものである。
ただ自分なりにみていると肝心の政策論について殆どの政党が
触れていないのがなにやらせせこましい。
そもそも郵政民営化について自民党が民営化推進をスローガンに掲げている以上
野党としては反対の立場をとらずを得ないのであるがそうすると野党が保守という
これまでの政党政治のパターンから完全に逸脱してしまうので
非常に苦しい立場に陥っていると思われる。
必殺仕事人を悪代官が雇っているようなものである。
そういう意味では小泉さんの喧嘩の仕掛け方のうまさに感心せざるをえない・・
体制派が改革を仕掛けるという過去例をみない今回の選挙は日本の歴史上の
ターニングポイントになるのではと考える今日この頃です。・・・

07年問題・・

2005-08-04 23:38:14 | 時事ネタ
07年問題というのをご存知であろうか?
一般的には団塊の世代が07年に定年(60歳)を迎えるということで
労働者がごっそり少なくなる、年金受給者が急激に増える等々の問題を
言うのであるが、教育関係でももう一つの07年問題といわれる問題がある。
それはゆとり教育を受けた世代が大学に進学するということと
大学の入学希望者と定員数がほぼ同じになるといういわゆる全入時代が
始まることを指している。
ゆとり教育は著しい学力低下をもたらし、それでも子供の数が少なくなるので
経営上そのまま受け入れざるを得ないという大学側の苦悩が始まるわけである。
日本人の教育水準を年代別に見ると実は受験戦争世代が一番高いという統計が
あるそうである。(約20年位前に大学に入った世代)
「ドラゴン桜」という漫画の中で東大は今は入りやすい、といっているがどうやら
本当のようである。私の甥っ子は自分の卒業した学校(金沢泉が丘高校)の理数科に
昨年入ったのであるが、数学の問題集を見せてもらったら自分の高校のときに
比べて進捗が約半年くらい遅れている感じであった。文部科学省のスーパー進学校の
指定を受けているにも関わらずである。
07年世代が働き下がりの世代になるころには日本はG8から脱落するのではという話が
あるが私自身は本当にそうなるのではと非常に心配している。
だって今のG8の国の中で円周率を3ですといって教えている国は日本以外にはないだろうから・・
日本がかって明治維新から一気に列強に伍するレベルに這い上れたのも、敗戦後
驚異的な経済復興を成し遂げたのも、国民の知的水準が高かったからにほかならない。
頭が良いのではなくみな高いレベルの教育を受けていたという意味である。
資源をもたないちっぽけな島国が世界の一流国の中に入れたのは教育を充実させていた
からに他ならないのであるが、文部科学省は自ら自分の国をだめにしてしまった。・・・
まさしく国家存亡の危機を迎えている。一度落ちた教育水準は簡単には戻らない・・・