朝日新聞の記事
(引用開始)
きちんと大学の講義に出た人のノートを1、2万円で買い取り、
その写しを1部数百円で売る。こんな学生相手の「講義ノート屋」に逆風が
吹いている。学生の「まじめ化」やノートの質の低下が原因だ。
大学の視線も厳しくなり、一部の繁盛店をのぞき、次々と倒れている。
約1万8千人が通う立命館大衣笠キャンパス(京都市北区)。
東門から約30メートルの建物の1階に人気の講義ノート屋がある。
学生がカウンターで講義名を告げると、店員が奥に取りにいく。
夏の前期試験直前には、約40人が入店待ちの列をつくった。
(引用終了)
それを受けて、大手ブログ「天漢日乗」
(引用開始)
試験対策で、ノートを借りるとしても、知り合いのノートをみんなで
コピーしたとか、そんな位かな。寮にいたから、ノートのあては割合にあったし。
ひょっとしたら業者はいたのかも知れないけど、教養はともかく、
期末では筆記試験が極端に少ない選択をしていたので、
文学部ではほぼ無縁の商売だった。
大体、大学に4年いると、試験の受け方を忘れると言われていたからなあ。
文学部の期末試験はレポートが大多数。
院試が久々の筆記試験になるので、4年前の大学受験を思い出しながら
準備するのが、文学部の院試受験者の一般的な姿だったような気がする。
(引用終了)
まず、講義ですが、よねの大学では、
100分の講義が4コマありました。
これ、全部をノート取れるほど、よねは集中力はありません。
学年によって違いますが、1/2~2/3ぐらいですね。
集中して聞いていられるのは。
特に下の学年ほど聞くに堪えないクソ授業がありました。
上の学年にいくと、限られた授業時間無いに、学生に
その科の研修医以上の知識を詰め込む恐ろしい授業がいくつかありました。
脳外科、皮膚科、泌尿器科。
研修医レベルで講義は聴けば分かる。
耳鼻科、眼科、麻酔科、整形外科、産婦人科、法医学、
第2内科、第3内科、第2外科、歯科口腔外科。
研修医レベルだが授業が下手(全然わかりません)。
第1内科、第1外科、小児科、臨床検査科、放射線科。
でね、この全ての科の試験が3週間で行われるのです。
4回生2月、5回生11月、卒業試験。
医師国家試験の方が、はるかに楽だった。
ここにたどり着くまでには、3回生までに膨大な基礎医学の試験を
くぐり抜けたわけです。
1科目、700~1000ページの教科書。
nimselさんが「試験学科」と呼ぶ理由がお分かり頂けましたでしょうか?
この範囲を一人で全てカバーするのは、無理ですから、
数人の学生でグループを作って、一人3から5個ぐらい担当を
作って、「試験対策」をしました。
天漢日乗さんのブログをみて、よねはたいそう驚いたわけです。
今から考えても、あんな詰め込み教育をする意味がわからない。
「論理」が乏しい医学生に「研修医レベル」の知識を
大量に詰め込んでも、数年経ったら、大半は忘れてしまうのに・・・
あっちの受験勉強みたいなことやらされましたから。
どこまで覚えて、どこを覚えないか、
その「見切り」が大事でして・・
まともにやったら人間の覚えられる量ではないです。
大学によってはさらに負担増加中です。
ウチの大学とか、目の上のたんこぶ的大学が近くにある大学は特に…
「僕らが医学部にいた頃から、どれくらい負担が増えたか知ってる?
3倍? 10倍? 30倍? 50倍?
はは、違うよ。少なく見ても100倍だ。ある学者によるとこの50年で500倍に増えた。理由は分かるよね?」
と教授が嬉しそうに話していたのを思い出します。。
怖い。
気軽に遊びにきてくださいね。