よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

範囲が狭いと難度は上昇する。

2009-02-26 20:02:16 | その他

今年の国立大学前期試験が終了しました。

感想は、出題範囲が狭いと難易度がかえって増す、ということです。

大学受験で、よねの時代から、二つの単元が削られています。
____________________________

一つは「空間図形」、これは「ベクトル」の上位単元です。

空間図形の花形問題は、平面を求める問題です。

・交わる2直線を含む平面
・1直線と一つの点を含む平面
・3つの点を含む平面

これらは同一の問題で、平面を定義する「垂直ベクトル」を求めれば、
解けたも同然。

ここまでが、大問の前半で、後半に球が出てきたり、別の平面が
出てきます。

大問の前半を解ければ、部分点が取れます。
大学の二次試験は、全部、解く必要がなく、完答以外の問題から
如何に部分点を取ってくるかが大事なのです。

平面を求める問題では、基本的なベクトルの計算力も
見れますから、出題者も好んで出してきます。

一方、ベクトルの単独問題でも、難易度が低くても、
差がつきます。受験生は「空間図形」をマークしていますから。

現在は「ベクトル」だけですので、当然、受験生もマークしてくる。
難易度を高くしないと、差がつかないのですね。
_____________________________

同じことが、「行列」の上位単元、「一次変換」にもいえます。

現在、一次変換は行列の単元の一部で、基本的なものしか
扱いません。
一次変換では、差をつける難問は作りづらい。

そうしますと、行列のn乗を求める問題の難易度が上がるわけです。

*実際には、東大・京大以外は、一次変換で差がつくらしい。
 大阪大学で回転変換が出題されている。
 何より問題なのは、行列が高3の最後の単元であるということだ。
 よねの時代では高2で学習した。
 浪人生に一方的に有利ではないか!!





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4 コメント

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うーむ・・・ (duca-me)
2009-02-26 23:55:25
つまり問題の数をこなす時間がないってことですね?>図形やら行列やら
両方ともメカ設計で必要な知識ですわ(^^;)
そういえば (よね)
2009-02-27 15:27:15
かせっちさんのコメントで、
大学で物理の教育レベルが下がっている話が
ありまして・・・

今、大学院でやっている物理の授業は、昔、大学で
やっていたレベルだとか。

「ゆとり」教育は結局、最後にツケがまわるわけで・・
Unknown (かせっち)
2009-02-27 18:48:51
一次変換が高3の最後とは…遅い、遅すぎる。

私も一次変換は高2の代数幾何の分野。高3で一年間かけてみっちり演習して「戦力」になりました。

あれが「回転」と「伸縮」だということに気がつけば、問題の見方が広がって面白いんですよね。
そうか! (よね)
2009-02-27 20:18:16
学習塾の先生が嘆いていました。
高校生に一次変換は無理という文部省の判断は、
あまりに愚かである、と。

>「回転」と「伸縮」だということに気がつけば、
 問題の見方が広がって面白いんですよね。

おいら、気付かなかった・・・orz

必ず、大問の1つとして出題されたので、
相当に演習したのに・・・orz

おいら、数学は苦手科目だったから。

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