よねの備忘録

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新型コロナ 2020/2/27

2020-02-27 04:31:12 | 医療の話

諏訪中央病院の鎌田先生の解説がありました。

長く臨床現場にいた医師の言葉には、聞く価値があります。

(前略 引用開始)

インフルエンザとの違いについて>

インフルエンザの感染力は、1人で1.3人と言われていて、
新型コロナウイルスの感染については、
WHO(世界保健機関)の発表によると1人で2.2人。
スウェーデンのウメオ大学による最新の論文によると1人で3.2人。
一方で致死率は、0.1のインフルエンザに比べて、
新型コロナウイルス は中国を除くと0.2と高いが、
日本の医療水準を考えると、
インフルエンザとそこまで変わらないのではないか。


今年、多くの人が新型コロナウイルスを恐れて
手洗いやマスクをはじめとした予防をしたことにより、
昨年3,000人もの死者を出したインフルエンザの感染者は
今年減っている。
やるべきことをしっかりやっておくことによって、
被害はインフルエンザとそこまで変わらずに済むのではないか。


<病院を受診する際の目安>

症状としては、倦怠感が風邪よりも強く、空咳が長く続くのが特徴。
似たような症状が出た場合でも、
4日間ほどは様子を見るという目安は妥当(高齢者や持病の方は2日)。
風邪やインフルエンザの症状を新型コロナウイルスだと疑い、
すぐに病院へ駆け込んでしまうと、
訪ねた病院で感染してしまう危険性がある。


<外出や予防の目安>

みんなで協力して、この2週間くらいは出来るだけ外出は避けるべき。
3月末から4月初めを感染のピークにし、
しかもできるだけ抑えたピークにしないと、
夏の東京オリンピックで海外から多くの選手や観客を呼ぶことは難しい。

(後略 引用終了)

感染力はインフルエンザより強いが、
致死率は、日本の医療水準ならば、
インフルエンザと同程度ではないか、というお話でした。

インフルエンザで亡くなる方は、
日本では、ここ数年、年間3000人を超えます。
死亡診断書に「インフルエンザ」関連の文言が
入れられた人だけカウントしており、
単に「心不全」の診断名ならカウントされないので、
実際には、もっと多いでしょう。

今年は、手洗いやマスクが徹底しているせいか、
インフルエンザは減っています。
よって、感染症自体の死亡数が減っているという
実態もあります。
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PCR検査が少ない件について

北海道では、開業医を含めた医療機関から、
「通常の経過と違う肺炎」があると連絡すれば、
PCR検査はおこなわれています。
(よねの知る限りの範囲では)

東京の事情はわかりません。

なお、日本医師会が調査するようです。






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