数学は、
①概念を学ぶ
②網羅系参考書で解法を暗記する
③2次レベル問題集
3段階からなります。
今回は③の段階のお話です。
国立大学2次レベルの問題は、
解法暗記のみでは対応できないよう作られています。
問題をどの角度から眺め、どのような試行錯誤をすれば、
解法にたどりつけるのか、という訓練がいります。
初見の場合、ある程度の時間(15分以上)取り組む必要があります。
解けなかった場合、ヒントとなる解説部分を読んで、再挑戦する。
このような試行錯誤の過程が、「着想力」を養成していきます。
「文系数学 入試の核心」「理系数学 入試の核心 標準編」
(Z会)
(青チャート使用者は、コンパスマーク4と5)
この本を行う時期は、高3の1学期が理想的ですが、
高3の夏休み、というのが現実的でしょうか。
その後は、志望校の過去問レベルを行います。
各会社の出している大学別摸試の過去問集が
解説がくわしいですね。
志望大学のレベルを知ったうえで、
「やさしい理系数学」(河合出版)
「理系数学 入試の核心 難関編」(Z会)
と積み上げるのですが、本当に必要なのか、
残り時間が関係してきます。
高3の2学期は、理科・社会に十分な学習時間を当てたい。
受験は総合点勝負ですから、数学のみに時間を費やせないのです。
なかなか「やさしい理系数学」までたどりつけないです。
この本が必要になるのは、東工大、東大、京大、医学部です。
数学がこのレベルでなくても、他の科目でカバーできるかも。
そして、「やさしい理系数学」を使いこなすには、
現役時に「チェック&リピート」を完璧にして、
浪人覚悟かな、とよねは思います。