私、よねは、今回、全く関係筋にアクセスしておりません。
よって、これからお話する内容は、個人の知識に基づいた想像にすぎません。
おそらく70%は、当っているとは思います。
(医療界では、まあ、大体このぐらいだろうという基準)
では、なんでこんな話をするのか、というと、
あまりにも政府やメディアの説明が、いいかげんすぎるからです。
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Q.避難半径30kmで大丈夫なのか?
何を根拠に30kmという数字がでてきたのか?
A.スリーマイル原発の事故から距離の目分量が決められた。
「沸騰型軽水炉」の冷却水喪失事故としては、
この50年、この例しかない。
政府の30kmという数字はおおむね妥当であろう。
ただし、核分裂=臨界が生じないというのが大前提である。
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(解説)
スリーマイル原発事故では、およそ1ミリ~10ミリ・シーベルトの被爆と言われていますが
詳細な情報は、よねの手元に入らないです。
不謹慎な例えですが、
料理を作るとして、しょうゆを、数滴いらるのか、大匙2杯~3杯なのか、
はたまた、蓋を開けて数瓶いれるのか、常識があるわけです。
スリーマイル事故+α なら大丈夫ということで、
医学的見地からは、20km避難、30km以内は屋内退避になったと
思います。
広島大学の物理学教授も、
「(10:20分の3号機周辺の)400ミリ・シーベルトは、極めて高い値だが、
政府の30kmの措置は妥当である」という、新聞社HP記事をみました。
20km~30km程度の退避が、医学界の常識です。
よねは、核分裂反応が起こらない限り、今回規模の放射線同位元素の飛散、
や放射線量の一時的な以上高値は、かなり頻繁に生じると考えています。
原子炉周辺では、放射線同位元素の漏洩が、時々、生じ、
冷却がすむまで、10日~1月前後は、現状かな、と。
たぶん、この範囲がそのまま維持かな、と。
実際の被爆量は、多い人で、10ミリ・シーベルトぐらいを想定かな?
(実効線量当量で)。
健康には、影響のない量を目指していると思います。
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ただし、範囲の設定には、社会的要素も必要でした。
医学-社会的影響の調整が行われていない。
20km-30kmへの拡大が、本当に必要だったのかは、
よねには判断がつきません。(どちらかというと20km維持を支持)
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医学的立場からの、よねの推定でした。
・30kmの判断は妥当だが、20km維持も考えられた。
・放射線同位元素の漏出は、今後10日~1ヶ月は続くかも。
・そうであっても、30km以内の住民に健康被害のない値で
推移するであろう。
・中国大陸の「黄砂」のように、遠くまで飛んでいく。
30km圏外で、「正常の何倍」といっても、人体には影響のないレベル。
ただし、大前提は、「核分裂=臨界」が生じないことです。
平成23年3月15日 午前10:22
3号機周辺で、400ミリ・シーベルト。
4号機周辺で、100ミリ・シーベルト。
2号機と3号機の間で、30ミリ・シーベルト。
マスコミやネットで、「オワタ」論が取りざたされていますが、
よねにとって、想定を超えた話ではありません。
水素爆発や燃料棒露出は、そりゃあ、驚きました。
メルト・ダウンが想定される状況だったわけで・・・
原子炉周辺は、高濃度に汚染されるでしょうよ。
あれだけ、煙ふいたのですから。
よねが知りたいのは、施設入り口の数値の変化。(9:30 8ミリ・シーベルト)
もっとも知りたいのは、臨界反応があるのか、ないのか。
たぶん、アメリカ軍が当初、提言していた、ホウ酸を大量にぶちこむ話に
あるのでしょう。
おそらく、海水内にホウ酸を混ぜて使用しているのでしょうが。
チェルノブイリ型の黒鉛炉と、軽水炉を同一レベルで話をされても・・
なんだかなあ。
でも、半匿名だから、ここまで踏み込んだことがいえるわけでして・・・
リアルでは、深刻ですねえ、と口を濁すしかないでしょうがね。