枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

冬の木・・・柊

2008年12月01日 | Weblog
 日本の漢字の現わし方が、実に気が利いている例えのような、柊。冬至の頃には花は咲いてしまっていて、鰯を刺すのに、葉の針が刺さって痛いだけであった。他の取り得ってないじゃないの。と思っていたら、意外にも可憐な小さな花の香りに圧倒された。控えめでありながら、ちゃんとした主張をしている柊。

 人間は、こうはいかないよね。自分を認めてもらうのに、他人を蹴落としてもやる。勝ち組とかいう。ああ、もう負け組みでいいよ。

 別に負けてる訳じゃないから。白と黒にどうしても分けたがる。思慮分別のなさですね。勝ち負けを決めてそれがどうだっていうのよ。なんかさ、本人同士より外野がうるさいね。

 人其々に、個性が違うんだから、それでいいんじゃないの?って、思うけどな。自分のことしか考えれないより、相手のことを思えたりする方が、ずっと人間らしい、って感じるよ。

 しゃべらない人を、話せるようにしてあげるのって、すんごく骨が折れるよ。もう、ぐにゃぐにゃに折れちゃう訳だし、自分の都合や感情では、決して話してはくれない。

 心に寄り添うって、頭でわかっていても、行動ではできないことがあるんですよ。自然体でさりげなくっていうのは呼吸が、阿吽でなくてはできない。

 で、その阿吽の呼吸が、そんじょそこらではできないの。あ・言ってることもぐちゃぐちゃだあぁ。脱線しちゃった。話題を柊に戻して。

 南西の低い空に、金星と、三日月とが輝いていました。この時間では、オリオンやシリウスが上がってますね。西高東低の宇宙に満天の星が観えて、寒さも忘れて眺めています。そこに馥郁とした、柊と枇杷の花の匂いがしてくるのです。なんとも幸せな一時ですね。

 12月は師走ですが、昔ほど寒くもないし、掃除の様子も変わってきましたから、ピンときません。冬至や天皇誕生日がありますが、クリスマスに浮かれちゃう雰囲気も、だあっと過ぎちゃうような感じがあります。

 サンタクロースの、散々苦労する季節かな?冬至に柚子風呂しますか?さら湯ですると、肌に刺すように効きます。どっちかというと、柚子のヘタの所をスパッと切って味噌と炒り干しを入れて、柚子味噌を作ります。アルミホイルに包んでストーブの上でします。

 七輪でするとぐっとおいいしいです。柚子の皮を擂ったのは、うどんの薬味や、湯豆腐にもいいね。田楽にもいいんです。香りがね、佳いですね。

 今年の、枇杷の花芽です。11月の下旬からちらほらとだったのが、ここにきて温かくて、一気に咲いています。香りも辺り一面にしています。うれしいですね。

 毎年忘れないで咲いてくれるのが、なんともありがたい。
 

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