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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

自然からの贈物

2022年10月29日 | Weblog
 枇杷葉の生葉であったり、花芽や種での使い方にも個人差は否めない。育った環境は無論だが、同居している関係にも多大に影響される。牧野富太郎博士が、分類されるのに自分を実験台にされたことは、謂わば隠せない事実。華岡青洲にせよ、母や妻を効果の程を知りたくて試したのは有名な真実なのです。

 枇杷葉を寒中に採取するのは、身体にとって効き目が出易いことや無理なく飲用できる。花芽が咲き、結実して実が生り種ができるのも自然がもたらすこと。生葉は、夏の時期に葉を繁らせて秋口以降から採れ始める。花芽は、10月下旬から遅くには春分近くまで咲く。実が生るのは初夏過ぎて熟れ収穫する。

 花芽茶 枇杷葉の葉の中心に膨らみが見えだし、塊が確認できる。薄茶色の苞を破って白い花が咲き出すので、1枝の8割咲になって採る。お茶パックに2ℊ~3gの分量で詰めるが、纏めた物をナイロン袋に入れて冷凍庫管理を。新聞紙の上に広げて2~3日乾燥させても、直ぐにでも構わないが薬茶を忘れず。

 枇杷葉の茶葉と煎じる分量が異なりますが、花芽は結実前の状態ですのでアミグダリンはたっぷりです。植物は酸素を吐いて二酸化炭素を吸っており、人間はその反対です。呼吸を繰り返していて生きていますよ。薬草は煎じるのが前提で、煮出したりは感心しません。ポットのお湯を注ぐなら中に投入して。

 種にも同じことが云えます。実を食べて出したら、カルキ臭のない水で洗うか1時間ほど漬けて置き笊に上げて乾燥。お茶パックに8個(種の大きさにも依る)程を入れて、ナイロン袋に纏めて冷凍庫へ花芽同様に管理します。焼酎に漬ける場合には、1.8ℓに対して30粒程度ですが3年以上は冷暗所で保存です。

 枇杷葉茶・花芽茶・種茶の飲用分量は、個人差もあり症状にも因りますので安易に一度の大量摂取は危険です。同時に1パックで10日間は煎じ、その後は糠床や足湯使用或いは堆肥等消臭効果がありますので塵には出さないように。生葉を使用した物は、毒素を吸い出していますので使い回しは感心致しません。
コメント (4)
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