枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

霜月、小雪ちらつく・・・

2015年01月08日 | Weblog

 朝刊の一面の下に、宮尾登美子さんの死去が報じられていた。著作の中でも、田中美里主演の『一弦の琴』に、松たか子演じる『蔵』、田ノ倉烈の生き方に圧倒された。どちらもテレビであったが、人間とは覚の如く。とも思える主人公だった。

 友人が訪れて、豆を挽いて珈琲を淹れる。喫茶店宛らの美味しい味と、ケーキに満足していた。その友人が年末にくれたシクラメンは、水を切らさないように気をつけ、花の咲いたのを除けている。事ある毎に声をかけているのがいいのか。

 観葉植物も寒さに殊更弱く、置いた場所に因っては、元気がなくなる。水も遣り過ぎると黴が湧き枯れる。外の球根も根が張って、盛り上がってしまうので、枇杷湯に使ったのを入れて防備をした。珈琲の糟も入れておく。寒中となり霜囲いだ。

 明日には、枇杷葉を採って、焼酎に漬けておこう。枇杷葉茶も、この時期のが佳く、甘くて美味しい。煎じると、色鮮やかになる。焼酎のアルコールが厭なら、お茶で保存して、化粧水に用いてもいい。できれば専用の冷凍庫で、保管したいもの。

 寒中の水は元より、この時期にすることには、腐りがないこともある。味噌や凍み餅等、保存が利くので、古の人々は、生活の知恵で行ってきた。然し、何時でも何でもあっては、却って黴が生じてしまう。行事が寂れるのも、文明の影に付く物。

 暖房完備の自宅ではないのが、幸いなのか、今のところインフルエンザの症状がない。昨年も、風邪は引いたが、酷くはなかった。予防注射を何故するのか、是もまた疑問。極度の疲労や心身の弱りに、細菌はつけ込む。温かくして眠ることだ。

 肌の調子がとても好い。枇杷葉ローションと、はと麦エキスをつけ、N社のファンデーションを小豆粒大伸ばす。眉と口紅で、アイラインも滲み隠しもなく、化粧はこれだけ。年齢相応の肌よりは若々しい。化粧は肌質が勝負で、ざらつきも滲みも無い。

 以前、佐伯ちずさんが、どんなに高価な化粧品も、肌の管理が不十分では補えないと書かれていた。N社のファンデーションは高い。でも、休日のみだし、秋口から春先までの使用。夏にはリキッドタイプだ。枇杷葉茶で、滲み雀斑は消えてしまった。

 美白効果も著しいのではないか。色白の人には勝てないが、角質が無くなるので、肌は艶やかな状態を保つ。洗顔も、一々専用の物を使わず、石鹸ですべすべだ。時々、塩で擦るのがいいのかもね。正に一挙両得の枇杷葉茶である。安価でもある。

 昨夏の、長崎茂木枇杷。一般的には、田中と房洲があり、其々を掛け合わせて、種類を増やしているらしい。

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