悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真955 木の道に

2010-07-14 03:00:00 | 短歌写真
2010-0714-yts955
木の道に佇み見ゆるやはらかき
花にいだかれねむらまほしや   悠山人

○短歌写真、詠む。
○そぼ降る霧のような雨のなか、また合歓の花を見に行った
。「ねむ」で、「合歓」「眠」と掛ける。初句、「こ」を使って「木」「来」と掛ける可能性も。
○かつて植民地からの隷属離脱を、高らかに宣言した国も、いまは22か国に軍事基地を常時配備する態勢から、抜け出せない大国である。その「独立宣言」の日。
□短写955 きのみちに たたずみみゆる やはらかき
        はなにいだかれ ねむらまほしや
【写真】きのうと同じ。
【meineTraeume】第1部-青山だか赤坂だか歩いていて、ふと煉瓦色の杉高歯科という建物に入る。すべて本物の焼き上げ煉瓦の、大きいビルである。通路を入ると、本体の歯科はどこにあるのやら、不思議な作りになっていて、実は個人蔵書の公開図書館らしい。日本語のものは全くなく、海外言語の初版本やら、ところどころに書き込みがあるものやら、たくさんの部屋に分かれて整然と書棚に並ぶ。何から何まで建物外観と同じブラウン・カラー。中には活字の金箔押しという、中世本もあった。迷路の左右の小部屋には必ず人がいて、立って読む人、テーブルへ広げている人などで、静かに賑わっている。一人の男が何か独りごちながら、廊下の隅で怪しげな行為に及んでいたが、そういえばこれだけ広い建物のどこにも、トイレがない。・・・第2部-以前、出入りしていた時畑君という大手カー・ディーラーの担当と出会ったら、営業用にも使っている自車を換えようとして、いま迷っているんです、とのこと。800万円(と具体的な数字をあげた)もするのはと、会社が許してくれないらしい。それからしばらくは、車の話に花が咲いた。・・・サッカーも終わったのに、長い夢物語から覚めたのは、まだ真夜中のことである。


image986 梅雨ひと休み

2010-07-12 01:00:00 | images
2010-0712-yim986
title:rest_in_rainy_season
yyyy/mm:2010/07
memo:梅雨とはいうものの、雨の降りは少ない。雨が降らないと、すぐに空が晴れる。芸術公園で。早朝まで見ていたWCサッカーも、パウルくんの予言どおりに、決着した。

image985 黄凌霄花

2010-07-11 01:00:00 | images
2010-0711-yim985
title:Campsis_grandiflora_in_yellow
yyyy/mm:2010/07
memo:黄凌霄花(きのうぜんかずら)。Wp(ウィキペディア)によれば、凌霄花(Campsis grandiflora)の本来色は赤・橙、黄は園芸種、亜米利加凌霄花(C. radicans)は別花とのこと(2010年07月)。先日、赤坂公園で。

俳句写真714 百日の

2010-07-10 02:00:00 | 俳句写真
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百日の紅とて鉢に咲きそめぬ  悠山人

○俳句写真、詠む。
○百日紅。紫薇。大木になりたがるのを宥めながら、鉢仕立て。それなのに、一週間ほど前からわっと咲き揃った。去年とは全く比較にならない花着き。
□俳写714 ひゃくじつの べにとてはちに さきそめぬ
【写真】先日、自宅。

短歌写真954 風にゆれ

2010-07-09 03:00:00 | 短歌写真
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風にゆれ雨に撓ひてさだまらぬ
揺蕩ひ花のいのちかと見る   悠山人

○短歌写真、詠む。
○白蝶草。
Gaura lindheimeri。英語版電網のあるサイトには、通名として「whirling butterflies, white Gaura, butterfly Gaura」(www.floridata.com)とし、Wp には「Lindheimer's Beeblossom, White Gaura, Pink Gaura, Lindheimer's Clockweed」(2010年07月)とある。また Wandflower の別名も持つ。
¶¶揺蕩(たゆた)ひ花(ばな)=英語通名のひとつ、
whirling butterflies から、ここでは白蝶草を「揺蕩(たゆた)ひ花」と訳してみた。
□短写954 かぜにゆれ あめにしなひて さだまらぬ
        たゆたひばなの いのちかとみる
【写真】先日、自宅で。


image984 白桔梗

2010-07-08 01:00:00 | images
2010-0708-yim984
title:white_balloon_flowers
yyyy/mm:2010/07
memo:頂き物の白桔梗。White_balloon_flower。Platycodon_grandiflorus。ことしも短茎に仕立てる時期を失い、1mほどに伸びて寝そべっている。ちょっとした風や雨で横臥するから、撮影用には不向き。きのう、自宅。
cf. 2009年06月30日、yhs519「俳句写真519 はやくにも」
  はやくにも白く咲きたる乎加止止岐

短歌写真953 曇りても

2010-07-07 04:00:00 | 短歌写真
2010-0707-yts953
曇りてもいづれ晴るると知りぬれど
いづれは永久のやみとなるらん   悠山人

○短歌写真、詠む。
○七夕。梅雨どきの空を見上げながら、無情の業火に消えて行った数えきれない人人を、ことしも思う。「とは(eternity)」は、旺文版『古語辞典』には、「永久」を充てて「永遠」を欠く。

□短写953 くもりても いづれはるると しりぬれど
        いづれはとはの やみとなるらん
【写真】前出のピアッツァで。


俳句写真713 夢のごと

2010-07-06 02:00:00 | 俳句写真
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夢のごとまぼろしのごと汝は咲く  悠山人

○俳句写真、詠む。
○ヒビスクス(通名ハイビスカス)。静かな広場の隅に、二鉢だけ鮮やかに咲いていた。
□俳写713 ゆめのごと まぼろしのごと なれはさく
【写真】先日、徳永ピアッツァで。