2010-0701-yts952
歩みせばふと留めたる草あひに
げにいさぎよき白百合の見ゆ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○曇りから雨という予報を裏切って、梅雨の合間の猛暑。園内を歩くうちに、矮性の白百合を見る。名札は字がかすれて全く読めない。通りかかった職員に尋ねてもお手上げ。2010年も後半、きょうは文月朔日。
¶いさぎよ(潔)し=「(1)清らかだ。汚れがない。潔白だ。すがすがしい。」(旺文社版『全訳古語辞典 第二版』)
□短写952 あゆみせば ふととどめたる くさあひに
げにいさぎよき しらゆりのみゆ
【写真】前出の凌霄花に同じ。
【memo-文月】陰暦では、水無月までが夏、文月から秋。字面や季語の世界では、きょうから秋である。文月の読みは、『ホトトギス 俳句季語便覧』(三省堂)には見出し語「ふづき」はなく、同「ふみづき」に「ふづき」とも、と送る。『広辞苑』(岩波書店)は、見出し語「ふづき」で説明して、「ふつき」とも、とするほか、別に見出し語「ふみづき」があって「ふづき」とも、としている。
【memo-土佐日記歌集】紀貫之の『土佐日記』から和歌・短歌を抜き出して、きょうから別ブログを立ち上げる。左カラムの「ブックマーク」欄をクリック。土佐日記歌集-悠山人編