悠山人の新古今

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紫式部集025 日野杉を

2006-04-22 06:30:00 | 紫式部集
2006-0422-yms025
日野杉を埋めるほどの雪を見て
きょうも小塩の松を思うの   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=宮中・官公庁用の暦」(平王クは具注暦」)に「初雪降る」とあるその日。武生市の日野岳の、深い杉森を覆いつくした雪を見て、と詞書。この深い雪、京の(今日も)都の小塩山の松も、あんなかしらね。日野山の杉、小塩山の松に鄙・都を対比させる。
 ¶小塩山=よほどの豪雪だったらしく、源氏物語(行幸)の二首とも「雪
 深き」「深雪」と出ている。藤原氏の祖社は春日大社・春日山だが、都
 に分けて大原野神社・小塩山
・勝持寺(花の寺)とされた由。そこから、
 新春日山の名もある。今の右京区。
紫025:ここにかく ひののすぎむら うづむゆき
      をしほのまつに けふやまがへる
□悠025:ひのすぎを うずめるほどの ゆきをみて

      きょうもおしおの まつをおもうの
*now streaming : Artist=BACH : Track= Academy of Ancient Music, Hogwood - Orch Suite - No 1 in C Major*
 http://65.19.173.132:4086


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