万葉擬歌1548 早咲きの
【歌】早咲きの萩うとましく咲くならば 遅咲きの花こころも長し 悠山人 万葉擬歌一五四八
【訓】はやざきの はぎうとましく さくならば おそざきのはな こころもながし
【釈】早咲きの萩の花って、どこか頼りない。遅咲きならば、安心して頼れますよ。
【注】慌てずにゆっくり見定めなさっては、殿方、とは女性原作者。
万葉短歌1548 咲く花も1410
咲く花もをそろはうとしおくてなる 長き心になほ及かずけり 大伴坂上郎女 万葉短歌一五四八
さくはなも をそろはうとし おくてなる ながきこころに なほしかずけり
[別ブログ「万葉短歌-悠山人編」2014年11月10日条参照。]http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20141110