悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真238 年毎に

2006-10-22 02:00:00 | 短歌写真

2006-1022-yts238
年毎に大気の染みの増えつづき
やがて日の輪の届かざるべし   悠山人

○短歌写真、詠む。
○数十億年の悠揚な時を過ごした大気も、ほんの瞬きの間に死なんとす。人は「賢き人 homo sapiens」を止めて、「愚かなる人 homo bardi」に、成らんとす。
¶日の輪=太陽は、一名「日輪」。the sun。

□としごとに たいきのしみの ふえつづき
  やがてひのわの とどかざるべし
【写真】一見きれいな東雲の空を、PCで再現すると、明暗がはっきりする。色調を少し誇張した。先日の朝。


俳句写真010 秋嵐

2006-10-22 01:00:00 | 俳句写真
2006-1022-yhs010
秋嵐
明けて鯨の
横たはり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○追想句である。結句、「もがき居り」は、直接に過ぎるか。「り」か「る」かは、誰もが苦しむところ。配字も横を念頭に置く。「秋嵐」は「便覧」にない、悠山人の季語。

□あきあらし あけてくじらの よこたはり
【写真】この岩を小鯨に見立てた。