百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

邯鄲の思い出(渉県②)

2007-08-29 18:31:33 | Weblog

  8月29日  (水)  ①
                          平成17年1月1日より 971日目
                                    歩いた歩数       その距離
                          本日        15,173歩        10,621m 
                          総計  13,577,849歩  9,504,494 m
         北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。244,656m

   渉県の招待所で一夜をあかし、りんご園の視察に向かう。渉県こそりんご栽培の適地と意気込んで訪ねたりんご園は、刑務所のような高い煉瓦塀に囲まれ、塀の上には硝子片まで植え込まれた警戒の厳しい所で、管理人の鍵でやっと入る。

 中は120ムー(8町歩)で公社のような共同管理とか、りんごの管理は全く中国的で、「ご感想を・・・」と訊ねられたので、率直に「ガッカリしました」と答える。この後、一方的にまくし立てて園を出る。趙科長は「今日は観光なので、すぐ中国第一等の槐の木に案内します、と。行くこと1時間あまりで固新村に着く。

          

 槐が古いと同じように、村も一昔前のまま眠っている。土煉瓦で固めた大きなトンネルを抜けると、あと寿命は幾ばくもない枯れ木然とした槐があった。囲われた幹は、囲いをとれば薪の束かと思われる姿だが、見上げる空には青葉が茂っている。傍らの「槐記」によれば、葉は茂って村を覆い、飢饉の時は、その葉で飢えを凌いだという程、盛んであったようだ。「天下第一槐」をバックに写真を撮り、引き揚げる。

              

               

  昼食に招待してくれたのは、女性の県長。中々の美人、賢そうな顔立ち、声も美しい。遂乗ってしまい、「日中友好林檎園」を渉県に造る。つがるに矮台《M26号》を接ぎ、「りんごは渉県に学べ!」と云われる様な模範園にする。」とやる。県長喜んで、また乾杯、乾杯。その強いのに舌を巻く。

 最後は渉県自慢のうどん。つまみはにんにく。皮をむいてムシャムシャやると、県長もやる。みんなもやる。小生調子に乗って、2片も食べる。匂いを消すためお茶の葉を噛んで昼寝する。

 午後3時、渉県を発って邯鄲へ向かう。途中、聖井崗の信仰の寺を訪ねた。広済宮や媧媓宮と並んで女の神様。民間信仰とはいえ、大繁盛のようだ。中国は一人っ子政策のため、何としても男の子を産みたい一心からという。

          
                               聖井崗の廟の屋根

 趙科長が明日の打ち合わせと、妙にかしこまって入ってきて、「邯鄲地区・飯山市科技聯誼会」を作りたいと提案してくる。検討を約束する。名刺が残り少なくなってきたので、パソコンで名刺作りをする。就寝10時20分。


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