還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

残したい昭和の生活

2012-07-15 16:05:59 | 日記

ニュースで「体験したい昭和の生活」というのを特集していた。

「昭和」の真っただ中の人間としては見逃すわけにはいかない。

一番人気のあったのが「蚊帳」だ。なるほど一見情緒があるし、昭和の優しい雰囲気が出ている。今も屋外キャンプなどのためにあるのだろうが・・・

蚊帳の出入りには要領があって、少し蚊帳を揺らせて近くにいると思われる蚊を遠ざけてから出入りするのだ。

蚊帳の中で、母が団扇をあおいでくれて寝入ったのが昨日のことのようだ。

次に人気があったのが「おくどさん」だ。我が家もおくどさんがあった。典型的な京町屋で玄関からまっすぐにつながった土間におくどさんがあって、そこで母が食事のこしらえをしていた。

ご飯は炊きあがるとおひつに移し替えて食卓に上がって来る。そのニオイを今も思い出す。

ところで、おくどさんにはなぜか煤にまみれた布袋さんが鎮座していた。理由はよくわからない。

「七輪」というのも人気があった。我が家の隣が長屋で昔ながらの下町の生活空間がそこにはあり、さんまなどを長屋の人が屋外で七輪を使って焼いていた。

落語で、さんまを焼いている煙の香りで、ご飯一膳をいただける・・・というのがあったように思うが、ほんとうに長屋全体がおいしそうな香りに包まれていた。

あとは「トイレ」にしろ、「五右衛門風呂」にしろ、今の方がはるかに衛生的で快適だ。

総じて、残せるものは残してほしいと思うのだが・・・とりわけ、下町の人間関係などは・・・

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祇園祭り山鉾の飾り

2012-07-15 13:16:00 | 京都ウロウロ

のうのブログで、昼間の祇園祭山鉾は「スッピンの芸妓」と表現したが、全くの認識不足で謝らなければならない。

実は今日も鴨川ウオークのあとに少し祇園祭の山鉾を見に行ったのだが、何と立派に化粧を施し、飾りつけもされていた。

昨日の夜から「宵山」ということで、昨日の夕方から綺麗にされているようだ。

三条の室町を北に行ったところにある役行者山も綺麗に化粧が・・・役行者山は確か明日16日の昼間に、ここで護摩焚きが行われる。

小さな1,2mほどの規模なのだが街中での護摩焚きなので、迫力が凄い。行者さんが上手い具合に灼の水で始末されながら焚かれる。

役行者山の南にある黒主山も綺麗にされていた。そのさらに南の鯉山も・・・

芸妓さんは昼間でも手を抜かない?

蛸薬師通りを東に向かうと、烏丸通りの手前に橋弁慶山がある。ここは本番に飾りつけられる牛若丸と弁慶の人形が町屋の2階に置かれている。夜になるとこの牛若丸と弁慶の人形を動かしてくれるのだが・・・

長く京都に住みながら、しかも祇園さんの近くで生まれ育ったというのに、この認識不足に恥入るばかりだ。

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祇園祭と幾松

2012-07-15 12:31:30 | 京都ウロウロ

昨日の夜中は凄い雨が降っていた。半分夢うつつの中で聞き耳を立てていた状態での話だが・・・

朝から良い天気だったので、早速鴨川へ出かけた。すると鴨川のいつもの河川敷の散歩道が立ち入り禁止になっていた。

川の流れも凄く、河川敷にまで流木やタイヤまで上がっていた。

昨日の夜はこの河川敷も流れの中に入っていたことが容易に理解できる。

穏やかな鴨川ならゆっくり散策してもいいのだが、濁流の鴨川ではと二条から木屋町に出た。

木屋町御池を北へ入った高瀬川沿いに佐久間象山が暗殺された場所の碑が建てられている。

佐久間象山は信州の人で、志賀高原を開発した人物でもある。志賀高原の前山湿原に佐久間象山の記念碑が建っている。

子供が小さい頃、毎年夏場に志賀高原を訪れ、前山湿原を散歩していた。懐かしい思い出だが、その佐久間象山が暗殺された碑がここにあるのは初めて知った。

公武合体・開国論者の佐久間象山が尊王攘夷派の武士に暗殺されたという。時代の流れの中での小さな出来事かもしれないが、随分昔の話のようだが、まだ150年ほどしか経っていない。

そういえば、この碑の前には、あの桂小五郎と幾松の住まいもあった。このあたりで歴史の1ページが刻まれている。

ところで、桂小五郎と幾松が出会ったのは、実は祇園祭の最中だったようだ。

当時、二人の住まいよりも少し北に行ったところに、三本木という花街があって、その花街の芸妓だった幾松が御座所へ祇園祭の無言詣りをしていたところ、酔客にからまれて困っていたのを助けたのが桂小五郎だったらしい。

今夜もどこかで、平成の「桂小五郎と幾松」が・・・

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