還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

昼間の祇園祭山鉾・・・スッピンの芸妓さん?

2012-07-14 14:58:35 | 京都ウロウロ

今日は朝から今にも雨が降りそうな天気で、早くも山行きは断念して映画でも行こうかと映画情報を見ていると・・・

妻が「京都にいるんだから、ブログなら今は祇園祭でしょ。山鉾32基を全部撮ってきて紹介したらわ」と無謀な?ことをアドバイスしてくれた。

まあ、32基を順番に行けば結構な距離だし、山歩きまで行かなくても相当の運動量になりそうだ。

「まあ、32基全部は無理でも10基くらいなら、映画の前に行ってもいいなあ」と・・・

四条烏丸から長刀鉾と函谷鉾をスル―?して烏丸通りを北上・・・すると孟宗山が組み立て準備をしていた。まだ建ててない山鉾もあるのにはびっくりした。そういえば、今日からが「宵山」だ。

錦小路を左折して西に進むと、占出山があった。山は出来あがっているが、化粧もないし殺風景だ。まあ、朝だし人が少ないからゆっくりできるが、見るものがないなあ・・・と思いながら・・・室町通りを北上・・・

室町の南側には菊水鉾が・・・鉾は屋根上の飾りが違うので遠くからでも違いが分かる。

室町を北へ行くと・・・山伏山だ。

とはいえ、骨組みだけだから、山伏山も占出山も全く変わらない。

妻の言う「写真撮って紹介・・・」しようにもみんな同じだ。

考えたら、夜の宵山がメインで、昼間の今頃は山鉾たちも、花街の芸妓さんに例えれば、スッピンで下着と違うのかとおもうような服で家にいるみたいなものだ。

昔、下河原に住んでいた頃の近くの芸妓さんたちを思い出した。

すると、山鉾がスッピンの下着姿に見えてきた。「これでは何基回っても一緒や」

「山鉾は暗くなってから混雑の中で見るべし」

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映画「ファウスト」

2012-07-14 14:14:37 | 映画日記

映画「ファウスト」を観てきた。かのゲーテの書き下ろした名作だが、実は原作は読んだことがない。

どうも難解すぎて僕のカテゴリーに入りきらなかったのだが、映画なら何とか理解できるかと・・・

原作からは脚色がしてあるようだが、なかなか興味をそそる展開・内容だった。

ファウストなる学者が人間の「魂」の存在を研究し続けるために、高利貸しの支援を受ける。高利貸しはファウストに金銭の援助とその代償として巷の人間模様を見学させる。

善なる心と悪なる心・神の存在と悪魔の存在・それを介在する「金」という魔物の存在・・・

その中で、ファウストはマルガレ―テという女性に魅入られる。そして、彼女の肉体を手に入れるために高利貸しに自分の「魂」を売ってしまう。

人間は常に自制を働かせて行動をしているのだろうか。善なる心が悪なる心の台頭を抑えつけながら行動しているのだろうか。

もしそうであれば、人間は「悪魔」の存在を前提としながら、それを意識して生きているのだろうか。

人間は「悪魔」の存在は意識しても、神の存在は・・・遠藤周作の「沈黙」を思い出した。

そうでありながら、自らの欲望のために悪魔に「魂」を差し出すことも・・・悪魔に差し出したことも理解できずに。

なかなか面白い映画だった。

勝手評価 ☆☆☆☆

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