還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

祇園祭と幾松

2012-07-15 12:31:30 | 京都ウロウロ

昨日の夜中は凄い雨が降っていた。半分夢うつつの中で聞き耳を立てていた状態での話だが・・・

朝から良い天気だったので、早速鴨川へ出かけた。すると鴨川のいつもの河川敷の散歩道が立ち入り禁止になっていた。

川の流れも凄く、河川敷にまで流木やタイヤまで上がっていた。

昨日の夜はこの河川敷も流れの中に入っていたことが容易に理解できる。

穏やかな鴨川ならゆっくり散策してもいいのだが、濁流の鴨川ではと二条から木屋町に出た。

木屋町御池を北へ入った高瀬川沿いに佐久間象山が暗殺された場所の碑が建てられている。

佐久間象山は信州の人で、志賀高原を開発した人物でもある。志賀高原の前山湿原に佐久間象山の記念碑が建っている。

子供が小さい頃、毎年夏場に志賀高原を訪れ、前山湿原を散歩していた。懐かしい思い出だが、その佐久間象山が暗殺された碑がここにあるのは初めて知った。

公武合体・開国論者の佐久間象山が尊王攘夷派の武士に暗殺されたという。時代の流れの中での小さな出来事かもしれないが、随分昔の話のようだが、まだ150年ほどしか経っていない。

そういえば、この碑の前には、あの桂小五郎と幾松の住まいもあった。このあたりで歴史の1ページが刻まれている。

ところで、桂小五郎と幾松が出会ったのは、実は祇園祭の最中だったようだ。

当時、二人の住まいよりも少し北に行ったところに、三本木という花街があって、その花街の芸妓だった幾松が御座所へ祇園祭の無言詣りをしていたところ、酔客にからまれて困っていたのを助けたのが桂小五郎だったらしい。

今夜もどこかで、平成の「桂小五郎と幾松」が・・・

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