自分で使うものでも、なかなか自分で購入しないものがある。
たとえば、財布なんかいまだもって自分で買ったことがない。妻からもらったり(これはプレゼントというのか?)、娘からもらったりしたものばかりだ。
ネクタイなんかも、どちらかというとプレゼント物が多い。趣味があるのだけれど意外と「もらいもの」を気に入ってつけている。
そんな小物のなかに帽子もある。
帽子の好きな人は何かコンプレックスを持っていると妻に言われた。僕も帽子が好きだから何かにコンプレックスがあるのかもしれない。
ただ、どんなコンプレックスなのか自分ではよくわからない。
まあ、そんなことはともかく、若い時はいわゆるキャップを愛用していたが、今は中折れハットなものが気に入っている。
ハンティングやテンガロンハットもあるが、どうも好きになれない。テンガロンはバンドがC&Wなので学生の時にはステージ用に持っていたが、日常で愛用は決してしていなかった。
中折れハットの冬用は妻の親父さんのお下がりを愛用している。なかなかの上物で大事に使っている。
で、先日、妻が夏用の帽子を買ってきてくれた。どこで購入してきたのか知らないが、どうも若者向きのようで使うのをしばらく躊躇していたのだが・・・
妻「欲しいと言ってたから買ってきたのに、どうしてかぶらないの。似合うとか似合わないとかは、人が決めるの。かぶっている間に慣れてくるの」と・・・
靴やないんやから、慣れることはないやろう・・・と思いつつ、今日初めてかぶって出勤した。
ふーん。確かに帽子も慣れるものかもしれない。