五台山カヌークラブ通信

自然豊かな高知で、カヌーに親しむ!

Value measure(価値尺度)

2014-03-19 23:06:22 | 管理人論

古代ギリシャには、ソフィストと呼ばれる職業教師群がいました。代表的なソフィストにプロタゴラスがいます。彼の有名な言葉に、「人間は万物の尺度である」があります。「価値判断の基準は、人それぞれである」という意味です。相対主義です。つまり絶対的な価値基準はないことを主張しています。40℃のお風呂を、「ぬるい」と感じる人もいれば、「熱い」と感じる人もいる。同じ考え方で言えば「しんどい」という基準も、人によって異なります。カヌーで500mのタイムトライアルを5本やることがキツイと感じる人もいれば、きつくない人もいる。

つまり、忍耐力や持続力さえ身につければ「寒い」や「しんどい」という価値尺度はかなり過酷な基準に設定可能となります。

ところで、先日のソチパラリンピックの閉会式で「impossible(不可能」という電光表示の文字を、足の不自由なボート選手が腕力だけでロープを登り、その文字をずらし、「I'm possible(私はできる」に変える演出がありました。

「できる」、「できない」の基準(限界値)も相対主義的立場から言えば、三者三様なのでしょう。「限界値」を上げる努力をしましょう!

一無尽。

たっすいがは、いかん。

 

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