五台山カヌークラブ通信

自然豊かな高知で、カヌーに親しむ!

1994年の出来事

2013-09-24 19:58:19 | 日記

1994年、大学3年生の時、カヌー部の卒業ツアーで、京都保津川と瀬田川を下りました。卒業ツアーは、大学の学園祭に合わせて企画されることが多く、この時も10月下旬に行ったと記憶しています。川を下ることを主目的としていますが、その他、観光も兼ねて出かけます。そのツアー時に、京都、大原三千院や比叡山延暦寺に参拝に行ったことを覚えています。特に延暦寺への参拝時には、管理人自身、人生初の「大凶」というおみくじをひいてしまいました。なんと後輩も、「大凶」をひいてしまい、このままではという気持ちから、その後輩は続けておみくじを引いたところ、再び「大凶」。みんなに冷やかされたり、慰められてたりしていた光景を思い出します。その延暦寺訪問時に「今からすごい人がいらっしゃるから」。なんでも「その方が、手をかざせば、病も治る」とのことでした。どんな人だろうと思い、見た記憶があります。当時は名前を覚えていませんでしたが、多分その方が、酒井雄哉(さかい ゆうさい)氏ではないだろうかと思います。本日87歳でお亡くなりになりました。合掌

酒井氏は天台宗の荒行「千日回峰行」を2度達成され、『大阿闍梨』の称号を受けている大変、徳の高い僧です。「千日回峰行」とは7年間で約4万キロ踏破する荒行で、堂入りという不眠不臥そして、断食、断水を9日間も続ける修行もあります。しかも、酒井さんは2回目の回峰行を60歳で達成していますから、これまたすごい。ちなみに、織田信長が比叡山を焼打ちにした以降2回の満行は酒井さんを含めて3人しかいないとのこと。

晩年、酒井氏は、ローマ法王に謁見したり、中国の「五台山」を巡礼するなど国際交流にも努められたとのこと。著書に『一日一生』(朝日新書)というものがあり、管理人も読みました。この機会にもう一度読み返したいです。

大学3年時、比叡山を訪れたでけでなく、なぜかその後、先輩が「『行』~千日回峰行~」というビデオを持ってきて、カヌー部員数人が我が家に集まりそのビデオを視聴した記憶もあります。そして、3年前この時のビデオをもう一度見たいという思いから、ネット通販で購入(DVD)しました。このDVDを見ると、「自分の悩みなんかが、本当にしょうもないもの」に感じてしまいますし、いろんな意味で勇気づけられるものです。管理人が持っていますので、五台山カヌークラブの関係者で、もしこのDVDを視聴したい方がいましたら言ってください。

ところで、大学時代に始めたカヌーをきっかけに、比叡山に行き、そこで酒井氏の存在を知り、DVDを購入し、今、五台山カヌークラブの監督として頑張っている管理人。酒井さんも晩年に中国の「五台山」を訪問している。誠に勝手ながら「五台山」つながりで何かの『縁』を感じてしまいます。明日からも頑張ろう!!

一無尽。たっすいがは、いかん。

 

 

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