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ノブトの平凡日記

備忘録として気が向いたとき更新しています。

乾パンの空缶を見て孫は・・・

2006年03月11日 | ふるさと 他
 奈良・田原本は晴天です。午前6時、気温は7度ですが、予報では17度位になるとか。庭の梅は、枯れ枝に沢山のポップコーンをを付けたような状態です。

 先日、小学2年の孫娘が遊びに来た。
 充分遊んでいるのに、近づいて来て「遊ぼう、あそぼう」の連呼に負け、相手をしていたところ、空になった「乾パン」の空き缶を見つけた。一瞬考えたような素振りの後、
「爺ジィ、これ長いこと置いといても腐らへんねんで! 食べたん?」とのご質問。
「食べてん」と返事すると、「アァ、そうか」と少しつまらなそうな表情をした。
幼い頭で、地震があった時の食料を心配をさせたのかと、ちょっと反省したのでした。

 さて、今日の誕生日の花は、シソ科の【キランソウ】です。花言葉は、「あなたを待っています」とのことです。歌人 鳥海昭子さんは、この花と花言葉にちなんで、
        人を待ち 人に待たれる春の日の
               野のキランソウ深いムラサキ
と、詠まれています。

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葉が地面にはり付くように

放射状に広がり、

紫のかれんな花をつけます。

花言葉の「あなたを待っています」

の「あなた」は

待ち焦がれた

春なのかもしれません。

         鳥海昭子

               

鳴門 うず潮 開きと・・・

2006年02月26日 | ふるさと 他
 奈良・田原本は雨です。雲が低く小雨が降り、庭の梅の蕾に光る水滴は、春が来た事を教えてくれています。また、今朝のテレビのニュースでは、故郷の「鳴門うずしお開き」でカギを海へ投げ込むシーンと渦潮を写していました。
 これからの大潮には、見事な渦を見せてくれるでしょう。私は渦巻く潮のほかに、時折見せてくれる水糊を一面に撒いたように波一つ無く、一面が盛り上がってくる不気味さを見せてくれる一瞬が好きなのです。身震いするのです。(うまく表現できませんが・・)
         
 さて、今日の誕生日の花は、キンポウゲ科の【アズマイチゲ】で、花言葉は「温和」とのことです。イチゲ(一華)とは、1本の茎に一つの花が咲くことを言うそうです。
 歌人 鳥海昭子さんは、この花にちなんで

         枯れ草の乾く音する道の辺の
                 アズマイチゲは いち早く咲く
と、詠まれています。

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枯れ草が音を立てて乾く日、

目が覚めたかのように

アズマイチゲが咲き始めます。

そんな日には、キジバトが

「ででっぽう」と鳴きます。

私の村では

「ででっぽの花」と呼んでいます。

 鳥海昭子


 ピンクの花は、カタクリの花です。

息子今治へ

2006年01月29日 | ふるさと 他
 今日の奈良・田原本は晴天です。気温は8時30分現在、温度計はマイナス2度でした。朝日が差し込み、今日は暖かくなりそうです。

 26日帰っていた息子も、昨夜午後9時30分、明石大橋経由で今治へ戻って行った。(南海淡路ラインのフェリーが深夜の2便が日曜日、休航のためやむなく)
 全国に支店があるため、今後どの地へ行かされるか分からないが、独身者は簡単に異動させるのが世の常、所帯を持てば遠隔地への転勤の可能性は減ると思うのだが・・・。 
 朝、PCを開くと「5時前に無事たどり着いた。長時間の運転でお尻が痛い」とのメールが入っていたので一安心しているところです。
 仕事に惚れ、その地に惚れて、そのうえに惚れた女性がいれば言うこと無いのだけれどねぇ・・・・。

 さて、今日の誕生日の花は、パイナップル科の【ハナアナナス】とのことです。花言葉は「たくわえる」です。これは聞くところによれば、乾燥に備えて水分を体内に貯える性質から付けられたようです。歌人 鳥海昭子さんの短歌は、
       いのちなる力はじけて ハナアナナス
                 花のひとつの 今朝のむらさき
と詠まれています。
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ハナアナナスは平べったい

ピンクの苞(ほう)から

三弁の紫の花を

次々に咲かせます。

花言葉の「たくわえる」ものは、

お金などではなく

「生きる力」に違いありません。

           鳥海昭子


 
※苞(ホウ)とは、ワラなどで包んだ品物(ツト)とのことで、包葉をいうそうです。
 なお、明日30日の誕生日の方へ!
30日の誕生日の花は、ゴマノハグサ科の【カルセオラリア】別名、巾着草とのことで、花言葉は「助け合い」とのことです。
鳥海昭子さんの短歌は、
          お守りを入れし巾着の形して
             カルセオラリアふくらみにけり
と詠まれています。
        
 

今治から息子が・・・・。

2006年01月27日 | ふるさと 他
 今朝の奈良・田原本は、きつい霜です。
 午前8時の気温はマイナス2度、天候は晴ています。いつもの冬ならヒヨドリがやかましく鳴くのですが、年末頃から全く姿を見せません。また、スズメもいないのは何処へ行ってしまったんだろうか?。

 昨日の朝、PCを開くと愛媛県今治にいる次男から、「2月帰省する予定だったが休み取れないので、今日車で帰る」との短いメールが入っていた。
 時間を書いていないため心配していたところ、夕方無事帰ってきた。聞くと、今治から高速松山道~徳島道~鳴門淡路道~津名港からフェリー~泉佐野港から転勤前の職場に立ち寄って帰ったとの事。車の運転と聞くと本当に心配する。

 自分も車で帰省した。剣山麓の木屋平村の時も、今の徳島市川内町も、元気だった親は、さぞかし心配したことだろう。心配をかけた事が、母が認知症になった今になって気付くという馬鹿人間で情けない。この気持を伝えたくても、今の母には届かななくなった。

 さて、今日の誕生日の花は、ミカン科の【キンカン】で、花言葉は、「思い出」との事です。歌人 鳥海昭子さんの短歌は
         思い出は不意に輝きキンカンの
                たわわなる木を見上げていたり
と詠まれています。

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「思い出」というものは、

何かのはずみに不意に

よみがえり胸を一杯にします。

気がつけば

たわわに実った

庭のキンカンの木を

眺めていたのでした。

鳥海昭子



70日ぶりに逢う母と、今日の花

2006年01月11日 | ふるさと 他
  奈良・田原本の天気は曇りです。気温は午後1時8度Cです。昨日は70日ぶりに母に逢いに妻と一緒に帰省した。冬季の気候急変を考えスノータイヤを付け、早朝出発したが通常1時間弱で泉佐野港に着くところが慎重に走った為か1時間10分を要した。
 午前6時40分出港のフェリーは晴天の大阪湾、関西空港連絡橋の下を通過し空港南端を西に淡路島津名港を目指して航行した。
 後方を望むと出港した泉佐野港近くのゲートタワービルが、昇る朝日で逆光になり塔のように長いシルエットを見せていた。


 進行方向右方遠くには明石海峡の大橋が朝もやの中見えているものの、安物のデジカメでトライするも姿を捉えること出来なかった。やむなく手前に見える淡路市東浦町所在の「世界平和観音像」を写したが、高さ100㍍もあり、首の所には展望室があって大阪湾を見渡せるとのことです。
これは、 フリーの観音像写真を拝借したので、理解を深めてもらうため掲載しました。

 約95分の航海で津名港に。赤灯台すれすれで港内へ入り船尾接岸のため後進を始める。理由は、泉佐野港で船首から車を載せているため船尾から車を降ろさなければならないからです。
 ゲートが見えるところに船尾を着けるのです。徳島まで鳴門大橋や鳴門海峡の絵も載せたいところですが、奥方はめっぽうメカに弱い為、走行中撮ってもらえません。高速バスを使わない限り掲載不可能なのです。(笑)

 
 母の家に着いたが母はベッドで休んでいた。母に近づき「しんどくない?」と声をかけると、眼を見開き、「○○○○遠いところ来てくれたん!」と名前を間違えず言ってくれたのには先ず安心した。
 実の親以上に永く一緒に暮らしてきた姉は「まともに話してもすぐ忘れるんよ。世話するのもしんどいけど、される方も辛いみたい」と祖父のほか姑(舅)3人と暮らしてくれた姉は話したが、優しい姉に感謝する適切な言葉は見つからなかった。 
 さて、今日の誕生日の花はラン科の胡蝶蘭とのことで、花言葉は「幸福が飛んでくる」とのこと。飛んで来なくてもいいから普通の速さで来るなら来てもらいたいものです。 歌人 鳥海昭子さんの短歌は

       真っ白な花を連ねる胡蝶蘭
              鏡開きの今日を浄(きよ)める
と詠まれています。コメントは画面上で流します。


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1月11日は鏡開きです。

伝統的な正月の行事や風習に

なじまない洋ランですが、

祝い事や改まったときの花として

贈られることが多いようです。

縁起がいい花ことばです。

           鳥海昭子


 

宇陀の冬と、誕生日の花(短歌)

2005年12月21日 | ふるさと 他
  奈良・田原本の天候は晴、朝7時の気温は0度cでした。この天気も夕方から急変し降雪するとの予報だがどうなるやら。 先日、宇陀郡菟田野町へ墓参りに行ってきたが、日陰のところには雪が残っていた。この山間地も1月から宇陀市菟田野区に変わるそうで、なんかしっくりしない。私は今まで通り【宇陀郡菟田野町】のままで良いと思うのだが、この様に思うのは自分だけなのだろうか。

いずれの写真もマウスオンして下さい。
 家の裏山を歩いてみると、4~5個生っている柚子の木の近くに赤く熟れた野イチゴがあった。食べると甘酸っぱく子供の頃に競って採って食べ、嬉しく楽しい想い出を持てた自分は、なんと幸せな時代に育ったんだろうと感謝せずにはおれない。 やはり田舎や自然は人の心を癒してくれるものである。

ケヤキの種は枝の先端の小さな葉の付け根に付いて、冬になると枯葉が付いたまま枝先から折れ、風に吹き飛ばされてゆくそうです。
 さて、今日の誕生日の花は、ニレ科のケヤキだそうで、花言葉は【重厚】とのこと。また、鳥海昭子さんは
        村を守る藁の大蛇(おろち)をからませて
                      天にそびゆる欅の大樹 
と詠まれ、コメントとして「ふるさとの村の入り口にケヤキの大樹がそびえ立っています。正月7日の朝には村中の人が集まって、ワラで作った大蛇をその大樹に巻きつけて村を守る神事があります」と述べています。 

誕生日忘れていた・・・・妻

2005年12月04日 | ふるさと 他
 奈良・田原本午前9時の天候は、小雨で気温5度C弱、肌寒い朝です。昨夜は恒例の自治会班長会議があったが、早く寝る癖がついているのか眠たくて困った。と言うのも、議題が「歳末助け合い運動の募金の依頼」についてのみであつたのも原因かな・・・。

 妻は2日で61歳を迎えた。その日は仕事で午前6時30分出勤だが、「今日、食欲無いから何も作らんといて」と言う。私は、自分の誕生日なので気を遣っての発言と思い、「お前の誕生日やで!」と言うと「ワァーーそうなんや!」と言ったかと思うと「コリャアカンワ」と大笑いして出勤した。

 今でこそ誕生祝いなどと、やかましく言っているが、自分の子供の時はどの家も誕生祝いなどしている家庭は無かったし、やってもらった記憶もないから仕方ないのかも。 
 ちなみに、2日の誕生日の花は、ベニマンサク科の【マルバノキ】だそうで、花言葉は(早熟)とNHKのカレンダーには書いていた。今日、4日はツバキ科の【山茶花】で花言葉は(謙譲・理想の恋)だそうな。拙い文だけでは寂しいので、昨日3日の花である【葉ぼたん】(我が家の貧弱な葉ぼたんらしきもの)があるので載せます。 

            
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3日の誕生日の花【葉ぼたん】
貧弱なのでお恥かしい
ちなみに、花言葉は祝福・
愛を包むだそうです


徳島 木屋平村の柚子!

2005年11月14日 | ふるさと 他
 母の実家から柚子を送っていただいた。毎年この時季には決まって送ってくれ、酢を搾ったあとの皮は佃煮にしている。私は子供の頃から刺激のある生姜、山椒、唐辛子、茗荷等が好きで、中でも8月13日に紹介した【オランダセンニチ】のおひたしと、柚子の皮の佃煮が大好物なのですが、変でしょうか。
    
 この二品を結婚したての頃、妻に食べさせたところ、「なんでこんな物うまいん?」と不思議がり、私の味覚にあきれていた様であったが、今では私以上に好んで食べている。子供の時に好きでなかった物が、成長と共に好きになるのと同様、食べて直ぐに美味いと分からなくても、味覚細胞が発達し味が分かってくるのでしょうか。冬至のニュースで大量の柚子を浴槽に入れているのを見るが、今流行の「もったいない」と思うほか、「作る身にもなれよ」と言いながら観ている。

 皮は薬味として使用する他、砂糖や蜂蜜漬けにしたり、本県十津川村では柚子の中をくりぬいたところに詰め物をし、蒸して乾燥する【ユベシ】として利用しているが、佃煮として利用していないのは、私的には残念である。
 

 皮の佃煮の作り方を知りたいと、思う人は少ないでしょうが簡単に紹介しておきます。
1 皮に付いている酢が完全に無くなるよう、よく洗う。房は使わないよ。(ポイント)
2 皮の内側のやわらかく白いのを取らず3~4ミリにきざむ。(刃が滑るので注意)
3 きざんだ皮をなべに入れ、頭と内臓を取ったダシジャコを入れ、好みで酒、味 醂、砂糖、戻した干し椎茸(入れる人もある)を入れ、醤油を皮が浸る程度入れ 中火から弱火で焦がさないよう煮詰め完成。(水を入れないことと、焦がさない ことがポイントで、冷めたのが美味しい。冷蔵庫で保存し小出しで使う)
  
  初めて食した方は、直ぐには味が理解できないでしょうが、時々でも続けて食 していると良さが分かってくるでしょう。
 
  最初は作りすぎないよう、試しで少し作って下さい。この佃煮を【ユコウ】と 言っています。調味料は、作る人の好みで良いと思います。私は、ダシジャコ、 味醂、醤油以外は使いません。ハイ!



愛媛のミカンが届く (やっぱり美味しい)!

2005年11月11日 | ふるさと 他
 今日の奈良の天候は、高い雲が空一面覆い、風無く外気温16度Cで、夕方には雨が降るとの予報である。今朝早く宅急便が届いた。転勤の時、携帯電話を荷造りした愛媛今治にいる次男からで、愛媛の温州ミカンを送ってくれたのであった。
              
 奈良から一寸した物を送る時、何処にでも売っている菓子や果物を同梱すると、息子は「今治にも同じ物売ってる」と笑いながら電話してくる。妻は「売っとんの分かってるけど、買うてまで食わへんやろ!」とやり返す。
 可笑しなもので、自分で買うのと、故郷から送ってくれた物とは、同じ物であって同じ物で無いと思うことが出来るのは、故郷に未練持ちながらも親元を離れ、他府県へ出てきた者でなければ分からないのではなかろうか。

 送ってくれたミカンは、本場の物で大変美味しく嬉しいが、早く連れ合いを見つけて、幸せな所帯を構えて欲しいと、つい思ってしまう。「今治になんぼでもおるで!」との電話があることを気長に待つことにしよう。

年祭(法事)で徳島へ

2005年11月01日 | ふるさと 他
午前6時の泉佐野フェリー乗り場              

 祖父が亡くなって30年、父20年の年祭(法事)を、併せて行うとのことで徳島市へ帰省していました。ブロガーの方の中で、ご心配下さった方が居られたならお許し下さい。
              
 「先祖の年祭(法事)は孫子の正月」とも私の田舎では言いますが、悲しさも2~30年も経ると水が地面に滲みこむように薄れ、反対に恋しさや懐かしさへと変わるものですね。
 神事や墓参の後、故人を偲んでの会食でしたが、祖父と父は今回の年祭を、ことのほか喜んでいるように思うのです。天国で二人酒を酌み交わし、飲み過ぎてはしないかと心配している程です。
              
 それは、会食の場所が、去る8月26日ブログ【姪っ子の店はこんなお店です】で紹介した処で、祖父からはひ孫、父からすれば孫夫婦が開いた店を、借り切ってのことだったからです。孫は目に入れても痛くないと言います。ひ孫なら尚のことでしょう。 没後も行く末を心配したでしょうが、孫、ひ孫の頑張りを喜んで見ている姿が浮かんで来ます。

 開店翌日訪問したものの、私の知らない業界のことで、ただ上手くいくよう願うのみでした。経営者である店長(姪のご主人)は、良いスタッフとお客さんにに恵まれ、永年の経験から経営に自信を持てた様です。言葉数少なくて、お酒呑めない実直な店長のお店は、【魚榮】と書いて(さかえ)と読みます。 


 【徳島市の皆さん、一度立ち寄って下さい。昼は飲食店、夜間は居酒屋をやっています】

 erierisukesukeさん、 ふじさんTB貼らせて頂きました。(笑)