ノブトの平凡日記

備忘録として気が向いたとき更新しています。

「頑張って!」と言っては、酷でしょうか・・・・・

2011年03月18日 | つぶやき
 奈良・田原本は晴天ですが、温度計は9度で肌寒い金曜日となっています。東北地方太平洋沖地震以後、被災者の皆さんの事を思うと、ブログ更新の気力が出ませんでした。いろいろと記したい事はあるのですが、軽々には書けそうにありません。
 これからも西日本に被害をもたらすと思う大地震発生の可能性が高いと言われているため、心配の余りにその備えとして買い溜めをし、品不足状態になり被災者の方々にご迷惑をかけているのかも分かりません。奈良・田原本のスーパーマーケットでも電池の棚には商品が見当たりません。一番困っている人の事を考え、日本人としての誇りを持って生活をしょうではありませんか。

 神戸・淡路大震災の時、阪神電車が御影駅まで走り始めた時、見舞いに行ったのですが、車窓から見える倒壊してしまった家屋や、屋根全面ブルーシートに覆われた景色に自然と涙が出た事を思い出します。今回の地震や津波での被害は史上最大の被害で、何と言って良いか、発する言葉が見つかりません。
 ただ、避難場所でご苦労されている方が、自分より弱い立場の人に気遣ったり、寒く物資が不足しているにも拘わらず謙虚で礼儀正しくされている方々を見るたび、「日本人として生まれた事」を誇りに思いました。また、東京都内の停電による混雑でも、列を乱すことなく長時間も整然と電車を待つ人々にも心を打たれたノブトです。

 でも、このドサクサを良として詐欺をしようとしたり、火事場泥棒の様な窃盗事件も発生しているとの報道もありましたが、同じDNAを持った人の行為とは思いたくもありません。この様な時に、何故この様な犯罪を出来るのでしょうか。その人がいくら困窮していたとしても許されるものでない事を自覚して欲しいものです。今朝、どのテレビ局かは忘れましたが、北海道出身で歌手の松山千春さんのコメントが心に残りました。それは、
  
 【知恵ある者は知恵を出して、
    力ある者は力を出して、
      金ある人は金出して、
        何も出ない者は元気を出そう】

という内容であったように記憶していますが、ノブトは何も持ち合わせてないので、僅かの小遣いを持って郵便局へ行くこと位しか出来ませんでした。被災地の皆様、すべての国民が我が事と思って過ごしている事をご理解下さい。頑張っている方に「頑張れ」と言うのは酷でしょうが、冬が過ぎれば春が来るように平穏に過ごせる日は必ず来ます。心一つにして皆で歩いて行きましょう。

 冒頭の写真は、庭の梅(白加賀)がやっと咲きましたが、一昨日一羽の小鳥が居間のガラス戸に衝突した後、フラフラしながらこの様に停まったところです。脳震盪を起こしたのか、横を電車が走っても飛び立てませんでしたが写真を撮ると飛んで行きました。まるで自分を見ているようでした。(笑)


奈良で見た徳島・木屋平の記事と、近鉄電車

2011年03月05日 | ふるさと 他
 3/2~5日の讀賣新聞の奈良版に「地方を生きる」と題して、ノブトの誕生の地でありブログにも何回となくUPしたこともあります「徳島・木屋平」の記事がありました。懐かしくあり、また、悲しい気持ちになりましたが備忘のため、その記事をリンクしました。興味ありましたら日付をクリックしてご覧ください。
3月2日付~お年寄りの足“出動
3月3日付~命運び、互いに信頼
3月4日付~身の丈運営 地道に
3月5日付~「老々送迎」平均60歳 
 ノブトが育ったところは、このように超過疎地域となってしまいました。因みに、村内を北方の吉野川へ向かって流れる穴吹川は、剣山を源とした清流として名高い川なのです。清流と言えば高知県の四万十川と思いがちですが穴吹川こそ、四国一の清流であることを憶えていて欲しいと思っています。
 

 タイトル下欄のこの電車は、近鉄・田原本線を走っている新王寺行きの後ろ姿です。二両編成で1時間に上下各3本走っている田舎の電車です。「一月行って、二月は逃げて、三月去って」とよく言われますが、新年を迎えたと思ったら早くも3月5日です。皆さん、お変わりありませんか。
 
 この電車は朝5時18分から午後11時21分まで運行していますが、日によっては全くといってよいほど気にならない日があります。時には「今日電車走ってるか?」と家内に尋ね、「走っとると思うで!」と言う会話をする時があり、慣れとは恐ろしいものです。正にボケ老人夫婦の会話をし日を送っています。(笑)
但し、自動車の走行する音には電車と異なり耳触りを敏感に感じているノブトなのです。
 これは新王寺発、西田原本行きです。