ノブトの平凡日記

備忘録として気が向いたとき更新しています。

隠れていた茗荷と、誕生日の花

2006年09月29日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は晴れています。気温は17度少しで肌寒く、油断すれば風邪をひきそうです。どんな病気も大変ですが風邪は万病のもとと言われます。お互い気をつけましょう。

 これは土付きの茗荷です。「馬鹿!!生姜に見えへんでぇ」と言われそうですね。(笑)
庭の茗荷も出なくなり、葉が見苦しくなってきたので鎌で刈り取ったところ、見つけた茗荷です。混み合った葉の下に隠れていたため、色、形ともに美しく立派だったのでアップしました。この茗荷を見ると、母親に「子供が茗荷を食べると馬鹿になる」と言われながらも食した為でしょうか、親の言うことを聞いておけば良かったと反省している「ノブト」です。

  さて、今日の誕生日の花は、サボテン科の【ゲッカビジン】です。
  花言葉は少し変と思いましたが「ただ、一度だけ会いたくて」だそうです。
「一度だけ会いたい」と言う事は理解に苦しみます。会いたいという気持は、何度も会いたいという感情があるからなのではないでしょうか。「一度だけ見てみたい」なら「ノブト」は理解できるのですが・・・。(よくわかりません!)
 なお、この「月下美人」の名前の由来については、昭和天皇が皇太子時代、台湾を訪問されたとき、隣にいた台湾総督にこの花の名前をお尋ねになったところ、総督が 即座に「月下の美人です」と答えられたことから付いたとの説明がありましたが真偽の程は分かりません。歌人 鳥海昭子さんは、
     いまか咲く今か動くと待つ声に
                 月下美人は囲まれて咲く
と、詠まれています。

{天理でお世話になったTAYASUさんの誕生日の花でしたね。元気にされていますか?}

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夜に咲いて、

数時間のうちにしぼんでしまう

ゲッカビジンの花は

なかなか見ることはできません。

きょうこそはと、

家族みんなで蕾を囲んで

息を詰めるように

見つめていました。

        鳥海昭子



取り忘れた山椒の色付きと、誕生日の花

2006年09月27日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は雨も上がり太陽が姿を見せています。今の気温は20度で、しのぎ易くなりましたが皆さん、お変わりありませんか。気温の変化に身体は即応しないので、健康管理にお互い注意しましょう。
 近辺にいる百舌鳥は、未だ縄張りが決まってないのでしょうか、今朝も早くからけたたましい鳴き声が聞こえる田原本です。また、最近になって時々ヒヨドリが姿を見せるようになりました。

  これは庭の山椒の木に残っていた実です。紅葉のように綺麗な色付きに感動しました。人工的な色付けと異なり微妙な色に感動させられました。皮の下には黒光りする種があるのですが、1~2個剥いて写せば良かったのにと反省しています。

    さて、今日の誕生日の花は、マメ科の【ハギ】で花言葉は「思い・清楚」とのことです。
 ハギについてNETで見てみますとハギという植物は無いそうで、ヤマハギ・ネコハギ・ヤブハギ・コウシラハギ・メドハギ・センダイハギ等々あるそうで、普通ハギと言えば「ヤマハギ」を指すとのことでありました。歌人 鳥海昭子さんは、
      咲き初めし ハギ叢(むら)を縫うしじみ蝶
                    ひとつふたつのもの想いあり
と、詠まれています。鳥海さんのコメントは画像上で流します。

     叢(むら)とは、群がること。また、そのもの。むれ。  (広辞苑参照)
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秋の七草の代表格で、

『万葉集』にも

多くうたわれています。

ハギのまわりをたわむれるように

飛び交うシジミチョウは、

浮かんでは消える

自分の小さな

想いでもありました。

          鳥海昭子


新芽吹く南京ハゼと、誕生日の花

2006年09月25日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか

  この樹は、葉に「イラガ」が発生し何度も刺されるため、8月中頃枝を切り落としたところ、どう勘違いしたか新芽を出した我が家の「南京ハゼ」です。
 南京ハゼは秋になると綺麗に紅葉するのですが、我が家の「南京ハゼ」は栄養状態が良いため紅葉はしてくれず、ひたすらイラガの幼虫の餌となってくれています。私と同じく、少しボケた「南京ハゼ」紹介しました。

  さて、今日の誕生日の花は、オミナエシ科の【オトコエシ】です。花言葉は「野性味」だそうです。
 歌人 鳥海昭子さんは、
       山の家の人訪ねゆく車窓より
                 オトコエシ雪のように咲く見ゆ
と、詠まれています。鳥海さんのコメントは画像上です。

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黄色のオミナエシ(女郎花)に

似ていますが、

オトコエシ(男郎花)は

白くてたくましい

感じがします。

友人を訪ねるバスの車窓から、

真っ白に

咲いているのが見えました。

         鳥海昭子


ラヂオ、携帯で短歌と誕生日の花

2006年09月23日 | 生活一般のこと
  奈良・田原本は晴天で、気温は21度です。お変わりなくお過ごしでしょうか。季節も移り、秋分の日の朝を迎えました。年内の24節気はあと寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至を残すだけとなりました。

 去る18日敬老の日の夜であったと思いますが、「敬老の日」にちなんで、携帯電話のメールで募集した短歌を紹介している「携帯で短歌」という番組を聴いていました。その中で、孫が祖父を思いやる短歌がが私の心に留まり、メモしていたので敬老の日は過ぎ去り、遅まきと思いますが紹介したいと思います。この句に対しての感想や批評等の紹介は割愛したいと思います。

         耳遠い じじいの横で そっぽ向き
              長生きしろよと そっとつぶやく

  さて、今日の誕生日の花は、ヒガンバナ科の【ヒガンバナ】で、花言葉は「再会」とのことです。このヒガンバナについては、9月19日「咲き始めた庭の彼岸花と、今日の花」で少し書きましたのでご覧頂ければ嬉しいです。歌人 鳥海昭子さんは、
      あかあかと彼岸花咲く畦道で
                 こんど会う日の 約束ありき
と、詠まれています。

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秋のお彼岸のころに咲く

ヒガンバナは

曼珠沙華という

すてきな別名もあります。

ヒガン花の咲く道で、

「再会」を願いつつ

別れを惜しみました。

遠い日の記憶です。

        鳥海昭子


色づき始めたブラインドの葡萄と誕生日の花

2006年09月21日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は晴れています。気温は22度、湿度が少なく清々しい朝を迎えました。昨日、ご承知の通り自民党総裁に安倍さんが選ばれました。早くも脳の後進の中国・韓国が次期総理の行動をけん制してきている。
  自国に対しての意見は声高く「内政干渉だ」とほざくが、まだ総理大臣にもなってないうちから、臆面も無く日本に対してけん制して来る中・韓に腹が立って仕方ない。脳の皺の少ない者に対して言っても仕方ないだろうが、「少しは成長せよ」と言いたくもなる。今日の誕生日の花「ノハラアザミ」の花言葉も、日本をいつまでも敵視する中・韓の輩にくれてやりたいものです。
 誤解されては困るが、「ノブト」は右翼も左翼も大嫌いであることを申し添えておきます。

  これは、去る6月18日投稿したブラインドの葡萄の今の姿です。季節の移ろいに合わせ、色づき始めた葡萄です。「淀みに浮かぶ泡沫」のように季節は一時も立ち止まってくれないですね。あと3月で今年も終わりを迎えますが、健康に留意しながら頑張りましょう。

  さて、今日の誕生日の花は、キク科の【ノハラアザミ】です。花言葉は、「心の成長」とのことです。ノアザミとノハラアザミがあることを初めて知りました。歌人 鳥海昭子さんは、
      朝靄に浮き立つ畦のノハラアザミ
                  ひとかたまりの力なりけり
と、詠まれています。

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ノアザミが春から夏に

花を咲かせるのに対して、

よく似たノハラアザミは

夏から秋に花をつけます。

畦道にかたまっている

ノハラアザミに

力強いものを感じました。

鳥海昭子


咲き始めた庭の彼岸花と、今日の花

2006年09月19日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は先程まで小雨が降っていましたが、今は曇空で気温は25度となっています。また、湿度高く蒸し暑い日となっていますが、皆さんお元気でしょうか。
  台風13号は関西地区からそれたため、これと言った被害も無く良かったですが、「ノブト」は、もう少し東を北上すると予測していました。まともに関西を通過すれば甚大な被害が出たのではないかと思っています。

  これは我が家の庭の茗荷の間から出て、咲き始めた「彼岸花」です。彼岸に合わせて咲く賢い花ですね。球根を数個植えていたところ、毎年彼岸が来たことを知らせてくれています。
 「ノブト」が小学校低学年頃だったと思うのですが、毒があるという彼岸花の球根を母が何度も水で晒して団子にし、囲炉裏の火で焼いて食べさせられた事がありますが、まずくて1個も食べることが出来なかったのを思い出しました。
 農山村で百姓なのに、どうしてこのような物まで食べなければならなかったのか。
 尋ねたい母は認知症が進行し、全く言葉を発しなくなり尋ねる術がありませんが、多分「食うもんが無かったけんな」と答えるのではないでしょうか。

  さて今日の誕生日の花は、オミナエシ科の【オミナエシ】で、花言葉は「はかない恋・親切」とのことです。この花の名前の由来は、美女も圧倒する美しさという意味の「おみな圧し」からきているという説や、小さな黄色い小花が女性の食べていた粟飯=「おみな飯」に似ている事から名付けられたのだとか諸説があるようです。
 歌人 鳥海昭子さんは、
          儚くて深い思いの女郎花(おみなえし)
                   花の黄色の揺れ止まぬなり
と、詠まれています。鳥海さんのコメントは画像上で流します。

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秋の七草の一つ、

オミナエシが黄色い花をつけて

風に揺れています。

花言葉は

「はかない恋」ですが、

その思いは深く、今も続いて

いるに違いありません。

鳥海昭子


縄張り宣言する百舌鳥と今日の花

2006年09月17日 | 生活一般のこと
  奈良・田原本は晴れています。気温は25度です。大型で風雨が大変強い台風13号は北上中で、多少の影響は受けそうです。みなさん、侮らず早目の準備をしておきましょう。
           (デジスコ写真フリー画像借用)
  これはご存知のモズです。今年も8日にモズが縄張り宣言する、けたたましい鳴き声が聞くことが出来ました。
 この4~5年なんとなく観察記録したのを見ると、早い年で9月2日(2002年)、遅い年で9月18日(2001年)で、今年の初鳴きはその中間でした。あまり興味は無いのですが、気付いた自然の変化を記録して後で見るのも楽しいものです。
 退職直前から、東京・高橋書店の「№68 10年卓上日誌・価格3000円」をつけていますが日誌の書く欄は3行で、時折忘れるものの筆不精な「ノブト」でも6年も続いています。(笑)

    さて、今日の誕生日の花は、ツユクサ科の【ツユクサ】です。花言葉は「尊敬・懐かしい関係」とのことです。
 このツユクサは、農村出身の方なら雑草引きでもなかなか枯れず、直ぐ根を出すという厄介な雑草であることはご承知でしょう。
 今でこそ、この様に悠長なことを言っていますが、農家にとっては厄介な雑草であるという点も知って欲しいものです。歌人、鳥海昭子さんは、
       つつがなき幼馴染と会えた日の
                 午後の露草すなおにしぼむ
と、詠まれています。「すなおにしぼむ」と詠まれていますが、しぼんでも枯れずに直ぐ根を出すのを知って下さい。鳥海さんのコメントは、画像上で・・・。

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夏から秋にかけて、

早朝に花開き、

午後にはしぼんでしまう

ツユクサの花。

日が傾いて

しぼんだツユクサを見て、

久々に会った幼なじみとの

楽しい時間を思い出しました。

         鳥海昭子


海の釣堀のウキと、誕生日の花

2006年09月15日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は晴れていましたが雲が出てきました。午後2時の気温は29度で、少し動いただけで汗が出てきます。台風13号も日本上陸を狙っている気配ですが、韓国・朝鮮・中国方向へ進むよう祈っています。

  これは海の釣堀の中の「ノブト」のウキです。昨日、元の職場の友人に誘われて三重県迫間浦へ釣行してきました。海面下8メートルのところに餌を付けた釣針があるのです。ウキを中心とした同心円の僅かな波紋が分かるでしょうか。集中するとこのような発見もあるのですが、デジカメで遊んでいる「ノブト」を見れば、どの様な釣果であったかは容易に推測して貰えることでしょう。(笑)   
 釣れるのも釣りなら、釣れないのも釣りなのです。結果が全てではあーりません。しかし、10キロに近い鰤もいるのですが、またもや逢えませんでした。

 さて、今日の誕生日の花は、イネ科の【ススキ】で、花言葉は「活力」です。ススキを刈り取ったり、草引きを手伝った農村出身者なら、この花言葉は身体が理解しているように思いますが、どうでしょうか。歌人 鳥海昭子さんは、
       皓々(こうこう)と 月渡りゆく すすき原
                  折々白き 波たたせつつ
と、詠まれています。鳥海さんのコメントは画像上で流します。


    ※ 皓々とは、しろじろと明るい様子 (岩波国語辞典)

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月明かりに映し出された

箱根の仙石原にある

ススキ原の美しさが

忘れられません。

風に揺れるススキが、

波立つように

白く光っていました。

        鳥海昭子


植付けを知らせたワケギと今日の花

2006年09月13日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は小雨が降り続いています。9時の気温は19度で、体調管理に気を付けないと風邪を引きそうです。皆さんも体調管理に注意して下さい。

 これは葉を伸ばし始めたばかりのワケギです。プランターで充分立派なのが出来るので毎年作っていますが、約1週間ほど前に植えたものです。物置の網袋の中のワケギの球根が、芽を伸ばし始めているのに気付き、少し早いかとも思いながらもワケギの意思(?)に従い、植えたところこのようになりました。時期が来れば芽を出し、「植えろ」と知らせる自然の不思議さに驚きます。
 また、春の柿の枝を見て、秋に熟する柿の実となる蕾が、伸びた若枝に付けているのを見た時です。2シーズン先のことを準備している姿を目にした時、見習わなければと反省する「ノブト」です。

  さて、今日の誕生日の花は、キキョウ科の【キキョウ】で、花言葉は「変わらぬ愛・気品」です。歌人 鳥海昭子さんは、
      次に咲くその次に咲く蕾もち
               キキョウむらさき凛として立つ
と、詠まれています。鳥海さんのコメントはいつもの様に画像上で流します。

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キキョウは

秋の七草の一つですが、

夏の暑い盛りに花が咲きます。

蕾をいくつも抱えながら咲く

紫色のキキョウの花は、

花ことばの

「気品」

を感じさせます。

         鳥海昭子


そば米と、誕生日の花

2006年09月11日 | 花・園芸・趣味・嗜好ほか
  奈良・田原本は曇っています。気温は22度で肌寒い感じもしますが、皆さんお変わりありませんか。「ノブト」は暗夜に霜が落ちるが如く、極めて静かに日を送っております。
  今日の誕生日の花は「ソバの花」となっていますが、「そば米」について少しお話します。

 これは、私の故郷徳島から取り寄せている「そば米」で、1袋480㌘入りが525円です。米の出来ない山村でのソバの栽培は、畑のほかアフリカ等の焼畑農業と同じやり方で作っていたのを思い出します。即ち、そばは痩せ地でも充分出来たのです。
 その実を茹でて乾燥し、皮を取った物が「そば米」です。今では健康食品と騒がれ高価になっていますが、私の子供時代は盆正月以外、俗に言う雑穀で大きくなったのでありんす。(笑)
 今思いますに、当時の私の生活レベルを都会暮らしの人に比べると、比較に値しないほどハイレベルで、高価な優良健康食品を毎日摂っていたことが分かります。(ホンマカイナ?)
 この「ソバ米」を、放し飼いした鶏のだし汁で、ニンジン・椎茸・豆腐・ネギをふんだんに入れた具沢山の汁を、時には山で掘った自然薯のトロロと共に食していたのですから・・・・。心身とも健康なのは、子供時代の食生活が培ったものなのではないでしょうか。(負け惜しみかーぁ?)

  でも、麦飯でなく白いご飯も食べたかったなーぁ! (笑)
  さて、今日の誕生日の花は、タデ科の【ソバ】です。花言葉は「あなたを救う」ですって!!
 今までの花言葉の中でピッタリです。終戦直後から本当に救われたのですからね。この花言葉は「座布団3枚」以上です。歌人 鳥海昭子さんは、
       山畑の雪降る前のソバの花
               祈りのような白さなりけり
と、詠まれています。鳥海さんのコメントは画像上でどうぞ。

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蕎麦どころといわれる地方では、

真っ白いソバの花が

一面に咲きます。

私にはこれから来る

厳しい季節の無事を

祈ってくれているように

思われるのでした。

        鳥海昭子

  ソバの実が熟した姿です